熊本を震源とする地震、強い余震が続いており、心配です。被害が少しでも小さく食い止められるよう祈るばかり・・・一昨日来、様々な企業が自社のサービスを活用した支援を始めているので、遠方からでも、何らか役に立てることがあるはずです。また、地震は日本全国、いつでもどこでも起こり得ることなので、今一度、自身の備えを見直すことも必要でしょう。一方、EC関連企業は、こういったユーザーの気持ちを汲み取ること、そして自社自体の緊急時の備えを見直すことも、今、必要とされているのではないでしょうか。

昨日のNewsより、ECに求められるものの進化

　最近のEC業界の動きを見ていると、今、ECに求められているものは、以前から変わらない「安さ」「早さ」に加え、「パーソナライズ」、つまり一人一人のユーザーに合わせた提案や接客を行うことが、より求められるようになっていると感じます。それに併せて、パーソナライズを実現するサービスも次々と登場し、環境も整いつつあります。

　消費者のニーズとしては、リーズナブルなモノを早くというのはもちろんあり、それに応えるように、昨日のニュースでも、自動価格調査・更新の「プライスサーチ」と通販サイト「Kaago」の連携であったり、ファッションサイト「SHOPLIST」の当日配送開始などを取り上げました。こういった流れは、以前から変わらず、今後もさらに進んでいくと思われます。

　ただ、そこには限界もあります。また、安さや早さは購入の後押しはしてくれますが、そもそもその商品が「ほしい」という興味関心、購入意欲を起すためには、別のモノが必要なのです。つまり、安いから、早いから買うというより先に、まず何かほしい商品があって、それを買おうかどうしようか迷ったときに、はじめて安さや早さが後押ししてくれるという形です。

　その「ほしい」を呼び起す鍵が、パーソナライズ。これをさらに突き詰めると、「ほしい」と思ってもらうためには、その人のセンスや感覚にフィットすること、共感を呼ぶことが必要とされているのではないかと思います。その一つの表れが、昨日のニュースで取り上げた、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」と「アメブロ」の連携です。

　アパレルEC業界でも、今、コーディネートで魅せて商品を買ってもらうという流れが強くなりつつあります。これは、商品そのものの魅力もありながら、それをどういう風に着こなすのか、センスの部分に訴えかけるものです。また、アメブロをはじめとするブログ、さらにSNSなどは、今、ECの販促ツールとして重要な役割を果たし始めています。これらは、単純な広告よりも、消費者の気持ちに寄り添うものです。

　こういった流れを踏まえつつ、ネットショップは、トレンドありきにならないような姿勢が大事です。では、どうあるべきかというと、そもそもその商品にどういった想いを込められているのか、消費者にどういった気持ちを呼ぶものなのかを明確にすること。これは当たり前のようでいて、日々の業務に追われる中でいつの間にかズレが生じているということがありがちです。逆にここがブレていなければ、消費者の共感、気持ちに寄り添うということが、自然なことになります。その上で、それらを満たす最適なECサービスを選択が必要なのかもしれません。

昨日4月15日のNews一覧

●熊本県震源の地震、今、ここから、ECにできること
・被災地への連絡はNTT、携帯各社設置の災害用伝言サービス利用を
・ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便など宅配各社に遅延あり
・楽天、ヤフー、被災地への寄付金受付を開始
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/backyard/8679/

●母の日ギフトはECで購入？【ウェブクルー調べ】
・母の日ギフトのネット購入は31.8%
・ネット通販の懸念点は直接見られないことと配送
・近くは直接、遠方はネット利用に積極的
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8675/

●Facebookに新機能を追加！EC利用できる機能は？
・Facebook開発者カンファレンス「F8」2016にて新機能発表
・特に注目はFacebookアナリティクスの更新や保存ボタン
・FacebookのECへの活用がこれからまた進みそうだ
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8686/

●WEARへの投稿がアメブロへ自動投稿！サービス連帯
・WEARとアメブロを両方利用するユーザーが多い
・WEARでチェックしたコーディネートが購入につながる
・アパレルECの売り方はコーディネートの魅せ方が重要
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/marketing/8687/

●自動価格調査・更新のプライスサーチ、Kaagoと連携
・消費者の93％価格をポイントに商品を選ぶ
・インターネット上の価格を自動調査、価格を自動更新
・業界最安値、最多導入、300社の実績
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/backyard/8689/

●SHOPLIST 当日配送開始、今必要な売れるサービスとは。
・朝8時までの注文を当日18時以降にお届け
・東京、神奈川から順次エリアを拡大予定
・人工知能やチャット接客に次ぐサービスの導入
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/backyard/8692/



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