Amazonを装う「フィッシングサイト」2025年11月末から増加傾向 BBSS調査
BBSS株式会社は2026年1月9日、毎月調査・収集した詐欺サイトを分析。傾向をまとめた「ネット詐欺リポート」を発表した。
クレジットカード系ブランドがランクイン
フィッシングサイトブランドランキング11月度は、マネックス証券が1位となった。また、クレジットカード系のブランドも複数ランクインした。
これまであまり確認されていなかったVpassのフィッシングサイトも増加。Visaカード会員向けの総合サービスを装い、ログイン情報を詐取する手口となっている。
さらに「Amazon」「Apple」がランクインしている点も注視したい。

※画像元:2025年11月度ネット詐欺リポート(BBSS株式会社)
Amazonのフィッシングサイトが増加傾向
全国信用金庫協会をかたるフィッシングサイトが、11~12月にかけて増加傾向。あわせて、全国労働金庫協会などをかたるフィッシングサイトも増加している。
この背景についてBBSSは「これまでは大手銀行や地方銀行が主な標的でしたが、金庫系金融機関へとターゲットが移行している可能性が考えられます」と分析する。
また、ブラックフライデーやボーナス商戦を狙った可能性から、Amazonをかたるフィッシングサイトが11月末頃から増加傾向にある。
さらに、UCカードやOricoなど、クレジットカード系のフィッシングサイトも増加しており、引き続き警戒が必要となっている。
※画像元:2025年11月度ネット詐欺リポート(BBSS株式会社)
消費者の購買行動を予測した攻撃
本調査結果に対して、早稲田大学理工学術院 森達哉教授は次のようにコメントしている。
「国税庁をかたるフィッシングサイトが前月比約48倍と急増した背景には、確定申告シーズンを見据えた攻撃者の戦略があると考えられます。(中略)また、ブラックフライデーやボーナス商戦に便乗したAmazonのフィッシングサイト増加も確認されており、攻撃者が消費者の購買行動が活発化する時期を的確に捉えていることがわかります」
今後は年始から本格化する確定申告関連の詐欺、そしてお年玉やセールを題材としたECサイト詐称などが想定される。
EC事業者としても消費者への注意喚起、自社サイトのセキュリティ対策など、常に最大限の注意を払いたい。


