500万DLアプリ”MERY”は購買意欲を向上させる?
祝!MERY500万DL突破の秘密
女の子の”カワイイ”はさらに加速する。株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)の子会社である株式会社ペロリが運営するMERYのアプリが、500万ダウンロードを突破した。MERYは、トレンドに敏感な女の子の為のキュレーションプラットフォームとして2013年4月よりWEBの運用を開始し、2015年7月にアプリ版の提供を開始した。DeNAはこういったキュレーションメディアにも力を入れている。
美容やファッションなどの旬な情報を届け、女の子の”カワイイ”を支えるMERYのアプリが、今回500万ものダウンロードを記録し、現在もダウンロード数をのばして要因には、そのメディア自体の人気もさることながら、2015年12月、2016年4月と2度にわたり放送されたTVCMも影響している。
2016年4月に放送されたCMには、モデルのローラとお笑い芸人の渡辺直美が登場し、話題を集めた。(MERYのCMに人気タレントが登場!その内容とは?https://goo.gl/OEVlVe)
そして、今回MERYは、2016年3月に実施したユーザー利用動向に関する調査を発表した。調査結果から、キュレーションメディアが消費者の購買意欲に働きかける効果について考察したい。
キュレーションメディアがECにもたらすもの
まず、MERYは、どういった世代によく利用されているのか。調査結果によると、MERYユーザー全体の約7割が20代から30代の女性ということで、2015年2月に行った前回の調査に比べ、20代以上のユーザーが増加した。また、15歳から19歳のMERYユーザーの割合は26%、40代ユーザーの割合が7%と、幅広い世代に利用されていることもMERYの特徴であるのだろう。
そして、MERYユーザーは、MERYを利用していない一般女性に比べ、ファッション・美容などを中心として平均消費額が2倍以上高いこともわかった。
MERYユーザーは、日ごろから美容情報に触れていることで、自然と美意識が高くなるのか、”カワイイ”を追求することを惜しまない。それか、欲しい商品の情報収集の為にMERYを閲覧しているのかもしれない。そのように、情報を収集するためにキュレーションメディアを利用するという消費者の動きは、EC店舗にとってもチャンスとなり得る。
つまり、MERYの調査でもわかったように、キュレーションメディアを利用する消費者の購買行動が積極的になったことは、EC店舗にとってキュレーションメディアが一つの販促ツールとして成り立つことを期待できるということだ。
そして、スマートフォンの普及により、アプリで情報収集ができるというポイントも大きいだろう。MERYの快進撃はどこまで続くのか、今後も目が離せない。