ピーチ・ジョン、越境EC戦略を加速。WorldShoppingBIZ導入で世界125の国と地域へ

ECのミカタ編集部 [PR]

株式会社ピーチ・ジョン
右:カスタマーデライトインフラ推進部 カスタマーデライトインフラ推進課 尹 永淑氏
左:通販部通販課 吉岡 千波氏

女性用下着をメイン商材として、通販を軸にリアル店舗も展開する株式会社ピーチ・ジョン(以下、ピーチ・ジョン)では、2017年から本格的な越境EC展開もスタートさせている。国内向けのEC展開においては、下着という商品特性もあり、着用感を伝えることを重視したサイトづくりで、着実に成果をあげている。しかし同時に、流入する海外ユーザーをいかに取り込むかということが課題のひとつとなっており、そのソリューションとして該社が導入したのが、株式会社ジグザグ(以下、ジグザグ)が展開する越境EC支援サービス『WorldShoppingBIZ スタンダード』だ。

その導入の経緯や、導入の効果などについて、ピーチ・ジョンのカスタマーデライトインフラ推進部 カスタマーデライトインフラ推進課 尹 永淑氏にお話を伺った。

ブランド・リニューアルで、さらなる販売拡大をねらうピーチ・ジョンの越境EC戦略

ブランド・リニューアルで、さらなる販売拡大をねらうピーチ・ジョンの越境EC戦略PEACH JOHNのECサイト(https://www.peachjohn.co.jp/

女性用下着の通販企業として、業界のトップランナーといっても過言ではないピーチ・ジョンでは、2016年にブランド・リニューアルを実施。より幅広い層に受け入れられるファッショナブルかつ機能的なアイテムの投入を加速させ、ターゲット層の拡大と、それに伴う販売拡大を目指した。

その戦略は奏功し、各年代の女性から、“ファッショナブルでおしゃれ、機能性も優れているブランドという認知が高まり、新規獲得も増加傾向にあるという。また、ピーチ・ジョンでは海外戦略にも余念がない。

「以前から、中国での販売展開はしていました。独自ドメインでの展開などもありましたが、いまではタオバオが軸になっています。また、香港にも法人がありますし、2017年には台湾に現地法人を設立して、独自の展開もスタートさせています。このように近年は、アジア圏を中心とした海外戦略を本格化させています。」と尹氏はいう。

海外での商機を見いだしたのは、ひと頃話題となったインバウンドがきっかけだったという。

「観光で日本を訪れる中国人旅行者などを中心に、インバウンドでの売り上げが拡大した時期がありました。首都圏の実店舗においては、売上の多くをインバウンドが占めるということもありました。その時に、海外販売にもチャンスがあるのではないかと考え、本格的な展開を目指すことにしたのです。」

ジャパンプロデュース商品は、海外で根強い人気があるが、ピーチ・ジョンの商品もまさにこうした商品のひとつだといえよう。

システム改修なく、国内向けECサイトを、短時間・低コストで越境EC対応にする『WorldShoppingBIZスタンダード』を導入

システム改修なく、国内向けECサイトを、短時間・低コストで越境EC対応にする『WorldShoppingBIZスタンダード』を導入   カスタマーデライトインフラ推進部 カスタマーデライトインフラ推進課 尹 永淑氏

こうした市場の背景を受けて、海外へのEC販売を強化する上では、いくつかの越境EC支援サービスについて検討し、最終的に『WorldShoppingBIZスタンダード』の導入を決定したのだという。

「導入の決め手になったポイントは、①UXが良かったこと、②サービス導入に手間がかからないこと、③カスタマーサポートまで対応してくれることが挙げられます。

一つ目の“UXが良かったこと”ですが、他サービスと比較検討する中で、商品情報の翻訳まで出来るサービスは『WorldShoppingBIZスタンダード』だけでした。加えて、WorldShopping内で多言語での商品検索が出来ることも分かり、言語に関係なく欲しいものを見つけたり、探せたりするのは非常にユーザビリティが高いと感じました。またWorldShoppingに生成される多言語商品ページのおかげでSEO効果が見込めるのも集客の観点からも評価のポイントでした。それから、サイトデザインそのものがシンプルで、当社のブランドイメージを損なわないと判断できました。またレスポンシブ(スマホ)にも対応していたことも重要な要素でした。」

●アクセス元が「英語圏」またはブラウザ言語が「英語」だった場合、英語翻訳のページが表示されるが、他の言語で検索をすることも可能
(例:英語ページで「文胸(中国語でブラジャーの意)」を検索することが出来る)

