【月刊】News総まとめ、3月はフリマアプリとセール

ECのミカタ編集部

4月になりました。日に日に暖かく、桜もどんどん花開いていき、週末はお花見を楽しまれた方も多いのではないでしょうか。今月より月初めに前月の注目ニュースまとめを始めることになりました。どうぞよろしくお願いいたします!

2016年3月は、フリマアプリが熱い月

 先月注目度の高かった記事というと、フリマアプリ関連の記事。今、日本最大のフリマアプリといえば「メルカリ」。3月の初めには84億もの資金調達を行い、今後、アメリカでの市場拡大を狙う構えだ。また、ヤマト運輸、ファミリーマートなどと提携し、ユーザーの利便性向上にも力を入れている。
 
 そんなメルカリを追いかけるのが、楽天が運営する「ラクマ」。また、アプローチは違うが、Yahoo!Japanの運営する「ヤフオク!」もメルカリを意識しているのが分かる。さらに、早くからフリマアプリ市場に参入していた「フリル」は、ファッションアプリに特化している強みを活かして、独自の取り組みを続けている。

 実は先日、メルカリで取材の機会を得たのが、そこで興味深かったのが、フリマアプリの台頭により、消費者は売ることを前提にしてモノを買うようになっていくという話だ。これはB2CのEC店舗にもダイレクトな影響がある話だ。売ることが前提になると、たとえば、安くてもすぐダメになるモノより、少し高くても長持ちするモノを選ぶようになる。

 上記のように、フリマアプリの台頭は、単体で考えるよりも、消費者の購買心理の変化という視点で見ると、EC店舗もどう動いたら良いかが分かりやすくなるだろう。取材の詳細は後日掲載予定なので楽しみしてほしい。

年度末、大手モールのセールが同時開催

 3月は年度末ということでセールの多い月だが、先日は、Amazon、楽天、Yahoo!、さらにポンパレモールのセール期間がかぶるという状況が起こった。特徴としては、Amazonは質重視、楽天はポイントなどサービス重視、Yahoo!は今年が20周年ということもあり気合が入った一番の長期間セール、ポンパレはバランスを取っていたような印象だ。

 モールでの買い物が定着するにつれ、消費者はセール慣れしてしまう。そこを刺激して購買意欲を持ってもらうためには、ただ安いという以上に、各モールでの特徴が必要になってくるだろう。特にYahoo!は、昨年来セール企画に積極的になっている。年度末のようなセールかぶり、各社の競争が今年度も起こるかもしれない。

 モール出店店舗にとっては直接の影響があることであるし、独自ドメインの店舗にとっても、大手モールのセール期間中というのは、客足に少なからず影響がある。自社の施策を考えるにあたって、まずチェックすべきポイントだろう。

2016年3月の人気記事ベスト5

 先月よく読まれた記事をランキング形式で、5位まで紹介する。先月のおさらい、そして今月のスタートダッシュにつなげるためにも、ぜひ一度振り返っていただきたい。

1位 【比較してみた】メルカリ、ラクマ、フリル 各社の戦略
https://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8326/

2位 【速報】Amazon・楽天に続きYahoo!もきた!三つ巴セール
https://ecnomikata.com/ecnews/build/8402/

3位 Yahoo!、Google、LINE、3.11にアクションを。
https://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8288/

4位 【速報】Amazon・楽天に続きYahoo!もきた!三つ巴セール
https://ecnomikata.com/ecnews/build/8402/

5位 【速報】メルカリユーザーに朗報!配送はファミマでOK


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