佐川とAmazonが導く仕入れ革命!国境が消える?

ECのミカタ編集部

佐川に窓口一本化で業務効率UP!

SGホールディングスグループの佐川急便株式会社(以下、佐川急便)は、中国から輸入した商品をAmazon.co.jp(以下、Amazon)の物流センターに納入している事業者向けに、納入にかかわるすべての業務をワンストップで行うサービスの提供を開始したと発表した。現地サプライヤーの荷受けから、検品・ピッキング・配送ラベルの発行・貼付・通関・国内配送等、すべての業務を佐川急便で担うことになる。

佐川急便はかねてから国内にある9か所のAmazon物流センターへ配送を行っており、今回のサービス提供は、中国から商品を輸入している出品者が抱える”中国から国内のセンターへの配送”という課題に対応したものだという。

具体的なサービスは、SGホールディングスグループの現地法人である保利佐川物流有限公司(以下、保利佐川物流)とSGHグローバル・ジャパンが担う。保利佐川物流は、商品の荷受けから検品・ピッキング・配送ラベルと佐川急便国内荷札の貼付・仕分け・梱包・輸出通関を行い、SGHグローバル・ジャパンは輸入業務を担当する。国内配送を含めた入荷までの業務を一括してSGホールディングスグループで請け負うことで、窓口か一本化され、リードタイムの短縮とともに業務効率の向上を実現できるという。

越境ECが注目を集めており、日本メーカーが国境を越えて販売する流れができているが、今回の動きは海外メーカーの日本への仕入れのコストが軽減されて、ボーダレスになりつつあるということだろう。日中どちらのメーカーにとっても同じ土俵で戦う時代が差し迫っていると言える。


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