“顧客が買いを迷うタイミング”でクーポン表示する機能が「ZenClerk」に追加

ECのミカタ編集部

Emotion Intelligenceが、「ZenClerk」に新機能「プライスレンジモジュール」を追加
購買行動から検討商品金額の価格帯を予測し、価格帯別にクーポンを選んで自動表示
顧客が購入を迷っている商品にマッチしたクーポンを最適なタイミングで出し分けする

新機能「プライスレンジモジュール」導入で、CVRが2倍に伸びた企業も

株式会社Emotion Intelligenceは、提供するECサイト向け購買行動解析・販促サービス「ZenClerk(ゼンクラーク)」の基本機能に、購入価格帯予測・クーポン出し分け機能「プライスレンジモジュール」を追加、随時提供を開始すると4月16日に発表した。

人工知能と機械学習の応用技術を利用した購買行動解析・販促サービス「ZenClerk」は、ショッピングサイトで購入検討中のユーザーだけに対し、最適なタイミングを検知してクーポン表示する売上連動の課金型サービス。今回公開された「プライスレンジモジュール」は、「ZenClerk」への追加機能で、売りたい商品と価格帯に合わせた精度の高いキャンペーンを打ちたいという運営者のニーズに応えるもの。
同機能を利用すれば、購買行動から検討商品金額の価格帯を予測し、価格帯別にクーポンを選んで自動表示。さらに、顧客が購入を迷っている商品にマッチしたクーポンを最適なタイミングで出し分けすることができる。

今年1月より行われていた導入トライアルでは、「ZenClerk」の基本機能利用時のCVRは平均的に通常時の150%程度だったのに対し、「プライスレンジモジュール」を導入では、さらに平均50%程度のCVRの向上を確認。また、イベント期間は新規顧客の購買が増加するため平均購入単価は通常の4割程度に下がるが、当機能利用時は新規顧客でも9割以上に維持されているとのこと。

例えば、顧客が“お気に入りフォルダ”などに商品を入れ、購入を迷っている状態に対し、購入金額に適した割引を送ったり、購入への最後のひと押しとなるギリギリのタイミングでクーポンをサイト上に表示できれば、顧客獲得コストは削減され、より高い利益率が見込める。同機能は、EC事業者が行うキャンペーンに新たな手法をもたらすのではないだろうか。


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