「makeshop byGMO」がアプリ構築SaaSと標準連携 アプリ支援を本格化

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ECのミカタ編集部

「自社ECアプリ」で人口減少社会におけるLTV向上を実現「makeshop byGMO」がアプリ構築SaaSと標準連携しアプリ支援を本格化【GMOメイクショップ】

GMOメイクショップ株式会社は2025年6月19日、ECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」と、連結会社であるGMOメイクアプリ株式会社が提供するアプリ構築SaaS「makeappli byGMO」との標準連携サービスの提供を開始した。

提供形態と料金プランを大幅に刷新

「makeappli byGMO」は、2024年にGMOメイクショップのグループ会社となったGMOメイクアプリのアプリ開発プラットフォーム「Appabrik」をリニューアルした新サービスとなる。

ベースのシステムや機能をアップデートするとともに、提供形態と料金プランを大幅に刷新。「makeshop byGMO」との標準連携に加え、購買を促進するクーポン配信、情報発信に役立つプッシュ通知や記事コンテンツ、顧客交流を深めるタイムラインやグループチャットなど、多彩な機能が利用できる。

◆「makeappli byGMO」連携サービス概要
▷対象:「makeshop byGMO」を利用するEC事業者
▷プレミアムプラン利用料金(税抜)
・初期費用:30万円~
・月額費用:3万円~
▷エンタープライズプラン利用料金
・初期費用:要問い合わせ
・月額費用:要問い合わせ
※オプション機能による追加費用の可能性あり
※別途「makeshop byGMO」の利用料金がかかる

コストを抑えつつ質の高いアプリを提供

GMOメイクショップの発表によると、「makeappli byGMO」連携サービスの主な特徴は以下の通り。

◆業界最安水準での制作・運用
高機能なECアプリを業界最安水準の価格で制作・運用することが可能。コストを抑えながらも質の高いアプリを提供し、ROI最大化に貢献する。

◆セミオーダー形式によるスピーディーな開発
アプリ構築にセミオーダー形式を採用することで、EC事業者は本来の業務に集中しながらも、ニーズに合わせたアプリを短期間で構築できる。

◆顧客体験を向上させる柔軟なコンテンツ配信
管理画面を通じて、記事コンテンツ、お知らせ、クーポン、イベント情報などをノーコードで手軽に更新可能。顧客ニーズに合わせたタイムリーな情報提供を通じて、よりパーソナルな購買体験を実現する。

◆安心サポートとセキュリティ
「makeshop byGMO」を提供するGMOメイクショップが運営を担うことで、ECサイトとのスムーズな連携はもちろん、常に堅牢なセキュリティ体制を構築。専任スタッフによる支援で、安定したアプリ運用をサポート。

OMO戦略の推進にも貢献する方針

物販系BtoC-EC市場が成長する中、顧客関係強化の重要性が高まっている一方で、モール型ECでは顧客データ活用が難しいことから、自社ECやアプリ活用によるエンゲージメント向上が注目されつつある。

先行導入事例として紹介されている株式会社惣助では、エンゲージメント向上とファンコミュニティの醸成を目的に、「makeappli byGMO」を導入。同社は「グループチャットやタイムライン機能を活用し、自然にコミュニティを醸成できる点に魅力を感じた」とコメントしている。

今後の展望として、「makeshop byGMO」は、顧客からの要望や市場のトレンドを反映し、ライトプランの提供や機能拡充に継続的に取り組むとともに、「makeappli byGMO」が2025年7月に予定している外部POSシステムとの連携を支援し、実店舗とECの顧客体験を融合させるOMO戦略の推進にも貢献していく方針を示す。

導入事業者にとって、EC事業の持続的な成長につながる携となることが期待される。