「GMOクラウドEC」が新たに誕生 GMOグループ2社がEC構築サービスを統合した全貌に迫る

ECのミカタ編集部 [PR]

右:GMOメイクショップ 笹崎 淳史 氏
左:GMOシステムコンサルティング 渡邉 浩平 氏

GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社とGMOシステムコンサルティング株式会社が両社のEC構築サービスを統合し、新たなECサイト構築システム・ソリューション「GMOクラウドEC」を立ち上げた。目指すのは圧倒的なカスタマイズ性能と利便性。本格的なネットショップ構築のために必要な各プランを設け、ユーザーのEC業界での成功を力強く後押しする。GMOメイクショップの笹崎淳史氏とGMOシステムコンサルティングの渡邉浩平氏に、「GMOクラウドEC」がリリースされた背景や各プランの特徴、ユーザーのメリットなどについて話を聞いた。

高度化する事業者の要望に応えるプラットフォーム

――EC業界の概況を教えてください。

渡邉 コロナ禍で消費行動のデジタルシフトが一気に進んだ気がします。自宅にいながらインターネットで商品を注文する生活スタイルが定着し、多くの企業がECビジネスに参入しました。プレイヤーが増え、DXやD2Cなど新しい動きも出てきました。この動きは今後より加速していくと思われます。

――ネットショップ構築ASP「MakeShop byGMO」 の利用者も増えましたね。

笹崎 2020年の年間総流通額は過去最高の2343億円に達しました。おかげさまで9年連続ASP業界No.1の実績です。新規のショップ純増数は前年比245%。店舗あたりの売上げも伸びたことで、総流通額の増加につながりました。

――まさに日本一のECプラットフォームですが、コロナ禍でニーズの変化はありましたか。

笹崎 「MakeShop」は運用コストや651 の豊富な機能、外部ショッピングモールとのシステム連携などで幅広い業種・業態のお客様から支持されています。クラウド型のサービスなので定期的にバージョンアップできることも強みですが、新規顧客が増えたことでショップ様からよりレベルの高い要求が寄せられるようになりました。こうしたユーザー様に対して我々GMOインターネットグループでは相互連携を図りながら、最適なソリューションをご提供しています。

既存サービスを統合して顧客利益を最大化

――2020年8月にGMOシステムコンサルティングをグループ化した経緯と背景について教えてください。

笹崎 当社とシステムコンサルティング社はそれぞれEC支援事業を展開しており、これまでもECサイト構築サービスのシステム開発で協業していました。今後EC事業者様のより高度なニーズに対応するためには、個々で活動するよりも一緒に付加価値の高いサービスを提供するべきだという共通の観点からグループ化が実現しました。

――グループ化によりどのようなシナジーが期待できますか。

渡邉 営業やマーケティング、開発面を含めて相乗効果があると思います。メイクショップ社が持つECプラットフォーム構築サービスの提供実績と、システムコンサルティング社の開発力、ECパッケージの豊富な構築経験を融合することで、EC事業者様の多様なニーズに迅速に対応できる体制が整いました。

――サービス面ではどのような変化がありますか。

笹崎 両社がこれまで個々に提供していたEC構築サービスを統合し、3月31日から「GMOクラウドEC」として提供を開始しました。これはメイクショップ社が提供するASP「MakeShop」をベースにクラウド上で必要な機能を追加できるセミカスタマイズ型の「MakeShopエンタープライズ byGMO」、フルカスタマイズ型の「Axコマース byGMO」、システムコンサルティング社のECパッケージ「ECオリジン byGMO」の3つのサービスを統合したソリューションです。

これまでは同じGMOインターネットグループの中でEC構築のサービスが複数あってわかりづらかったのですが、ハイエンド向けの商材の サービスサイトを一本化し窓口を一つにすることで、複数のサービスに問い合わせて比較しなくても「GMOクラウドEC」にご相談いただくだけで、 EC事業者様の要望にマッチしたプランをワンストップで提供できるようになりました。

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高い自由度・拡張性で最適なEC構築プランを提供

――新ソリューション「GMOクラウドEC」について教えてください。

笹崎 「GMOクラウドEC」は、高い拡張性があるECサイト構築システムです。「MakeShop」をベースにセミカスタマイズできる「MakeShopエンタープライズ」プラン、多様なニーズに応えるパッケージ型の「パッケージEC」プラン、クラウド上でフルオーダーメイドが可能な「クラウドEC」プランという3つのプランをご用意しました。

――「MakeShopエンタープライズ」の概要を教えてください。

笹崎 「MakeShopエンタープライズ」プランは、ASPをベースに足りない機能のみを追加できるプランです。「MakeShop」をご利用のお客様向けに基幹システム連携などのカスタマイズに対応し、低コストでBtoB EC、モール構築を実現できます。また、コロナ禍でEC開設が進んでいる食品関連事業者様向けに店舗受取・デリバリー受注に対応するなどのカスタマイズも可能です。実績No.1の「MakeShop」で培ったノウハウを基に構築したプランなので、皆様に安心してご利用いただけます。

――「パッケージEC」について教えてください。

渡邉 「パッケージEC」プランは、自由度の高いサイト構築が可能なパッケージシステムです。対象になるのは月商2000万円以上の中~大規模事業者様。豊富な基本機能がパッケージ化されているため、大規模ECサイトでも低コストで短期導入が可能です。サブスクリプション型ECサイトやオークションサイトの構築・運営にも適しています。

――「クラウドEC」はハイエンド向けのソリューションでしょうか。

笹崎 そうですね。フルカスタマイズ型の「クラウドEC」プランも中~大規模事業者様向けのプランです。拡張性が高く自由度の高いフロント構築ができるため、複数ECサイトを運営するマルチサイトやマーケットプレイス、D2Cサイトを構築したりする際に有効です。

ワンストップでEC事業者の課題解決をサポート

ワンストップでEC事業者の課題解決をサポート

――両社のサービスを統合したことで、EC事業者にはどのようなメリットがありますか。

渡邉 「GMOクラウドEC」というひとつのソリューションにサービスが集約されたので、システム導入をご検討いただくEC事業者様にとって非常にわかりやすくなったと思います。我々としてもお客様のご要望をしっかりと受け止めやすくなりました。ASPカートをはじめパッケージ型、クラウド型のEC構築をワンストップで提供できるようになった点は大きなメリットだと思います。

――今後の展開について教えてください。

笹崎 セミナーの開催や展示会への出展を通じて「GMOクラウドEC」のサービス認知拡大を進めます。広範な領域でEC事業者様が抱える課題を解決できるソリューションが提供できるよう、今後もサービス強化を図って参ります。

――ECサイトの新規開設を検討している事業者、または次のフェーズに進もうと考えている事業者にひと言お願いします。

渡邉 冒頭申し上げたように、今後日本のデジタルシフトは加速度的に進んでいくと考えられます。そうなるとデジタルの知識が乏しいままECに参入せざるを得ない状況や、求める要件にマッチしないサービスを契約してしまうことも生じるでしょう。GMOはこうした事業者様に対し、ショップ構築サービス「MakeShop」や「GMOクラウドEC」を通じて最適なソリューションを提供します。ECに関してお困りのことがあれば、まずはGMOにお問い合わせください。

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