アークランズ、SCSKと協働し「ビバホーム公式オンラインショップ」ECシステム基盤を再構築

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ECのミカタ編集部

アークランズとSCSKが協働し、顧客起点のビジネス強化に向け、ECシステム基盤を再構築

ホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」などを展開するアークランズ株式会社(以下、アークランズ)は、SCSK株式会社(以下、SCSK)と協働し、ECサイト「ビバホーム公式オンラインショップ」のシステム基盤を再構築したことを発表した。

店舗とECを連動させたサービスを順次リリース

両社は、今回のEC基盤の再構築によって「ECサイトでの取扱い状況表示」や「ECサイトで注文した商品の店舗受け取り」といった、OMO/オムニチャネル施策を推進していくための基盤が整ったとしている。

アークランズでは、SCSKのデジタルマーケティング伴走サービスを活用して顧客データを起点としたマーケティング体制の構築も進め、各種サービスを順次リリースする予定だ。

その他、SCSKとの協働による主な取り組みは以下の通り。

◆サイト統合による業務効率化と買い物導線の改善を実現
独立して存在していた商品検索サイトとECサイトを新ECサイト「ビバホーム公式オンラインショップ」に統合することで、集客効率とメンテナンス性の双方の向上を実現。

◆管理機能の刷新による業務効率化と商品ラインナップの強化
各種管理機能を刷新し、さらに一部の機能をサプライヤーに提供することで商品情報登録や在庫情報登録などのバックオフィス業務の効率化を実現。

◆在庫情報の一元管理により、売り逃しを防止するECを実現
それぞれで管理していた自社EC・外部モールの在庫情報を一元管理することで、過受注および売り逃しを防止できるように。

OMO/オムニチャネル施策の推進に協働で取り組む

2022年に吸収合併により誕生したアークランズでは、合併前の各社が保有していたWebサイト・ECサイトのIT資産や会員情報が統合できておらず、シナジーを十分に発揮できていなかったという。

こうした背景のもと、今後のビジネス変革・拡大に向けた伴走支援が可能なパートナーとしてSCSKを選定。本協働により、単なるシステム導入にとどまらない取り組みが実現した。

今回導入された主なソリューションは以下の通り。

◆【ECフロントシステム】 Salesforce B2C Commerce
◆【ECバックオフィスシステム】 F.ACE
◆【モール連携システム】PCS、SCS、StoreOMS


◆新ECサイト「ビバホーム公式オンラインショップ」 システム構成図

※画像元:アークランズとSCSKが協働し、 顧客起点のビジネス強化に向け、ECシステム基盤を再構築 (アークランズ株式会社 他)

両社は今後の展望について、「会員基盤やスマホアプリの刷新などを進め、お客様が『分かりやすくて便利』と感じて頂けるよう、引き続きOMO/オムニチャネル施策の推進に協働で取り組んでいきます」としている。

ECシステム基盤の再構築によってさまざまな課題を解消し、顧客体験向上を目指す事例として、今後の展開にも注目したい。