ダッシュボードツール「ecforce bi」に新機能 AIの機械学習によるLTV予測が可能に
株式会社SUPER STUDIOは2025年6月13日、ダッシュボードツール「ecforce bi」へ「予測分析機能(β版)」を新たに実装したことを公表した。
AIによって自動的にLTVを予測
「ecforce bi」は、統合コマースプラットフォーム「ecforce」のデータソリューションの一つで、データ活用における可視化・分析を行うダッシュボードツール。今回実装された「予測分析機能(β版)」は、その「ecforce bi」において、AIによって自動的にLTVを予測できる機能となる。
SUPER STUDIOは本機能の特徴について、以下3点を挙げている。
◆特別な設定は不要
LTV予測を自動算出するため、「ecforce bi」の画面上のタブを切り替えるだけで参照可能。ダッシュボード上でLTVの予測値と実測値を比較することもできる。
◆ecforce上の複数の指標を参照
ecforce上の広告関連のデータや受注関連のデータ、購買の時系列の情報など、複数のデータを網羅的に読み込み、AIの機械学習によって自動的にLTVを予測する。
◆より効果的なマーケティング施策の実現
LTV予測によって注力すべきユーザー群をデータで可視化し、費用対効果の高いマーケティングを実現。将来的にLTVが向上する可能性が見込まれるユーザー群を自動算出し、「ecforce ma」でCRMも行える(※1)。
※画像元:「ecforce bi」にAIの機械学習によるLTV予測が可能な「予測分析機能(β版)」を新たに実装(株式会社SUPER STUDIO)
定期通販モデルに特化
LTV予測は、過去実績を基にした算出方法や、固定的な平均値に基づき都度必要な指標を追加しながら算出していく方法で行うことが一般的であるが、これらを行うためには、専門的な知識を持つ人材や手作業による分析が必須となる。
SUPER STUDIOは過去実績を基にLTVを予測するやり方に対して、「リアルタイムな傾向をつかみづらく、結果として精度の低いLTV予測になってしまうなど、様々な課題があります」と指摘。
こうした課題を解決するため、「ecforce bi」に新たにAIの機械学習による「予測分析機能(β版)」を実装。これまでのD2C事業者への支援実績とAIの機械学習を組み合わせ、定期通販モデルに特化した精度の高いLTV予測が実現した。
本機能はβ版での提供となるため、「ecforce bi」を導入する事業者は無償で利用可能となっている。導入企業にとって、成果につながる新機能となることに期待が寄せられる。
※1:「ecforce bi」でのグラフ作成や、「ecforce ma」の利用が必要。詳細はecforce担当者へ要確認