佐川急便、DHLジャパンと温室効果ガス排出量削減へ向けた契約に調印

ECのミカタ編集部

佐川急便とDHLジャパン 温室効果ガス排出量削減のための「GoGreen Plus」契約に調印

佐川急便株式会社(以下、佐川急便)とDHLジャパン株式会社(以下、DHL)は2025年4月16日、持続可能な航空燃料(SAF)の活用により、輸送に伴う温室効果ガス排出量を削減する国際輸送サービス「DHL GoGreen Plus」に関する契約(以下、本契約)を締結した。

温室効果ガスの排出量を約10%削減へ

本契約によって、佐川急便は自社が提供する日本発海外向け輸送サービス「飛脚国際宅配便」において、DHLが提供するSAFの環境価値を活用し、輸送にかかる温室効果ガスの排出量を約10%削減できる見込みであるとした。

「飛脚国際宅配便」とは、佐川急便が提供する日本発海外向けの、書類から貨物まで対応可能な輸送サービスとなる。佐川急便のセールスドライバーが国内貨物と一緒に預かり、海外輸送はDHL Expressのネットワークを活用、世界220以上の国・地域にドアツードアでスピーディに配送している。

佐川急便の「飛脚国際宅配便」にDHLが提供する「DHL GoGreen Plus」を導入することで、環境に配慮した地球にやさしい輸送サービスの提供が可能となる。なお、国際輸送サービスのSAF活用プログラムへの参加は、佐川急便として初の試みとなる。

脱炭素社会の実現に向けた事業活動を推進

佐川急便株式会社 代表取締役社長の笹森公彰氏は、本契約に対して以下のようにコメントしている。

「地球温暖化の主要因とされている温室効果ガスの排出については、運送事業を営む当社にとって重要かつ緊急性の高いテーマです。当社ではこれまで環境対応車両の導入などにも努めており、今般のDHLとのパートナーシップを通じて、よりクリーンで効率的な航空輸送の実現を加えることができました。今後もサステナブルな物流を構築し、お客さまにより良いサービスを提供していきます」

SGホールディングスグループでは、ハイブリッドトラックや電気自動車といった環境対応車の導入、モーダルシフトの推進、エコ安全ドライブによる燃料消費の抑制などさまざまな取り組みを通じて、脱炭素社会の実現に向けた事業活動を推進している。

佐川急便とDHLは今後も連携を深め、国際輸送サービスの提供を通して環境負荷低減や持続可能な社会の実現にも寄与するサービスの開発、提供に取り組むとした。