世界との違いは?ニールセン、高齢者の購買動向調査

先進国では65歳以上の人口が若年人口と逆転している

世界規模でマーケティングリサーチを進める企業、ニールセンは3月11日、「高齢化に関するグローバル調査」の結果を発表した。アンケートは60の国と地域、3万人以上を対象にインターネットで行われている。

商品そのものへの不満と、サービスへの要望

商品そのものへの不満と、サービスへの要望

商品についてはパッケージの開けやすさについて、世界平均の満足度45%に対し日本は28%と低くなっている。表示の読みやすさも同様の傾向、少量パッケージの食料品への要望は世界と日本でほぼ同等、満足度は4割程度となっている。

サービスについてはさらに世界と日本の差が顕著となっている。食事の配達サービスや移動支援サービス、大きな文字の広告や買い物リストのオンライン化など、世界平均、アジア太平洋平均におくれをとっている傾向がある。

65歳以上の人口、購買力が増加するなか、小売店やメーカー、サービス事業者には若年者とは違った取り組みが求められているようだ。