ソニーが北米における電子書籍事業からの撤退を発表
日本やヨーロッパでのサービスは継続
2014年2月6日、ソニーのアメリカにおける子会社であるソニー・エレクトロニクスが、電子書籍ストア事業である「Reader Store(リーダー・ストア)」について、アメリカとカナダの北米市場から3月で撤退すると発表している。
ただし、撤退するのはあくまで北米のみで、日本やヨーロッパでのリーダー・ストアのサービスは継続させていくとのこと。
既存ユーザはKoboに移行させる方針
リーダー・ストアの北米におけるサービス終了後の既存ユーザへのサポートに関しては、ソニーはKobo(コボ)に移行させるとの方針を示しており、専用端末からのアクセスに関しても、Koboでの取り扱いのない書籍を除き、移行後も再ダウンロード可能になるとしている。
また、対象となるユーザには、Koboへの移行方法などに関する案内メールがソニーから送られるとのこと。
なお、今回の発表に関しては、ソニーのパソコンやテレビ事業に関するリリースと同じタイミングとなっていることから、不採算分野に対する事業整理の一環ではとの見方も出ているという。