楽天のワンデリバリー、AmazonのAI。変化の速い業界で中小零細に活路はあるか?

ECのミカタ編集部 [PR]

日本のEC業界で実績のあるコンサルタントだけが所属できる協会、(社)ジャパンEコマースコンサルタント協会ジェシカ(以下、JECCICA)。JECCICAのコンサルタントは実績と人柄に定評があり、仕事の依頼が絶えることがない。めざましく変化していく業界で、必死に格闘するEC事業者を支えるJECCICA代表理事・教授の川連一豊氏にお話を伺うことができた。

楽天市場に追従か、袂を分かつか対応を迫られるECショップ。そしてAmazonは……

EC業界に激震が走った「ワンデリバリー」構想。崩壊状態にある物流業界の惨状を受けて楽天株式会社(以下、楽天)が打ち出した物流サービスだが、これがEC業界における大きな分岐点になろうとしている。

「楽天に出店していた町の肉屋や花屋の店主はみんな困っています。いくら全国10ヶ所に拠点があったとしても、商品を一度楽天の倉庫に入れなくては行けないので、絶対に翌日には届かない。生ものや生花を送るなんてできなくなってしまいます」。数多くのECショップのコンサルを手掛ける川連氏はそう話す。

「“絶対やっちゃいけないモール”もありますが、楽天は出店すると売上げが上がるので一度始めるとなかなか抜けられない。でも今後、楽天と一緒にやれるショップは限られてきます。すでに『どこまでも楽天についていく』店舗と『もういいや』という店舗と、はっきり分かれている。Amazonに出店していなかった店舗はAmazonへ流れているから、松橋さん(※)は最近ものすごく多忙ですし、本店を伸ばしたいという相談もものすごく増えています」。EC業界の現状を川連氏はそう指摘する。
(※編集部注:松橋さん/数多くのAmazon店舗の構築・コンサルを手がける、JECCICAの特別講師・参事 松橋 正一氏のこと)

Amazonの動向からも目が離せない。生活の中にアレクサのようなAIが当たり前に存在し、さまざまなモノがネットにつながる時代。家庭内の生活用品の在庫状況から家族の食の好み、服のサイズやその日の予定・気分まで、すべての情報がデータとして吸い上げられていくのだ。

「在庫が切れそうなタイミングで玄関に商品が届く、という世界をAmazonは目指しています。そんな世の中になったときAmazonに取り込まれていくのか、独自に生きる道を模索するのか。これから中小零細のECショップはもっと大変になっていきますよ」。

これからどうなる?業界の最新動向とノウハウが集まるJECCICA

数年前まではPCとガラケーだったのがスマホになり、AIが登場した。アメリカではすでに「Echo Look」というAmazonによるAIファッションチェックサービスが始まり、好みやシーンに合わせて似合う服をAIが提案・Amazonで購入できるようになっている。EC業界の変化は、恐ろしく速い。

「少し前はメルマガ会員を集めて配信し、LPを作成して売上げを上げるという単純な方程式が成り立っていました。それが今はブログにTwitter、Facebook、InstagramとECショップはやることだらけ。スナップチャットだとか中国のアプリもいっぱい入ってきて、ショップは何をどうしていいか分からなくなってしまっています」そう川連氏は話す。

集客や売上げ向上のためにコンサルを依頼しても、そのコンサルが業界の動向についていけていなければ成果は期待できない。新しいツールが現れては消え、最新情報があっというまに古くなってしまうEC業界では、“今”のノウハウを持つコンサルかどうかを見極める必要があるのだ。

「EC各分野のコンサルが専門ノウハウを共有するナレッジセンターが必要な時代になった。しかもECソリューション企業の中には、悪質な企業やサービスも紛れている。EC業界の推進には、公平中立な立場の協会が必要だと感じていました。それに共感したECコンサルタントが集まり、協会を設立したのです」JECCICA設立の経緯を川連氏はそう説明する。

「JECCICAに加入できるコンサルタントは、基本的にネットショップを実際に運営した経験のある人。そしてなにもよりも人柄を大事にしていますので、安心してご相談いただけます。現場を知らない空論や営業の話ばかりするような人はいません。優秀なECコンサルは圧倒的に不足しているので、人材の養成も行っています」。

真にECショップの成功を願うコンサルタントだからこそ、JECCICAのもとへは全国各地の商業会議所や県庁などからのセミナー依頼も相次いでいる。

商品力や接客力のあるECショップを応援するために、コンサルも本気で闘う

商品力や接客力のあるECショップを応援するために、コンサルも本気で闘う

ありとあらゆる課題に直面するECでは、相談しやすいコンサルの存在は重要だ。JECCICAのコンサルは、各モールの対策、CRM対策、転換率の向上、カゴ落ち対策、同梱物など、ECにまつわるありとあらゆる課題を解決してきた。

「たとえば検索結果が上がらないという相談もありますが、某カートを使っていたらどんなに検索対策をしても絶対無理。だからツールは導入する前に相談してもらった方が良いですね。最近は物流に関する課題も多いですが、1店舗で出荷すると集荷に来てもらえないとしても、ある程度の規模の倉庫に持ち込み、そこから出荷してもらうという方法もある。商品と状況により解決策は色々あるんです」川連氏の言葉は力強い。

JECCICAではセミナーや勉強会でノウハウを提供したり最新情報を共有したりと、業界の発展に労を惜しまない。越境ECツアーも行い、現地の雰囲気や現状の把握を行っている。

「簡単にショップがオープンできる時代だからこそ、パソコンのスキルがあまりない店主さんもいらっしゃいます。『Facebookのパスワードがわからない』と相談されたり、パソコンにウィルス対策ソフトすら入れていなかったりすることもあります」と川連氏は苦笑するが、そんなショップにも丁寧に対応しているのだ。
「たとえパソコンのスキルがなくても、良い商品を扱っていたり商売や接客が上手かったりする。ECにはどんなショップにもチャンスがあるからこそ、応援したいと思うんです」。

硬派で近づき難いイメージのあるコンサルだが、JECCICAのコンサルはみんな優しく親切だ。セミナーや交流会に参加して、ざっくばらんに困りごとを共有してみてはいかがだろうか?何かヒントが見つかるかもしれない。
JECCICA一般会員になれば初回に2時間程度の相談ができるが、セミナーには会員にならずとも参加可能だ。

「ECのノウハウの2割程度はどのショップでも共通して使えますが、あとの8割は企業によって対応が変わってきます。サイトごと・企業ごとにケースバイケースの対策が必要になるので、コンサルも一緒になって取り組んでいく。ショップもコンサルも、お互いに真剣にぶつかり合いながら解決していかなければ成功しません。JECCICAのコンサルは、それぞれのショップが成長することでEC業界も成長してほしいと心から願っています」。

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