タイ最大級女性向けECメディア GMO-PG Global Payment導入へ

タイ化粧品EC「Saroop(サルップ)」 安心の日本決済サービスジョイント

Buzz Commerceは、同社が運営するタイ人女性向けメディアECプラットフォームである「Saroop(サルップ)」上でGMOペイメントゲートウェイ社が東南アジア市場で提供しているGMO-PG Global Paymentを導入し、クレジットカード支払いをはじめコンビニ支払いなど複数の支払い方法に対応したことを発表した。

「Saroop(サルップ)」は380,000人のユーザーを持つ、タイ最大級の女性向けメディアECである。毎日ニュースや美容情報などをスマホ経由で提供し、記事内で登場した商品で気に入ったモノはそのままプラットフォーム上でスムーズに購入することが可能。今回、GMO-PG Global Paymentの導入により複数の支払い方法への対応を進めることで、ASEAN最大級の化粧品マーケットを持つタイにおいてシェアの拡大を目指す。
GMOペイメントゲートウェイがタイで提供開始する決済サービスは、クレジットカードはもちろん、タイ国民の大多数を占めるクレジットカードを所持していない消費者向けに、現地の小売店約5万拠点以上での支払いが可能な現金収納代行サービスや、タイの主要8銀行のATM、窓口、オンラインバンキングで支払い可能な決済サービスを提供している。「Saroop(サルップ)」上で商品を購入する全てのユーザーがスムーズに決済を行える環境を実現している。

Buzz Commerceは、タイ最大級化粧品口コミサイト「コスメネット」創業者である若井伸介氏により2014年4月に設立されたタイ拠点のスタートアップである。化粧品や健康食品、アパレルからデジタルコンテンツなど女性にフォーカスしたメディアECプラットフォームをタイおよび東南アジア向けに展開している。今後は東南アジアを網羅する女性向け「通信インフラ」を目指し、メディアEC事業を拡大させていく見通しだという。

決済方法を切り口に利用者数アップを目指す

アジア諸国でのECマーケットの伸び率著しい昨今、女性の消耗品である化粧品を主たる押しにした「Saroop(サルップ)」、美容情報などにもヒモ付いた信憑性もセットのビジネスモデルは、女性にはとてもありがたいメディアだろう。ネックになりがちな支払い方法面でも不透明さをなくし、クレジットカードなしでも購入可能なフローを実現した今回の施策は、サイト全体のさらなるユーザー数増加につながっていくことが予測される。
一度固定商品が決まってしまえば長期間の試用が期待できる化粧品という商材を扱う性質上、大きな市場動向が期待できそうである。