Amazonなど、お花見から考えるEC店舗の季節戦略
今週は暖かい日が続き、桜が一気に開花中。この週末はお花見予定の方も多いはず。そんな週末を前に、Amazonではオススメのお花見グッズランキングを発表。その他にも、お花見シーズンに役に立つ、おもしろい、おいしい商品やサービスを展開しているオンラインショップを見かけたので、まとめてご紹介!
Amazonでよく買われるお花見グッズ
2016年2月8日~3月7日の間、Amazonマーケットプレイスの「フルフィルメント by Amazon(FBA)」(※)で売れたランキング上位のグッズより、「持ち運び簡単な盛り上げグッズ編」「お花見シーンで役立つアウトドアグッズ編」「桜の下で”ビール”をおいしく飲むグッズ編」のそれぞれ第1位のアイテムをご紹介。(※Amazonの配送システムを活用し、商品の保管から注文処理・出荷・配送・返品に関するカスタマーサービスまで、Amazonの支援が受けられるサービス。「Amazon.co.jpが発送します」という商品の多くがこのサービスを利用している。)
●持ち運び簡単な盛り上げグッズ編 第1位
「BGM付き♪電流ショック機能付き嘘発見器」
指先をセット、質問に対してLEDランプで嘘のレベルを判断、嘘と判定されると軽い電流が流れる。カスタマーレビューの評価は星5つのうち3.1。説明書が英語のみだが使い方は簡単なので問題はない。壊れやすいが、パーティーを盛り上げるには十分といったレビュー感。
●お花見シーンで役立つアウトドアグッズ編 第1位
「ポータブルなアウトドアピクニック用 ガスバーナー」
軽量デザインで、キャンプなどにも持って行きやすいガスバーナ。カスタマーレビューの評価は星5つのうち4.3。格安価格なのに高品質とおおむね好評。お花見用には十二分な働きをしてくれそう。
●桜の下で”ビール”をおいしく飲むグッズ編 第1位
「2015年版 プレミアムモルツ 最新型!超クリーミー泡サーバー(缶専用)」
缶ビールを生ビール風に楽しめるサーバー。この他にも同様のサーバーが上位にランクイン。カスタマーレビューの評価は星5つのうち3.8。他社の物に比べても簡単に、おいしく泡ができるようだ。
以上、Amazonのランキングより。Amazonのレビュー機能は、お花見のような特定シーンでの商品を選ぶ時には特に参考になる感じがする。レビューは購入後、割合時間を空けずに書かれることが多いので、すぐ使うものの場合外れが少ない。また、Amazonの配送であればすぐ届くものがほとんどなので、週末使いたいという急ぎの場合にも、上記のような商品は役に立つのではないだろうか。
お花見シーズンを楽しむ!オンラインショップ
「お花見 通販」でGoogle検索をかけたところ、Amazonの他にも、お花見シーズンに合わせたサービスや商品展開をしているオンラインショップを発見。各店舗工夫をこらしている。
●お酒の通販サイト なんでも酒やカクヤス
東京、神奈川、大阪の該当エリアにて(その他エリアも受付あり)お酒やお茶やおつまみなどをお花見スポットまでお届け。通常通りの注文で、お届け先にお花見場所を設定するだけ!
●アウトドアの通販 エルブレス
お花見のシチュエーションを、ロウスタイル(シートを敷く一般的なお花見スタイル)、ハイスタイル(テーブルとチェアでバーベキューなどにも)、夜桜(防寒グッズや照明器具の準備がおすすめ)の3つに分け、クーラーBOX、テーブル、マット、チェア、ランタン、防寒グッズ、カラトリーから、お花見におすすめアイテムを紹介。
●ワイン通販エノテカ・オンライン
お花見に持ち寄りたい”旬”ワイン、持ち運びに便利なミニサイズ&グッズ、開けてすぐ楽しめるおいしいおつまみ、インドアで楽しむ厳選アイテムの4つのカテゴリーで、おすすめアイテムを紹介。
●オフィス用品の通販サイト「たのめーる」
飲み物・お菓子、雑貨、余興道具、お片づけにの4つのカテゴリーで、おすすめアイテムを紹介。
お花見に必要なものというと、やはりお酒とおつまみ、そしてアウトドアグッズになるようだ。お酒は、大量買い、あるいはパーティーに映える華やかなものが好まれるようだ。その他のグッズとしては、お皿やコップなど使い捨て系の商品と、一方でアウトドアグッズなどはこれを機にその後も使うものという判断基準で選ばれるようだ。
シーズンアイテムは、新規獲得、リピートのチャンス!
お花見など、特定シーンで使用するアイテムというのは、最初から買う気で探すため、また、価格がそれほど高くないものが多いため、探してすぐ購入につながるパターンが多い。扱っている商品で企画可能であれば、シーズンごとのイベントに乗るのは、EC店舗にとって、新規顧客獲得のチャンスとなる。また、そこで購入してくれた人の満足度を高めることができれば、次の購入にもつなぐこともできるのだ。EC店舗には、ぜひ、季節や時事ネタにもアンテナを立てておいて、チャンスを活かしてほしい。