EC担当者の8割超「AI上で言及される対策」に着手 PLAN-B調査
株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズは2026年2月25日、EC担当者における生成AI対策の進捗状況や成果に関する調査結果を発表した。
調査概要
◆調査名称:EC担当者のAI対策状況に関する調査
◆調査期間:2025年2月9日~2月13日
◆調査対象:全国のEC担当者(自社でEC事業を行っており、何らかのEC業務に携わっている担当者)
◆サンプル数:179名
◆調査方法:インターネットアンケート調査(Freeasy)
◆出典:EC担当者のAI対策状況に関する調査(株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ)
8割超が「生成AI経由の流入が増えている」と実感
「生成AI経由の自社サイト・商品ページへの流入の有無を把握しているか」についてたずねたところ、59.2%が「数値を含めて把握している」と回答。「流入の有無は把握している(数値までは見ていない)」の20.7%と合わせると、約8割のEC担当者が、生成AI経由の流入の有無を確認していることが明らかとなった。
一方、約2割はまだ把握できておらず、対応状況には差が見られた。

前問でAI経由の流入を「数値を含めて把握している」または「流入の有無は把握している(数値までは見ていない)」と回答した人を対象に、ここ半年〜1年ほどでの流入数の変化について質問。「明らかに増えていると感じる」41.3%、「やや増えていると感じる」41.3%を合わせて、82.6%が「増えている」と回答した。

今後の広がりについて約8割が「影響を見込む」
「自社情報(ブランド・商品情報、FAQ、レビュー、価格など)がAI上で正しく・頻繁に言及されるようにするための取り組みを行っているか」をたずねたところ、84.9%が「取り組んでいる」と回答した。
生成AI経由の流入増加を背景に、多くのEC担当者が「AIにいかに言及されるか」を意識した施策に、着手していることが明らかになった。

続いて「AIによる購買代行(エージェンティックコマース)」の広がりに対する意識について質問。「すでに重要な変化だと認識しており、対応を検討している」41.3%と「近い将来、影響が出ると考えている」34.6%を合わせて、75.9%が将来的な重要性を認識していることが分かった。

AIに「正しく理解される設計」が重要
AIが購買を代行する時代を見据えて実施・検討している取り組みとしては、レビューや評価の質・量を意識した施策が47.5%とトップになった。

本調査結果についてPLAN-Bマーケティングパートナーズは、次のようにコメントしている。
「生成AIはすでにECにおいて重要なユーザー接点となっており、多くのEC担当者がその影響を実感していることが明らかになりました。生成AI経由の流入や、AI上での言及を前提とした取り組みは、もはや一部の先進的企業に限られた動きではないことがわかります。(中略)AIは価格・在庫・レビュー・商品仕様といった構造化情報を含む多様な情報を横断的に解釈します。そのため、従来のキーワード最適化に加え、AIに正しく理解される情報整理や、推薦候補として選ばれるための設計が求められます」
AI時代におけるE、C戦略や情報設計のあり方の見直しに、本調査結果を参考にしたい。