「二つ目の “導入のしやすさ”ですが、作業的な負荷がなかったのは有難かったです。大幅なサイト改修や在庫管理等のオペレーションを変更することなく、日本のサイト、日本のオペレーションのまま越境EC対応できるのは画期的なサービスだと思います。」

日本のEC事業者が、越境ECを展開しようすれば、言語・決済・配送は、3大テーマとなるが、これらについてEC事業者側にほとんど負担を強いることのない、導入のスピーディーさ、簡便さが大きな魅力になっているようだ。

特に、ピーチ・ジョンの場合には、クレジットカードの不正使用を防止する目的で、カード決済に際しては、日本国内で発行されたものしか使えない設定となっており、海外ユーザーにとっては決済面で使い勝手の点で難があった。しかし、こうした問題も、ジグザグの『WorldShoppingBIZスタンダード』を使うことでクリアできたのである。

「PayPal(ペイパル)、Alipay(アリペイ/支付宝)、銀聯(ギンレン)など、多様な決済に対応していて、かつ配送先も世界125ヵ国と多いことで、より海外販売の可能性が拡がると感じられました。」

そして、ユーザビリティや導入の簡便さと合わせて、課題となっていた複数言語のカスタマーサポート。『WorldShoppingBIZスタンダード』では、このカスタマーサポートまでを請け負ってもらえるため、外国人の採用や雇用におけるコストを抑えることが出来るので評価が高かった。

「問い合わせ対応までお任せできるのは、本当にありがたいです。自社内で多言語での問い合わせ対応をすることは、人的リソースの問題もあり、現実的ではありませんが、その部分もお任せできるので、運営オペレーション上の手間もほとんどかからないだろうと判断しました。」と尹氏はいう。

ミニマムの作業負荷で、世界125カ国の海外ユーザーを取り込み、ピーチ・ジョンの越境

実際に『WorldShoppingBIZスタンダード』を導入して、2年以上が経過しているが、想像を超える国と地域から注文が舞い込んでいると、尹氏は話す。

「そもそも、『WorldShoppingBIZスタンダード』導入以前の当社ECサイトでは、海外ユーザーの流入はわかっていても、そこについては充分な対応が取れていませんでしたから、みすみす販売機会を失っていたわけです。ただ、海外からの流入があるとはいっても、それほどのボリュームではないので、サイトの改修や越境EC用の体制を組むといった投資は望むべくもありません。そういう状況だからこその導入だったわけですが、おかげでこれまで取りこぼしていた海外ユーザーを着実に取り込み、売り上げに結びつけることができました。これはとても大きな成果です。

それに加えて、当社商品の話題性の向上という点でも成果が上がっています。現在、当社では、PEACH JOHN、SALON by PEACH JOHN、YUMMY MARTという3つのブランドを展開しています。YUMMY MARTでは、キャラクターとコラボした商品やコスプレ調の商品なども扱っているのですが、これが海外で非常に人気になっています。日本でも、キャラクターものやコスプレ系が受け入れられやすい市場に展開した経緯はあるのですが、日本のマーケット以上に海外でヒットしています。

越境EC展開の仕組みとして『WorldShoppingBIZスタンダード』を導入して2年以上が経過していますが、当初は下着という商品特性から日本女性と近しい体形の台湾や香港などアジア圏のお客様にご利用いただくことを予想していました。結果的には欧米在住のアジア人の方を含めた40ヵ国からオーダー実績がありました。また、多くは各国のアジア人に購入していただいているのですが、キャラクターものやコスプレ系の商品については、フランス人やロシア人などにご購入いただいています。こうした動きは、私たち自身も予想していなかったことで、『WorldShoppingBIZスタンダード』の効果だと思っています。

また、日本人向けに開発した着物柄の下着が、日本以上に海外で売れているといった現象も確認できています。『WorldShoppingBIZスタンダード』の導入による副次効果も、うれしい誤算でしたね。」と尹氏は、顔を綻ばせた。

ピーチ・ジョンがECで販売展開する商品は、アイテム数にして1,200超、サイズや色・柄が豊富なので、SKUで見れば11,000種に及ぶという。これだけのボリュームの商材を、独自に越境EC対応しようとすれば、その労力は計り知れないものになるだろう。

『WorldShoppingBIZスタンダード』が、越境ECをスピーディーに具現化する上で、どれほど魅力的なサービスかが、この事例からも伺い知ることができるだろう。

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