Shopify(ショッピファイ)と提携したトランスコスモスが目指すノーコードECの未来

ECのミカタ編集部 [PR]

トランスコスモス株式会社 理事 
デジタルマーケティング・EC・コンタクトセンター統括 
デジタルトランスフォーメーション総括 副総括責任者
ECX本部 本部長 
尾崎公紀(おざき・きみのり)氏

EC総合支援サービスを手がけるトランスコスモスが、EC業界で存在感を放っている。2020年4月にShopify Plus(ショッピファイプラス)の公式パートナーに認定されたほか、国内外のEC関連テック企業と業務提携した。Shopify(ショッピファイ)をベースに最先端のテクノロジーを駆使し、EC事業者の課題解決をサポートするという。トランスコスモスがShopify(ショッピファイ)と提携した理由やEC支援サービスの展望について、事業を統括している尾崎公紀氏に話を聞いた。

EC事業者の課題を解決するためShopify(ショッピファイ)と提携

──トランスコスモスさんは2020年度、Shopify(ショッピファイ)をはじめ国内外のEC関連企業と業務提携し、EC関連の新サービスを次々とリリースしていますね。

尾崎氏:2020年度は新型コロナウイルスの影響でEC市場が急拡大したこともあり、EC事業を新たに立ち上げる企業や、ECシステムのリニューアルを検討する企業が増えました。多様化するEC事業者のニーズに応えるとともに、EC事業者が抱える課題を解決するために、新たなサービスを積極的にリリースしています。

EC支援サービスに関連する2020年度の主なトピックス

──2020年4月にShopify(ショッピファイ)専任チームを立ち上げるなど、Shopify(ショッピファイ)を使ったECサイトの構築に力を入れているように見えます。

尾崎氏:おっしゃる通り、弊社は現在、クライアントのECサイトを構築する際のプラットフォームとして主にShopify(ショッピファイ)を採用しています。EC事業者が直面している課題を解決するには、Shopify(ショッピファイ)をベースにECサイトを構築することが有効だと判断したからです。

弊社はコールセンター事業やBPO事業などに加え、EC支援サービスを約20年前から手がけてきました。2014年にはEC事業者向けの支援サービスを統合した「e Commerce HUB」を開始。ECサイトの構築から運用、マーケティング、顧客対応、物流までトータルで支援しています。「e Commerce HUB」におけるECサイトの構築は、現在は主にShopify(ショッピファイ)を使っています。

トランスコスモスが取り組むShopify(ショッピファイ)などの
ECに関するサービスサイトはこちら

https://transcosmos-ecx.jp/

EC事業者が抱える4つの課題をShopify(ショッピファイ)で解決

──EC事業者が直面する課題とは、具体的にどのようなことでしょうか。そして、その課題をShopify(ショッピファイ)によってどのように解決できるのか教えてください。

尾崎氏:EC事業者が直面している課題とは、ECシステムの「パフォーマンス」「セキュリティー」「開発期間と費用」「保守・改修」の4つです。

「パフォーマンス」とは、大量のトラフィックを捌くサーバー性能のこと。ECシステムのサーバーの処理能力が低いと、新商品の発売直後やセール開始時などECサイトにアクセスが集中したとき、サーバーが落ちて機会損失が発生します。

2つ目の「セキュリティー」の課題とは、サイバー攻撃の対策に多額の費用がかかることです。

そして「開発期間と費用」の課題とは、ECパッケージやフルスクラッチでECサイトを構築する際、要件定義を含めて開発に1年ほどかかり、費用もかさむこと。近年のEC市場は変化が早いため、開発に1年もかけていてはトレンドについていけません。1年前に構築を始めたECサイトが時流に乗れず古くなっている、ということも多々あります。

最後の「保守・改修」の課題とは、ECシステムのアップデートや機能改修を行う際に費用負担が重くのしかかることです。

──Shopify(ショッピファイ)なら4つの課題を解決できると。

尾崎氏:既存のECプラットフォームの中では、Shopify(ショッピファイ)がベストだと思います。

「パフォーマンス」についてはアクセスが集中しても高いパフォーマンスを発揮し、大量のトラフィックを捌くことができます。カート機能とサーバーを一緒にレンタルできるため、EC事業者がサーバーを管理する必要もありません。

