歩くだけでポイント貯金、DeNA×ドコモ「歩いておトク」
歩くだけ!ゲーム感覚でdポイントが集まるアプリ
現代において、実店舗でもネットショップでも買い物をするときには必ずと言っていいほど「ポイント」が付いてくる。消費者にとってはそれが当たり前となってきており、「ポイントが付くからこの店舗で買い物をする。」という考え方も定着してきた。さらに、ポイントが付与されるサービスは買い物だけに留まらない。
株式会社ディー・エヌ・エーの子会社でヘルスケア事業を展開する株式会社DeNAライフサイエンス(以下、DeNAライフサイエンス)と、ドコモ・ヘルスケア株式会社(以下、ドコモ・ヘルスケア)は、歩くだけでdポイントがたまり、楽しくウォーキングを継続できるスマートフォン向けアプリ「歩いておトク」を共同で企画・開発した。遂に、”歩くだけ”でポイントが貯まるサービスが登場した。提供開始は4月19日(火)からで、月額300円となる。
「dポイント」は、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)が昨年から提供しているポイントサービスで、全国の様々な「dポイント加盟店」で利用できる。そんな便利な「dポイント」が、このアプリのより、ウォーキングを行うだけで貯まってしまう。健康志向の現代人にとっては一石二鳥のサービスだ。
また、楽しくウォーキングが継続できる仕掛けとして、アプリ内で「歩数に応じたバーチャルツアー」を体験することができる。バーチャルツアーでは、進んでいくにつれ、世界の名所の写真や観光スポット情報を見ることができる”ご褒美”があるのだ。運動に飽きてしまう人にとっても、運動を続けるきっかけとなりそうだ。
そしてこのアプリの利用はスマートフォンだけでなく、ドコモが提供している「ムーブバンド」と連携することでも可能。ムーブバンドと連携して、アプリ内のバーチャルツアーをゴールした際には、「dポイント」入りのプレゼントがもらえるので、よりお得に「dポイント」ためることができる。
ポイント戦争、DeNAとドコモから見る新しい戦略
様々な企業がポイント施策を行っているが、今回のDeNAライフサイエンスとドコモ・ヘルスケアによるポイント施策はより簡単にポイントを貯められる新しい方法だ。「dポイント」は2015年に誕生したばかりのポイントサービスであるが、サービスの利便性はもちろん、積極的な宣伝が消費者の目を引き、認知度が高い。また、ヘルスケアに力を入れている両社にとっても、アプリユーザーのデータを参考にすればより新しいサービスの開発に注力できる。
他のポイント提供企業も、今回のDeNAライフサイエンスとドコモ・ヘルスケアの施策を受けて、より簡単にポイントを貯められる新しいサービスをうちだしてくるのではないだろうか。今年も、驚くべきポイントサービスが続々と各社から提供開始になりそうだ。まさに、ポイント戦争だ。