「カメラマンvs自動商品撮影システム」ECサイトに欠かせない商品画像の撮影を徹底比較!

須崎 千春 [PR]

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「商品撮影にかかるコストを削減したい」「手間がかかる商品撮影をなんとか効率化したい」ECサイトを運営する会社が長く抱える商品撮影に関する課題。この課題にアプローチするオートリージャパン株式会社は、商品撮影を内製化・効率化するための自動撮影システムを展開し、全世界での導入は1万社を超えている。一体どういったシステムなのだろうか。今回は該社のセールスマネージャー陳威安氏、セールススーパーバイザー東山博哉氏に協力を頂き、ECのミカタ社員の芳賀が実際に商品撮影をしてみた。一体カメラマンの撮影写真と撮影素人が自動撮影システムで撮影した場合の結果にどういった差があったのだろうか。

ECのミカタ社員、自動撮影システムを使い商品撮影に挑戦!

ECサイトの利用が一般的になった昨今、EC事業者が抱える悩みの一つに「商品撮影へのコスト」があげられる。膨大な撮影枚数、照明のセッティング、カメラマンの手配、撮影後の加工……多大な費用と時間が必要なのだ。内製化したいがなかなか環境を整えられない現実もある。

今回使用するオートリージャパンの「自動商品撮影システム」は、パソコンにスタジオとカメラを接続し、撮影から保存までを効率的に行うシステムである。果たしてカメラマンと時間やクオリティを比較した際に、どういった差がでるのだろうか。ECのミカタ社員の芳賀が自動撮影システムを操作し、商品写真の撮影に挑戦した。

まず見ていただきたいのだが、どちらが自動撮影システムでどちらがカメラマン撮影だろうか?

左カメラマン撮影で右が自動撮影だ。ではこのカットを撮影するのにそれぞれどれだけ時間がかかっただろうか。

【第一対決:革靴撮影】圧倒的な時間差で撮影が完了!

今回は、ある程度照明環境を用意してから撮影を開始し、1足8アングルの撮影と白背景化やリサイズなどの編集をして、Webに載せられる画像を用意するまでの合計時間を比較する。その結果、次のような結果となった。

プロのカメラマンと写真と比べても質は劣らず、時間は五分の一。まさに「効率化」という言葉がぴったりである。

「10分程度、撮影の方法を教えてもらっただけで、こんなに簡単にきれいに撮影できるのは驚きですね。」とECのミカタ社員の芳賀。では実際の撮影の様子をみてみよう。

[靴①セッティング]

商品を機材の中に入れて様々なアングルでの撮影を効率化するBOXタイプ「3D PhotoBench 280」を使用。まずは機材の中に革靴を入れ、商品と影の角度などを決めていく。このように一度アングルや照明の設定を行なってしまえば「プロファイル」として設定を保存ができるので、その後の商品撮影はよりスムーズになるだろう。



[靴②撮影中]

今回の設定では、PCをワンクリックするだけで8アングルの撮影がスタートする。ターンテーブルが自動で回転し、正面撮影のほか、最大5台までのカメラをセットできるため、俯瞰撮影や斜めアングルでの撮影も可能だ。決まった撮影レギュレーションに合わせてカスタムできる自由度の高さも魅力的で、撮影者の手間はほとんどない。



[靴③処理中]

こうして撮影した画像は、接続したパソコンですぐに確認ができる。その後、必要であれば明るさ調整などを行い、保存するだけの簡単作業。保存方法も予め登録しておけば、各サイト掲載用に複数の画像サイズやフォーマットがワンクリックで保存できる。オートリーの自動撮影システムなら、カメラの知識がない人でも質の高い商品画像を効率よく撮影できそうだ。


【第二対決:切り抜きスピード】自動背景切り抜き機能で結果は歴然

続いては、画像の「切り抜き」に挑戦してみた。通常、撮影後にフォトショップなどで切り抜くが、レース素材などの切り抜きが難しい衣類はカメラマンでも手を焼くことが多いと聞く。だが、自動撮影システムなら誰でも一瞬で切り抜き画像を撮影できるらしい。

[服①セッティング]

平置きでの衣類の撮影などに役立つ「ClothingPad」を使用。服をセットして、さっそく撮影を進めていく。



[服②撮影中]

四方にある照明により影の調整ができ、ボトムライトによって素材感を強調、最適な設定はプロファイルに保存が可能。パソコン上の操作のみで設定を完結できるため、照明の位置をずらしたり撮影の後片付けにも手間がかからないことが特徴だ。こちらもワンクリックで撮影開始となり、自動で異なる照明の画像が2枚撮影、合成されることで透明背景の画像を10秒足らずで作成できる。果たして、通常切り抜きが難しい透けるレース素材もきれいに切り抜きできただろうか。

