自動価格調査・更新のプライスサーチ、Kaagoと連携

福島 れい

価格.comの競合価格を調査、自動でKaagoの価格を更新

 バリュース株式会社(以下、バリュース)より、インターネット上の価格を自動調査し、ECサイトの価格を最適に自動設定するシステム「プライスサーチ」に新プランを追加、また通販サイト「Kaago」との連携を開始したとの発表があった。

 消費者庁が発表した「平成25年度消費者意識基本調査」によれば93%の消費者が、商品を選ぶ時のポイントとして「価格」を挙げており、売上を伸ばすにあたり「価格」の設定が非常に重要であることがわかる。その一方で人の手によって競合価格の調査を行うには手間もかかり、常に最適価格を維持するのはなかなか難しいという事実がある。

 プライスサーチは、インターネット上の価格(価格.com、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon.co.jpなど)を自動調査し、自動価格更新ができるサービスだ。人の手をほとんど介さず、自動で調査・更新が行われるため、手軽に最適価格を維持することができる。今回の「Kaago」との連携では、価格.comの競合価格を調査、調査結果をもとに自動でKaagoの価格を更新することができるようになる。自動で更新される価格は、値下げだけでなく、値上げにも対応しているため、利益も確保できる仕組みだ。

<プライスサーチの特徴>
(1) 価格.com、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon.co.jpなど、モール・ECサイトの価格調査・競合調査が自動で可能
(2) ネットショップの値上げ・値下げなど価格設定を自動化することが可能
(3) 業界最安値、業界最多導入実績、東証1部上場企業から中小企業まで300社以上の導入実績

 ECサイトでの買い物は、実店舗に比べ、価格の比較をしやすい傾向にある。特にインターネット上の情報のみで性能や大きさを判断できる家電やAV機器などは価格の安い商品を探して、購入するという消費者が多いと言われている。そうなってくると、適切な価格設定ができているか否かが売上に影響するのは言うまでもない。しかし、同時に忘れてはいけないのが、価格調査のためにかかる時間や人件費だ。常時、情報が更新されるインターネット上では、スピード感がなければ太刀打ちできない。その意味でも、自動で調査、価格更新ができるプライスサーチの価値は大きいと言えるだろう。


記者プロフィール

福島 れい

ECのミカタ編集部に所属するバドミントンと和服、旅好きの記者、通称れーちゃん。ミニ特集「アパレルECの未来(https://goo.gl/uFvr2C)」等、これからEC業界がどんな風に発展していくのか。に注目しながら執筆しています。2017年の執筆テーマは、”私にしか書けない記事をタイムリーに”。

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