Shopify社はセキュリティー対策にも力を入れています。クレジットカード情報のセキュリティの国際基準である「PCI-DSS」に準拠しているほか、年間数億円を投じてホワイトハッカーによるセキュリティーホールチェックを行っています。

「開発や保守」については テンプレートを使ってECサイトを構築し、機能を追加する際はアプリケーションを使うため、開発期間と費用を抑えることが可能です。そして、SaaS型のプラットフォームなので、システムの核となる部分の保守・メンテナンスはShopify(ショッピファイ)社が行い、EC事業者は個別に保守業務を行う必要がありません。

EC事業者としてShopify(ショッピファイ)のポテンシャルを実感

──トランスコスモスさんがShopify(ショッピファイ)を高く評価している理由をお聞かせいただけますか?

尾崎氏: EC事業者としてShopify(ショッピファイ)のポテンシャルの高さを実感したからです。

弊社は米国のアパレルブランド「TAYLOR STITCH(テイラースティッチ)」の国内独占販売権を持ち、日本語のECサイトを2017年から運営しています。「TAYLOR STITCH」のECサイトをShopify(ショッピファイ)で構築し、運用を行ってきた中で、Shopify(ショッピファイ)は機能やUI・UXが優れていることや、先ほどお話しした4つの課題を解決できることが分かりました。

──EC事業者の立場でShopify(ショッピファイ)を実際に使って利便性を実感したのですね。

尾崎氏:はい。その上で、ECベンダーとして国内のECパッケージやオープンソースシステムでECサイトを構築してきた経験も踏まえ、Shopify(ショッピファイ)は非常に優れたプラットフォームだと判断しました。

また、Shopify(ショッピファイ)社は資本力が日本のシステム会社とは桁違いに大きく、機能開発やR&Dなどに莫大な投資を続けています。将来の成長性という観点からも、Shopify(ショッピファイ)に大きな期待を持っています。

Shopify(ショッピファイ)の課題である「ローカライズ」をトランスコスモスが担う

───Shopify(ショッピファイ)にはデメリットはないのでしょうか。

尾崎氏:もちろん、Shopify(ショッピファイ)にはデメリットもあります。例えば、日本の商習慣に照らし合わせると、Shopify(ショッピファイ)の機能では不十分な場合があります。「テイラースティッチ」の日本語サイトを立ち上げた際、決済手段として「代引き」や「コンビニ決済」が使えず不便に感じることもありました。

また、Shopify(ショッピファイ)のアプリは海外製のものが多いため、機能を追加する際に言語の壁を感じる人もいるかもしれません。日本語のアプリは増えていますが、日本市場へのローカライズは道半ばといえるでしょう。

そして、受注管理システムやWMSなどとShopify(ショッピファイ)を連携するには、個別に開発が必要になることも課題の1つです。

───Shopify(ショッピファイ)はポテンシャルが高いものの、日本のEC事業者にとって使いにくい部分も残っているのですね。

尾崎氏:そこがShopify(ショッピファイ)の課題であり、その課題を解消することが弊社の役割だと自負しています。
国内に5社しかないShopify Plus(ショッピファイプラス)公式パートナーであり、システム開発の技術力を売りにしてきた弊社としては、日本のEC事業者がShopify(ショッピファイ)を手軽に使えるように、Shopify(ショッピファイ)を日本市場にローカライズする推進役を担いたいです。

独自アプリでShopify(ショッピファイ)の受注処理を自動化

───日本のEC事業者がShopify(ショッピファイ) を使いやすくなるように、具体的にどのような取り組みを計画しているのでしょうか。

尾崎氏:すでに進んでいるプロジェクトの1つは、Shopify(ショッピファイ)の受注データを受注管理システムに自動的に取り込み、倉庫への出荷指示や配送伝票の印刷までシームレスに連携するアプリケーションの開発です。

