200万会員のマレーシアECモールとトラコス提携

ECのミカタ編集部

マレーシア最大のECモール運営企業と資本・業務提携

トランスコスモス株式会社(以下、トランスコスモス)は、マレーシア最大のECモール「Lelong.my」の運営企業であるINTERBASE RESOURCES SDN.BHD.(以下、INTERBASE)と資本提携(出資比率35%)したことを11月24日に発表した。

トランスコスモスは、創業の1966年以来、アジアを中心とする世界25カ国・154の拠点で、企業のコスト削減、売上拡大の支援などを行っているが、
世界規模でのEC市場の拡大にあわせ、優良な商品・サービスを世界36カ国の消費者に届けるグローバルECワンストップサービスを展開している。

INTERBASEは、ECモール「Lelong.my」を主力事業として運営。「Lelong.my」は、オンライン店舗構築からマーケティングサービス、決済サービスなど、プラットフォームサービスをワンストップで提供するショッピングモール型ECサイトで、店舗数6,500店、登録会員数約200万人のマレーシア最大級のECモールとなっている。

トランスコスモスは、今回の資本・業務提携により、これまで培ってきた「グローバルECワンストップサービス」のオペレーションノウハウをINTERBASEに導入するとともに、トランスコスモスの商品・サービスを、マレーシア市場に提供していく。また、マレーシアのEC市場をリードしてきたINTERBASEがもつ事業基盤と、トランスコスモスのオペレーションを融合し、ASEAN市場にEC進出する企業を支援するなど、ASEAN地域でのパートナーとして、幅広く連携していく方針。

今回の資本・業務提携について、INTERBASEマネージングディレクターのリチャード・タン氏は、「トランスコスモスのグローバルECワンストップサービスのノウハウを導入することで、私たちのお客様企業やパートナーに、より質の高いサービスを提供できるものと考えます。また、両社の豊富な経験とECマーケットにおける優位性で、今後もマレーシアEC市場を牽引していきたいと考えております。」と語っている。

トランスコスモスは、中国、タイ、ベトナム、フィリピン、韓国など、アジア各国で、次々と最大規模のECモール・ECサイトと資本・業務提携し、サービス提供の場を広げている。特に日本からの参入企業も多く、注目を集めた中国の11月11日「独身の日」においては、トランスコスモスがサービス提供する企業のEC取扱総額が約2,200億円に上るなどの成功を収めた。今回は、EC発展が著しいマレーシアのNo.1ECモールとの提携となるが、日本のECグローバル化をサポートするトランスコスモスの勢いは、まだまだ止まりそうにない。


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