異常気象・物価高・クマ被害などが消費行動へ影響 マイベスト調査

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ECのミカタ編集部

月間3,000万人が利用する商品比較サービス「マイベスト」のデータから読み解く「2025年の消費行動と注目商品」

株式会社マイベストは2025年12月18日、「2025年の消費行動と注目商品」を振り返るレポートを公開した。
本記事で紹介するデータは全てマイベスト調べとなる。

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「リカバリーウェア」の人気が急上昇

「マイベストの急上昇ランキング2025」では、「市販シャンプー」や「ドライヤー」「柔軟剤」など年齢問わず男女ともに必要になるコンテンツが上位にランクインした(※1)。

※画像元:「マイベスト」のデータから読み解く「2025年の消費行動と注目商品」(株式会社マイベスト)

流行語大賞2025にもノミネートされた「リカバリーウェア」はセッション数の昨対比が約7.8倍と人気が急上昇した。

また、SNSなどでフラフープダイエットが話題となったことから「フラフープ」のセッション数が昨年の約4.6倍と大きく伸びた。そのほか「足つぼマット」「ビフィズス菌配合ヨーグルト」「日本製マッサージガン」「折り畳みルームランナー」などの健康グッズ関連のコンテンツセッション数も伸びており、健康意識の向上がうかがえる結果となった。

※画像元:「マイベスト」のデータから読み解く「2025年の消費行動と注目商品」(株式会社マイベスト)

「クマよけスプレー」の昨対比が約2.6倍に

2025年はクマの出没件数と人身被害が、全国的に例年を大きく上回った影響から「クマよけスプレー」のセッション数の昨対比が約2.6倍に急増した。

※画像元:「マイベスト」のデータから読み解く「2025年の消費行動と注目商品」(株式会社マイベスト)

物価高の影響もあり、固定費を抑えるニーズが高まったことで「無制限の格安SIM」のセッション数は昨対比約5.8倍と急上昇。また「スキマバイトアプリ」は昨対比が約18倍となり、物価高騰が続く中で生活費補填の新たな手段として注目が集まっている。

※画像元:「マイベスト」のデータから読み解く「2025年の消費行動と注目商品」(株式会社マイベスト)

防災グッズへのアクセス数が急増

2025年は、相次ぐ地震や記録的豪雨による洪水・土砂災害の発生、大規模な森林火災など、自然災害が頻発。その影響で防災グッズに関連するコンテンツのアクセス数が急増した。

なかでも「非常食カレー」「非常食缶詰」のコンテンツセッション数が増加。災害時の備えとして非常食を確保しつつ、日常でもおいしく楽しめる“兼用型”食品への注目が高まっていることがうかがえる。

※画像元:「マイベスト」のデータから読み解く「2025年の消費行動と注目商品」(株式会社マイベスト)

今年は記録的猛暑や歴代最強の竜巻と大雨をもたらした台風15号などの異常気象、物価高・クマ被害などによりユーザーの消費行動にもさまざまな影響が確認された。

2025年の消費行動を振り返り、2026年へ向けた施策を検討したい。

※1:2024年を基準とした2025年のセッション数の上昇率