日本初!外貨を電子マネーへ両替「ポケットチェンジ」
86.5%の人が外貨を余らせている?ソニー銀行調査
株式会社ポケットチェンジ(以下、ポケットチェンジ)は、海外へ行った際に余った外国硬貨・紙幣を希望の電子マネーや各種ギフトコード、クーポンなどに両替できる専用キオスク端末を開発した。2016年6月中旬より楽天株式会社本社に、7月には羽田空港に設置し、サービス提供を開始する予定だ。
今や学生でも気軽に海外へと行けてしまうほど、海外は身近なものになってきている。海外へ行くからには外資の準備が必要であり、私も過去に海外へといったときには、「現地でお金が足りるかどうか」という不安から多めに両替をしたものの、結局は余らせてしまった経験がある。そうして私と同じような経験をしたことがある人は、多いのではないだろうか。
ソニー銀行株式会社の「海外旅行者の外貨についての意識調査」によると、海外旅行へ行ったことがある人のうち、86.5%の人が「外貨を余らせてしまった」と回答している。そうして余った外資はその後どのように利用されているのか、以下余った外資の金額内訳の表を見ていただきたい。
余った外資を「そのまま日本に持ち帰って保管している」人が保管している外資の平均額は、およそ18,000円と決して安くはない。しかし、「両替手数料」の負担額の大きさが懸念されていること、また、「どこで両替するのが有利かわからない」という理由から、大金を手放す人が多いのが現状だ。
こうした課題を解決するのが、ポケットチェンジの専用キオスク端末だ。
ポケットチェンジがECに与える影響
ポケットチェンジのサービスは、専用キオスク端末へと余った外資を投入することで、希望の電子マネーやギフトコード、クーポン等に両替できる日本初のサービスだ。
「両替に行くのが面倒」「どこへ行けば両替が可能なのかわからない」という悩みに応えるこのサービスは、海外渡航日本人の余った外貨も、訪日外国人の余った日本円もそれぞれ両替が可能であり、2016年6月時点で日本円・米ドル・ユーロの受け入れに対応している。
また、メールアドレスや電話番号の入力は不要なため、個人情報の取り扱いに不安を感じることもない。タッチパネルの簡単な操作だけですぐに利用できるため、利用者は外資をただの飾り物にしてしまうことがなくなるはずだ。
ECでいえば、決済方法に電子マネーを利用するという方も多いだろう。今回、ポケットチェンジのサービスが電子マネーに対応するということは、それだけ利用者が電子マネーを利用し始める可能性が高くなるのではないだろうか。
利用者が電子マネーでのECを楽しむことにも貢献しているポケットチェンジ、今後更なる拡大と利用可能サービスの拡大を期待したい。