BASE、7月1日より「Pay IDアプリ」に販売手数料を新設

  公開日:
最終更新日:

ECのミカタ編集部

「Pay IDアプリ」販売手数料 新設のお知らせ

BASE株式会社(以下、BASE)が運営する購入者向けショッピングサービス「Pay ID(ペイ アイディー)」は2025年7月1日より、「Pay IDアプリ」にショップ情報を掲載するショップを対象に、同アプリを介して商品が購入された際の販売手数料を新設することを発表した。

2025年7月1日より新設の販売手数料が適用

今回発表された「Pay IDアプリ」の販売手数料新設に伴い、2025年7月1日以降、「Pay IDアプリ」を通じて商品が購入された場合には、従来の「BASE」料金プランに準じた手数料に代わり、新たに設定された「Pay IDアプリ」販売手数料が適用される。

▼「Pay IDアプリ」販売手数料 概要
▷適用開始日時:2025年7月1日正午
▷販売手数料:決済手数料3.6%+40円+サービス利用料5.9%

なお、商品が購入された場合のみ、販売チャネルごとに「BASE」料金プランまたは、「Pay IDアプリ」の手数料のいずれかが適用されるため、手数料の二重請求は発生しない。

また、Webショップ(「Pay IDアプリ」以外)で商品が購入された際の手数料については、これまで通り「BASE」料金プランに準じた手数料が適用される。詳細は下記の対照表を参照いただきたい。

※画像出典:「Pay IDアプリ」販売手数料 新設のお知らせ(BASE株式会社)

サービスの拡充と機能強化の持続的な提供が目的

BASEでは、「Pay ID」による売上&リピート率向上の取組み実績・成果を説明したうえで、今回の販売手数料新設の目的を説明している。

▼2024年の実績
2024年は、「Pay ID」が割引費用を負担するクーポン配布キャンペーンを年間を通して複数回実施し、ショップの売上向上を実現。特に、年末商戦期の販促を強化するため、11月に行ったブラックフライデーのクーポン配布キャンペーンでは、最も割引率の高い20%OFFクーポンを提供した。

その結果、「Pay IDアプリ」経由での総注文額が通常の5.5倍、新規購入者数も約2.3倍に増加。また、こうした企画により「Pay IDアプリ」を利用して購入するユーザーも増え、直近1年間の新規ID登録者数は200万人を超え、2025年3月には累計ID登録者数が1600万人を突破したという。

▼2024年のブラックフライデーのクーポンキャンペーンの成果

さまざまな取り組みが成果を見せている中で、BASEではこうしたサービスの拡充と機能強化をサステナブルに実施・提供することを目的に、今回の「Pay IDアプリ」販売手数料新設に至ったとしている。

今秋、ポイントプログラムの提供開始を予定

BASEは「Pay ID」の利用メリット強化に伴う今後の展望について、以下の内容も公表している。

◆ポイントプログラムの提供
買い物の金額に応じてポイントが貯まる「Pay ID」のポイントプログラムを今秋を目処に提供開始。Webショップや「Pay IDアプリ」での買い物金額に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントは1ポイント=1円として利用できる(※1)。

◆各種キャンペーンの継続的な実施
5月には各ショップのフォロワー数増加をアシストするため、ユーザーがフォローショップでの購入限定で利用できる「フォロー割キャンペーン(15%OFFクーポン)」を実施予定。7月の「サマーキャンペーン(20%OFFクーポン)」をはじめ、商戦期である年末にも大型キャンペーンを実施することで購入機会を創出し、売上向上をアシストする(※2)。

さらにBASEは、「Pay IDアプリ」に関するテクノロジーの性能を継続的に高め、レコメンドの精度を上げていくことで、コンバージョンの最大化を実現するとも。

今後もショップと購入者の双方にとって価値あるサービスとして、進化が期待される。

※1:本機能は開発中のため、提供開始時期やプログラム内容は変更する可能性がある
※2:正式クーポン配布時には内容を変更する可能性がある


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事