比較写真

 画像は切り抜きを目立たせるために、黒い背景を合成してある。注目していただきたいのは、右側の画像が服の内側の透過している部分まで切り抜かれているという点だ。カメラマンは撮影後に切り抜き編集を行うが、網目部分を一つひとつくり抜くなどして、レース素材の衣類を透過処理するには、少なく見積もっても数時間はかかるらしい。そのため、くり抜いたとしても首元程度で、服全体まではとても手が回らないそうだ。

一方、自動撮影システムで透過処理した画像はわずか10秒で処理が終わってしまう。白い商品や反射する商品、半透明なものも自動で透明背景の画像を作成できる。「いかに商品写真を効率よく量産するかが大切です」と東山氏は笑顔で言う。

業界のパイオニアとして「撮影の多様性」を追求する理由

業界のパイオニアとして「撮影の多様性」を追求する理由

「グローバルで1万社以上と、弊社の自動撮影システムは世界中で使われています。2003年から開発をし、業界のパイオニア的存在として”業界の先陣をきった”という自負を持っています。

商品撮影の外注には様々な課題があるので、内製化することに越したことはありません。ただそうは言っても、なかなか環境が整えられないのが現状。このような商品撮影に関する悩みを持つ企業さまに対して、撮影環境を整え内製化するハードルと下げられるのは、弊社が提供しているような撮影システムです。オートリージャパンが展開する自動撮影システムを使えば、これまで外注していた商品撮影を内製化、コストカットすることができます。」と陳氏は言う。

また、小物用の小さなサイズのBOXから全身が入るような大きな自動撮影システムまで取り揃え、なおかつ、撮影に必要な「ターンテーブルだけ購入する」ということも可能です。商品撮影には様々なニーズがあるので、多くのバリエーションを揃えています。よってお客さまにぴったりなソリューションを提供することができるのです。もちろん、商品のアップグレードは常に行なっております。特に、2018年にはユーザーインターフェースが大幅に変わり、扱いやすくなりました。

システムの開発・製造は台湾で行なっていますが、仮にお届け後に何かがあったとしても、わたしたちを経由して台湾の製造メンバーが直接対応してくれます。そういったサポート面が充実しているのも魅力の一つなんです。あとは価格ですね。例えば、今回革靴を撮影したBOXタイプの自動撮影システムの価格は、類似品だと300万円台ですがオートリーは200万円台となります。ターンテーブル非搭載の撮影システムなら70万円台からご用意しています。製造拠点からの送料などを含め、コストをなるべく抑えているからこそ提供できる価格にしています。」と東山氏。また、今度のEC市場との関わり方についても語った。

「360度回転画像」の普及でより魅力の伝わるECサイトに

「360度回転画像」の普及でより魅力の伝わるECサイトに

「やはり今、様々な自動撮影システムについての問い合わせをいただきます。ECサイトを運営する企業さまは、いつも撮影の業務に追われていてみなさん困っているんです。ECサイトに画像は必ず必要なので、対策を打つに越したことはないと思います。


360度回転画像(実際にカーソルを当てると回転させたり拡大縮小が可能)

そして、撮影の効率化だけでなく「360度画像」の普及に貢献したいとも考えています。ターンテーブルで簡単に作成できる360度画像が1枚あれば、ユーザーさまからの「この角度から見てみたいのに、確認できるカットがない」という声を減らすことができますし、企業さまも、一点一点細かく撮影する必要がなくなります。ECサイトで失敗のない買い物ができるようになるので、ECサイトに対する信頼度も向上するはずです。」と東山氏は、世界中で商品を展開するオートリージャパンならではの視点で、今後の日本のECサイトについて言及した。

「今後は、国内で行われる様々な展示会にも出展予定ですので、ぜひ弊社商品を直接体験いただきたいですね。ショールームでの内覧も可能ですし、遠方の場合オンラインデモも行っています。数点であればサンプル撮影を実施し撮影品質などもお試し可能なので、メール・お電話・問い合わせフォーム、企業さまのやりやすい方法で、気軽にご相談いただきたいです。」

これからもECサイトの利用が増えるであろう今、商品撮影の内製化や効率化など何らかの課題を解決したい企業さまは、ぜひ一度自動撮影システムのオートリージャパンに相談してみてほしい。

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記者プロフィール

須崎 千春

1992年生まれ 北海道出身。朝ごはん巡りが大好きなフリーライター。
ビジネス系の書籍やWeb記事の執筆をメインとし、「ECのミカタ」ではECサイトを運営する会社での勤務経験を活かし、企業インタビューを行なっている。

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