EC業界News1週間まとめ〜サクッと振り返り♪

石郷“145”マナブ

12/6〜12/12のNewsをギュギュっとまとめました!

 こんにちは~。ECのミカタ編集部 石郷“145” マナブです。
先週一週間もいろんなニュースがありました。
そんな中、忙しくて毎日のチェックができなかったという人もいるはず。
そこで!編集部がセレクトするまとめニュース記事を作成。
これを押さえておけば、先週一週間はもう大丈夫!一週間特に注目された記事は…!

遂に今晩0時!Amazon最大セール・サイバーマンデー
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/7091/

菜々緒のCMも!auショップ2,500店がEC拠点に!
http://ecnomikata.com/ecnews/build/7088/

@cosmeビューティアワード潜入!可憐な木村文乃に酔う
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/7113/

Amazonでお坊さんが呼べる!「お坊さん便」開始
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/7085/


今週は、特に読まれていたのは、これらのニュースでした。
Amazonの勢いのようなものを感じます。サイバーマンデーに関しては、テレビCM、JRの吊り広告でも告知していて、ネットの中の世界の話にさせることなく、国民的なイベント感を出そうとしているような雰囲気ですらあります。ここまですることは、なかなかなかったので、それだけネット通販でものを買うということが、普通の人にとってごく当たり前の話になったことを示す一件のように感じます。

また、生活のあらゆるところに、ネット通販が入り込んでいるのは、Amazonでお坊さんが呼べるというニュースでも明らかです。確かに、このニュースにもある通り、お布施という形で、少し金額としては曖昧な形で、お金を支払ってはいたものの、これはお坊さんにとっては、大事なマネタイズにあたる部分でもあり、いくら包めばいいのか、という部分は、重要。ナイーブな、かつ気を使う部分であったのも事実でしょう。こうやって定額という形をとって、金額を明確にすることはある一定の道筋を、ECが示したことになるだろうと思うのです。日本人が大事にする気持ちという部分においては、無機質な感じもするので、賛否が分かれるところであるだろうと個人的には思う。

また、auショップがEC拠点になるというのは、auショップにあるタブレット端末で、スタッフと一緒にサクッと商品を購入できるという話なのです。ポイントはauショップは、auユーザーの個人情報とお財布を掴んでいるというところにあるように思います。auショップに行ったときに、改めて住所の入力も財布の中身の確認もすることなく、サクッと商品を買えて、勿論それは、自宅なりに送り届けてもらえる、というところになるわけですから。たとえば、機種変更や料金の支払いの時に、この手を使って、良質なお水を定期的に購入する、子会社のルクサにおける、サービスを受けられる、となれば、auとのかかわりが、携帯電話以外でも、継続的に繋がっていくことができる。勿論、良質なものを提供することを前提に、auのおかげで、いい生活をすることができるとすれば、引き続き、他のキャリアに行くこともなくなりますよね。

最近では、全社がiPhoneを売り始め、また、Androidも内容としては、それほど大きな差異がなくなってきている中で、キャリアはその差別化を、それ以外のところに求めなきゃならなくなりました。NTTドコモにおいては、最近、dポイントが携帯電話料金以外でも活用できるとしてみたり、あるいは、ドコモ口座といってドコモの決済を使って、ふるさと納税ができるというサービスを始めています。つまり、新たなお客を獲得する手段に走ることなく、今あるお客様との接点を拡大させることで、携帯キャリアがお客様の利便性の向上や生活スタイルのバリューアップを心がける、という動きは今後も増えそうです。これらは、当然ながら、ECとも今後、密接に関係してくるものと予想されます。

あとは、GREEの動画戦略も気になりました。子会社のピンテという会社が、動画を使った広告ビジネスを開始すると話を聞いて、実際に担当者の方とお話しする機会がありました。いわゆる広告の概念が随分変わってきているんだろうな、という印象です。今までは、テレビ、雑誌に華々しく宣伝をかけるという手段=広告だった。けれど、今では、広告を出す側と一般の人たちとの接点は、ネットという媒体を活用できるようになった。見るものにとっては、もっと身近で、広告を出す側にとっては、低コストのものになり、それが当たり前になりました。ただ、動画を使った広告に関しては、まだそれほど、浸透しているとは言えません。というのは、こうやればいいんだ、というのが示されていないんだと思うんです。この部分に、GREEのグループがどう切り込んでくるのかは、気になるところではあります。

大きな会社ではなくてもいいと思います。むしろ、大きな会社でなくても、広告ができることが、ネットの革命だと思うのです。でも大きな会社ではなくても、きちんとだせる予算で、その予算に見合った動画の広告サービスが、成立させることができるか、そして、提案し、受けられるかどうか、ここは見ものだと思います。思うに、そこに誰かタレントを出演させるといったところで、出演させるタレントを、売れっ子ではない、これからの可能性を持った人にすれば、低コストに抑えられるし、また、その広告がそのタレントの認知をあげるきっかけになる、とすれば、お互いの利害が一致し、過剰にお金を費やすことなく、製作ができそうです。あらゆるところに価値を生む可能性も秘めています。

こういった要素を飲み込んで、GREEがどうやって、その広告動画のあるべき姿を示してくれるのか。そこを来週の火曜日、12/15の14:00から、動画カンファレンスをいうのを、東京・六本木のグリーのセミナールームでやるそうなので、僕もその様子を見てこようかな、と思っている次第です。

ぼくは思うのです。ECにおいてはモールの存在は偉大で、その存在意義も大きい。でも、それだけが全てじゃないような気もします。モールで商売をすると、モールの中における独自の世界があって、そのモールの中での法律や秩序みたいなものがあって、それがすべてのように思ってしまう節もなくはないと思います。よく言われる、広告をかけて売り上げは上がったのに、お金が残らなかったというのも、その世界観の中でしか、物事を見れなかった結果なんじゃないかと思うのです。モールはモールとして、その存在価値が十分にあります。それをフルに活用することはEC業界を生き抜くなかで、大事なことではありますが、インターネットの世界ってもっと広いものだと思うのです。勿体ない。EC店舗はもっと、視野を広く持って、それだけではなく、独自の店舗を伸ばすこともしたほうがいいと思っているのです。EC店舗の力強い意志が大事だと思います。

ふとその外側に出た時、そっちはどうやって、戦略を立てて、お客様を呼び、満足をいただこうかと考えた時に、いろんな戦略が考えられる、きっと、たとえばこういう動画広告だって、有効な手段だと思うのです。勿論、それがすべてとはいいませんが。

 最後に、我々ECのミカタWEBは一般の書店にも、攻勢をかけ始めました!どういうこと?つ・ま・り、実は本を出しました。(http://ecnomikata.com/pr/detail.php?id=7140 )非常によく売れていて嬉しい限りです。宣伝くさくなると僕としても嫌なので……。でも気持ちは同じです。店舗が元気になる、その為にはいろんな支援企業が存在する。だから、店舗の輝きと支援企業の頑張りを伝えることが僕らの使命だと思っています。

 というわけで、先週一週間をおさらいし、次の一週間に繋げる為の「1週間まとめ」、今日はこのへんで。それでは!新しい一週間がさらに輝くものとなりますように。また、来週お会いしましょう!


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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