ヤマト運輸「YES!」パッケージ新サービスを提供開始

受注管理、配送機能、決済機能など規模感に最適なパッケージを提供

ヤマトホールディングス株式会社(代表取締役社長:山内雅喜、以下 ヤマト)は、EC・通販業務に欠かせない受注管理から伝票発行、配送、決済までトータルで提供する新パッケージサービス「YES!(Yamato Ec Solutions!)」の販売を開始すると発表した。

全国約25,000店で受け取りが可能に

全国約25,000店で受け取りが可能に

「YES!」は、あらゆる規模の事業者に必要な機能を最適なパッケージで提供する一元管理サービス。「受注管理機能」「配送機能」「決済機能」(※上記票参考)を基本パッケージとし、事業の成長に合わせ様々なオプション機能を追加していくことが可能となっている。
受注管理・送り状発行機能と配送の融合で、複数モール、自社サイト、実店舗など複数チャネルからの煩雑な受注管理業務を一元管理で解消する。受注管理から伝票発行までを一括して行うことで、注文番号と宅急便の伝票番号を自動連携し、ユーザーからの問い合わせにスピーディーな対応が可能となる。

ヤマトの「宅急便受取場所選択サービス」が提供している全国約21,000店のコンビニエンスストアと約4,000店のヤマト運輸直営店、合わせて全国約25,000店での商品受け取りが可能となる。受け取りの利便性を向上することで、中小企業や小規模事業者でも大手と同様のサービス提供の実現が行える。

気になる料金だが、初期費用、固定費などシステム導入のためのランニングコストは一切かからない。料金体系はヤマトの宅急便と同様のため、従来と同じように荷物を送った分だけとなる。つまり事業者は、システムを導入するだけで「YES!」の基本サービスを受けることが可能ということになる。

ヤマトにとっては、少数の集荷で手間をかけていたシーンにおいて、システム導入による多量集荷をまとめて行うことで効率化が図れるとともに、ユーザー拡大にもつながる施策ともいえる。システム導入事業者は、規模の大小に関わらず大手同様の物流サービスを提供できるようになり、まさに両社両得の施策であるといえる。
今年の4月にメルカリと連携し、6ヶ月減少傾向にあった小口貨物取扱数を回復させるなど、活発な施策展開をみせるヤマトが行う大胆なパッケージサービス「YES!」。同社公表のサービス資料では、

「毎日の作業が軽減され、宅急便の配送品質でお客様にも喜ばれています」
「導入で2人専任体制を1人体制に変更できました」
「作業効率がアップし、最少人数で運用が可能になりました」
「配送件数が少なくても気軽に導入できました」

など、好評の声が見受けられる。
今後はネコポスなどヤマト提供の別サービスとの連携も視野に入れているとのこと。「YES!」がどのような展開をみせていくか、注目が高まる。