その他には、コロナ禍で実店舗の営業が制限され、OMO(Online Merges with Offline)領域のソリューションへのニーズが高まっていることを受け、オンライン接客ツールを導入しやすくするプロジェクトも進めています。具体的には、弊社が国内独占販売権を持っているオンライン接客ツール「HERO」を、国内でShopify(ショッピファイ)に連携するプロジェクトです。「HERO」は海外ではShopify(ショッピファイ)と連携しており、世界的なブランドも使っています。

また、Shopify(ショッピファイ)はストアフロントの顧客体験とバックエンドのシステムを切り離した「ヘッドレスコマース」の概念を持ちます。Shopify(ショッピファイ)で構築したECサイトのソーシャル連携を行いやすくするため、Instagramアカウントの運用管理やソーシャルコマースなどを行うツール「Dash Hudson」とShopify(ショッピファイ)の連携も進めています。

「HERO」や「Dash Hudson」のように海外で使われている優れたソリューションを日本でも簡単に使えるようにすることは、Shopify(ショッピファイ)のローカライズにつながると考えています。

Shopfiy(ショッピファイ)の開発人材を3年で5倍に増員

──Shopify(ショッピファイ)のローカライズを推進するには、開発体制の強化が必要ではないでしょうか。

尾崎氏:おっしゃる通りです。Shopify(ショッピファイ)の開発人員を3年後までに約5倍に増やす計画です。

弊社は2020年4月にShopify(ショッピファイ)専任チームを立ち上げたほか、2021年には福岡市内に新オフィスを開設し、Shopify(ショッピファイ)をベースとしたEC支援サービスを集約しました。社内の開発体制とサービス提供体制が整いましたので、今後は人材採用を加速させます。

──Shopify(ショッピファイ)でECサイトの構築や保守などを行えるエンジニアを大幅に増員するのですね。

尾崎氏:クライアントのECサイトの構築や保守を行う人材はもちろん増やしますが、それに加え、ECサイトのフロントとバックエンドのシステム連携をノーコードで行うためのアプリケーションを開発する人員も増やしたいと考えています。

先ほどお話しした、弊社が開発中のShopify(ショッピファイ)の受注処理を自動化するアプリケーションはノーコード化の取り組みの一環です。Shopify(ショッピファイ)のフロントとバックエンドのシステムを連携する場合、現在はシステムベンダーがEC事業者ごとに要件定義を行い、個別に改修を行っています。弊社はそれをノーコードで実現できるアプリケーションを作ります。

──ECサイトを構築する際、EC事業者がそれぞれ「車輪の再発明」を行っている現状を変えるために、Shopify(ショッピファイ)で使える汎用的なアプリケーションを開発するのですね。

尾崎氏:その通りです。日本のEC業界を前進させるために、Shopify(ショッピファイ)を日本にローカライズすること。そして、その先の未来にノーコードのECを日本に定着させること。この2点が弊社のミッションだと考えています。

EC業界の未来を切り開くエンジニアを募集

──トランスコスモスさんに入社すれば、Shopify(ショッピファイ)をベースとしたシステム開発に携われる上、ECのノーコード化というミッションにも挑戦できるのは、エンジニアとして働く上でのキャリアアップにつながりそうです。

尾崎氏:エンジニアがキャリアアップするには、Shopify(ショッピファイ)など利用者が増えているシステムでの開発経験を積むことは、とても大切です。レガシーなシステムの保守や運用しかできないエンジニアは、いずれ仕事が先細りになるでしょう。

トランスコスモスは挑戦する姿勢を尊重する会社です。将来を見据え、新しい分野にチャレンジしたいエンジニアや、日本のEC業界を変えたいという気概を持ったエンジニアにとって働きがいのある会社だと思います。Shopify(ショッピファイ)のローカライズと、ノーコードECの実現というミッションの達成に向け、一緒に挑戦してくれるエンジニアを歓迎します。

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