EC利用率の第1位はAmazon!商品の受け取り方法とは
6ヵ月以内にネットショッピングを利用した人が77.5%
MMDLabo株式会社(以下、MMDLabo)は、MMDLaboが運営するMMD研究所と株式会社コロプラが提供するスマートフォン向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」にて共同調査を行い、第13弾として「2016年ネットショッピングに関する調査」を実施した。
スマートフォンを所有する1,797人を対象に最近6ヵ月以内でのネットショッピング利用について聞いたところ、77.5%が「利用した」と回答した。次いで、ネットショッピングをする時に最も使うデバイスを聞くと、「スマートフォン」が65.8%で最多となり、前年と比較すると5.5ポイント増の結果となった。
6ヵ月以内にネットショッピングをした人に、利用したネットショッピングサイトを聞いたところ、「Amazon」が76.9%と最も多く、次いで「楽天」が48.3%、「Yahoo!ショッピング」が18.7%だった。続いて、最近6ヵ月以内にスマートフォンで購入した商品を聞いたところ、10代は「本・雑誌・コミック、衣服・靴・アクセサリー、生活雑貨・日用品」、30代は「生活雑貨・日用品、衣服・靴・アクセサリー、本・雑誌・コミック」となった。また、40代は「生活雑貨・日用品、衣服・靴・アクセサリー、食料品」の順となり、年代別で購入した商品が異なった。
Amazonプライムサービスの無料利用が5割超!
最近6ヵ月以内にAmazonを利用した1,070人を対象にAmazonプライムサービスの利用について聞くと、「現在利用している」が16.8%、「過去に利用したことがある」が18.6%と合わせて35.4%がAmazonプライムサービスを利用していることが判明した。さらに、利用経験者に有料会員登録したことがあるかを聞いたところ、45.1%が「会員登録をしたことがある」と回答し、54.9%が「無料・トライアル利用のみ」と回答した。
続いて、プライム会員になった理由を聞いたところ、「対象商品のお急ぎ便、お届け日時指定便を無料で利用できるから」が45.6%と最も多く、次いで「無料・トライアル利用をして便利だったのでそのまま契約した」が39.8%、「映像コンテンツが見放題だから」が29.2%なった。最後に次の更新のタイミングが来たらプライム会員を継続するか聞くと、73.6%が「継続する」と回答した。
荷物の受け取り場所は「コンビニ」!
スマートフォンを所有する1,797人に、自宅で受け取る荷物を店頭やロッカーで受け取りができるサービスに関しては「利用したことがある」が17.3%、「サービスは知っているがまだ利用したことはない」と回答した人が26.8%となった。続いて、利用したことがある人を対象に受け取り方法を聞いたところ「コンビニ」が88.4%と最も多く、次いで「宅配業者の営業所・配送センター」が11.6%となった。
「コンビニ受け取り」の比較記事はこちら→https://ecnomikata.com/ecnews/9402/
今回の調査でAmazonの利用者が多いことが判明した。やはり、それはAmazonプライムサービスの存在が大きいのだろうか。結果は35.4%が利用したことがあったが、54.9%が無料・トライアルをしていた。ユーザーは“無料”という言葉に弱く、無料で便利なサービスが利用することができるならば、利用する傾向がある。無料で試した結果、気に入れば、その後も利用し続けることになる。実際に今回の調査で「Amazonプライムサービスを無料・トライアルを利用して便利だったのでそのまま契約した」という人が居た。それは、サービスだけでなく、商品に関しても同じことが言える。そこの部分に重点を置くことによって、ECの盛り上がりがより増すことだろう。