商標権者優先登録から受付開始

GMOインターネット株式会社は自社が運営している、ICANNで公認されているドメイン登録サービス「お名前.com」にて、34種類の新ドメインの取り扱いを始めた。

ICANN（The　Internet　Corporation　for　Assigned　Names　and　Numbersの略）はドメイン名などの割当や管理、ドメイン登録を行う登録業者を公認する権限を持つ、アメリカの非営利団体のことである。新ドメインは2月6日（木）より、まずは商標権者優先登録(サンライズ)の申請受付を開始している。

商標権者優先登録(サンライズ)とは、商標権などの権利を持つ会社などが、権利保護のために社名やサービス名、ブランド名などの商標名を優先的に登録申請ができるものである。優先される期間に申請することで第三者による取得を防ぎ、商標名やイメージの誤認を防ぐことができ、保護にもつながる。

新ドメインとは

ドメインはインターネット上の住所にあたるもので、今まで一般的なドメインは「.com」や「.net」など、22種類に限定されてきた。しかし2008年6月にICANNの理事会において、トップレベルドメイン（ドメイン名の中で最後部に配置される「com」や「net」などの文字列のこと）を導入する際のルールを大幅に緩和する案が承認され、さまざまな文字列のドメインが可能となった。

新ルールによる承認により、順次新ドメインの登録受け付けが開始されており、2013年12月には「.bike」や「.estate」など14種類の新ドメインが誕生。さらに今回、「.club」や「.company」など34種類の新ドメインの取り扱いを開始した。