中小企業の「売上を伸ばす」経営コンサルティングを提供するGIコンサルティングパートナーズ。多くの実績を出してきたそのコンサルティングを、今回初めて「EC事業者」に特化して提供するセミナーが開催された。その内容を紹介する。

限られたリソースの中で、最大限の効果を上げるためにはどうしたら良いのか。鍵は「自社サイト」「集客」「助成金」にあるようだ。記事を参考にしていただきつつ、12月13日（火）には同内容のセミナーが開催されるので、前回を見逃した方はぜひ参加してみてほしい。

ネットショップ業界の現状と未来

講師：株式会社GIコンサルティングパートナーズ EC事業部　部長　町上一郎

　今年は楽天の創業から20年目、EC業界にとってある意味節目の年にあたる。BtoC-EC市場は成長を続けており、国内においては数少ない成長市場だ。市場の成長はユーザービリティの向上につながりユーザーにとっては良いことであるが、EC事業者の間での競争は激化し、ネットショップ業界は戦国時代を迎えている。

　EC事業は参入ハードル自体は低いが、円滑なマネーフローを作ることができず黒字倒産を余儀なくされる事業者も珍しくない。特にモール出店では売上はあっても利益を出すことが難しい。ネットショップ戦国時代を勝ち抜くには、モールはあくまでもオプションとして、自社サイトに重きを置くことが求められてくる。

　そして、自社サイト運営のために一番重要なのが「集客」だ。集客は自社でコントロールできる部分なので、ここをしっかりと押さえておくと経営が安定する。見込み顧客として質が高いのは、広告から来るお客様より検索から来るお客様だ。そのためにGIコンサルティングパートナーズが推奨しているのが、SEO対策を内製化することだ。

　本物のSEO対策ができていれば、検索エンジンのアップデートがあっても順位が落ちることがほとんどない。実際にGIコンサルティングパートナーズのウェブサイトは、ここ数年特に対策を行っていないにも関わらず、「経営コンサルティング」と検索すると常に上位に表示される。そのノウハウをセミナーでも提供している。SEO対策を内製化し、自社の力で集客できるようになり、自社サイトをしっかりと盛り立てることが、これからのEC事業者には必要になってくる。

誰も教えてくれない！鉄板WEBマーケティングノウハウ実践術

講師：株式会社GIコンサルティングパートナーズ　代表取締役　赤澤宣幸

　中小企業にとっては「マーケティング＝集客」と言えるぐらい、集客は経営において非常に重要な部分。安定的な集客ができていないと、投資をすることもできなくなる。

　ただ、集客といっても様々な情報が溢れている。ここで選択を間違えると経営が傾いてしまう。そこで様々な方法をGIコンサルティングパートナーズ自身が試して、中小企業の限られたリソースの中で最大のパフォーマンスを出すために一番の方法だと結論が出たのが、SEO対策だ。しかも、それを業者に任せるのではなく、自社でやり切れるようにするのが重要だ。

　広告は打ってしまえば終わりだが、SEO対策はやればやるほど積み上がる。つまり順位が上がって、そのことでさらにお客様を呼び続けてくれるという資産となる。まずはSEO対策をしっかりと行った上で、広告は+αとして活用すれば、限られたリソースで最大のパフォーマンスを出すことができる。

　SNS活用も最近の流行だが、全体で見ればウェブ検索でお店や商品を探す人の割合がまだ断然多い。やはりSEO対策を土台とした上で、様々な施策を複合的に組み合わせながら総合的にアクセス数を増やしていくことが重要だ。

　そしてGIコンサルティングパートナーズが特に推奨しているのが、自社内でSEO対策を行う「インハウスSEO」だ。SEO対策の基本的な考え方としては、現状分析、サイト内部対策、サイト外部対策を行い、検索順位をチェック、改善施策を検討・実施していくという流れになる。

　現状分析は、お客様が実際にどういったワードで検索を行っているのかを知り、その上でどういったキーワードが検索されやすいのかを分析することだ。

　サイト内部対策に関しては、Googleの検索エンジンに探してもらいやすいようにサイトを調整することが重要になってくる。ポイントとしては8点あり、オリジナルコンテンツの充実、メタタグ設定、SEOに適したサイト構造、キーワードの出現率、URLの最適化、indexされているページ数、発リンクの制限、ドメインの経年というポイントから対策を行っていく。

　サイト外部対策とは、他のサイトから自社のサイトにリンクを貼ってもらうことである。効果がないと言われることもあるが、いまだにそれなりの効果はある。ただし、何でもリンクを貼れば良いというわけでなく、きちんと選択することが必要。サイトの内部対策と外部対策は、世間で色々な説がささやかれてはいるが、これはリアルに、重要度の比率は5対5で考えるべきである。

　それぞれの対策のさらなる詳細は、セミナーにて今すぐ実践できるよう解説されるので、ぜひ12月開催のセミナーにも参加してみてほしい。

外注や助成金を有効活用してリソースを補う

　上記のように、何をすれば良いかは分かったが、それを行うだけの人的リソースや資金がないというのも、中小企業には多い悩みだ。そこで活用すると良いのが、外注と助成金だ。

　まず、SEO対策のための単純作業に関しては、クラウドワークスやランサーズのようなクラウドソーシングサイトを利用することで、作業コストを抑えることができる。その発注の際にもコツや注意点があるので、この辺りの知識もぜひセミナーで得てほしい。

　また、意外に見落とされているのが、助成金の活用だ。実は名の知れた大企業でも助成金を上手に活用していることが多いのだ。助成金を活用することで、無料で売上を上げることも可能だ。だが、まず何から始めれば良いのか、初めて助成金を利用する際には分からないことが多くて当然だと思われる。GIコンサルティングパートナーズでは、実際に成功した事例を基に、この分野の専門家が助成金活用をサポートしており、そのノウハウもセミナーで学び取ることができる内容となっている。

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