秋のトレンドカラー「赤」は猿のお尻の赤?
POPSUGAR Inc.がグローバルファッション検索サイト「SHOPSTYLE」上で2015年秋に検索されたトレンドカラーに関するキーワードの検索データを公開
2015年秋は「赤」が全体の40%を占める!
秋冬にかけてさらに赤のシェアが増えていくと予想される
昨年よりも赤のシェアがアップ!秋冬で今後も増加か。
POPSUGAR Inc.(以下「POPSUGAR Inc.」)がグローバルファッション検索サイト「SHOPSTYLE」上で2015年秋に検索されたトレンドカラーに関するキーワードの検索データを公開した。
「SHOPSTYLE JAPAN」内の検索キーワードの中で、色に関するキーワードのみを抽出し、昨年の同時期と比較した結果、2014年は「オールホワイト」のトレンドなどもあり、圧倒的に白が人気であったが、2015年は白の検索数が10%台まで下がり、赤が一番大きなシェアを占めている。秋冬にかけて、より濃い色が着られるようになり、赤のシェアはもっと増えていくと予想される。
赤の検索数が増えている理由には、70年代、フォークロアなどのブームにより、レトロなカラーや差し色カラーとして人気なことが挙げられる。また、PANTONEの発表した2015年の流行色「マルサラ(ワインレッド))が取り入れられるという理由もある。その中で、自分好みの濃さのボルドーやマルサラを探す為に「赤」というキーワードで検索しているのではないかとも考えられる。
今年はファッションの世界だけでなく口紅や車、家電でも同様に赤系色のトレンドが顕著に見られる。景気が回復基調になると赤が流行るというデータがあり、1950年代の戦後間もない復興期と、80年代後半のバブル期に赤が流行った。2015年秋のトレンドカラーが「赤」なのは景気回復の兆しなのだろうか。
また、来年2016年は申年だ。猿のお尻が赤いことにちなんで、申年に赤い下着を身に着けると健康になれるといった言い伝えが日本各地にあり、巷では赤のアンダーウェアを推すお店も増えているようだ。これも日本での赤のトレンドに拍車を掛ける要因になるかもしれない。