Yahoo!ショッピング、チャット形式で商品を提案する新機能(β版)を提供開始

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ECのミカタ編集部

【Yahoo!ショッピング】生成AIによる商品検索サポート機能に チャット形式で商品を提案する新機能(β版)を提供開始

LINEヤフー株式会社が運営する「Yahoo!ショッピング」は、2025年10月1日から生成AIによる商品検索をサポートする新機能(β版)の提供を開始した。本機能ではチャット形式の対話を通じて、ユーザーの発話内容に応じた最適な商品を提案する。

対話型の検索機能を実装

今回提供される新機能(β版)は、生成AIによる検索サポートをより使いやすくするために、対話型の検索機能を実装した。

ユーザーは商品検索時、従来のキーワード入力に加え、「容量」「機能」「デザイン」「素材」など、探している商品の条件や関連する要望をチャット形式で伝えることで、効率的に商品を絞り込める。

◆商品検索サポート(β版)に今回追加された機能
▷ユーザーの発話内容をもとに、自動的に適切な「絞り込み条件」に(例:「3人用の炊飯器」→「3合炊き」)
▷絞り込み条件の意味や違いをAIが説明(例:「観音開きとは」)
▷条件選びに迷った際は、AIが適切なフィルター候補を提案
▷条件に基づいた商品リストを即座に提示
▷検索対象商品数を拡大し、より多様な選択肢を表示可能に

※画像元: Yahoo!ショッピング、生成AIによる商品検索サポート機能に チャット形式で商品を提案する新機能(β版)を提供開始 (LINEヤフー株式会社)

店頭さながらの接客体験を目指す

本機能では「強めの風量のドライヤー」といった、条件指定での絞り込みに加え「髪に優しいドライヤーは?」「静かに使えるほうがうれしい」といった質問や要望にも対応する。AIが最適な回答を導き出し、店頭で接客を受けているようなやり取りを通じて、該当商品を提示する仕組みだ。

提示された商品を選択すると、ユーザーのニーズとのマッチ度を示す「AIマッチスコア」が表示される。加えて、商品の概要やおトクに買い物できる日、レビューの要約、他商品との比較情報も確認できる。商品名やカテゴリに詳しくないユーザーでも、日常のニーズやシチュエーションを会話形式で伝えるだけで、希望に合った商品にたどり着けることが期待される。

LINEヤフーは全サービスのAIエージェント化を目指すAIカンパニーとして、コマース領域においても生成AIの導入を推進。ユーザーがこれまで以上に、便利に買い物できるサービスの提供に努める方針だ。今回の新機能はAIとの対話を通じて、店頭さながらの接客体験を実現する取り組みとして期待される。

※本機能は「Yahoo!ショッピング」アプリ(iOS版)の一部ユーザーのみが利用でき、今後Android版でもリリース予定