CO2排出実質ゼロ!「ステークホルダーに愛される」環境配慮型物流とは?

ECのミカタ編集部 [PR]

株式会社エスプールロジスティクス
社長 執行役員 小林 正憲氏

企業経営においてESG(Environment=環境、Social=社会、​Governance=ガバナンス)に取り組むことは、事業を継続していくために欠かせないファクターだ。特に温暖化の主な要因とされるCO2の排出抑制は喫緊の課題で、国内外でその対策が求められている。

株式会社エスプールロジスティクスが提供するのは、こうした社会課題を解決する新しい形の物流サービス。カーボンオフセットでCO2排出を実質ゼロにし、EC事業者の環境経営を力強くサポートする。同社の小林正憲社長にESGを経営の中心に据えるメリットやCO2排出削減の具体的な取り組みについて話を聞いた。「儲からないのでは?」こんな問いに対する答えとは・・・。

業界初のカーボンフリーロジスティクス

――環境・社会問題の解決に向けて、企業経営にESGを組み込む動きが活発化しています。

エスプールグループは、地方での雇用創出や障がい者雇用などのソーシャルビジネスに注力しています。物流のアウトソーシングサービスを提供する当社も例外ではなく、長期的に成長を続けるためESGには積極的に取り組んでいます。このような背景から、エスプールロジスティクスでは、CO2排出を実質ゼロにする「カーボンオフセット」を実施し、業界初の「カーボンフリーロジスティクス」を実現しました。

――カーボンオフセットの具体的な取り組み内容を教えてください。

まずは、自社が排出しているCO2の量を把握し、CO2削減目標値を掲げて、具体的な取り組みに落とし込みました。3Rを推進し、倉庫内から出る廃棄物の分別・再資源化を徹底したり、自動梱包機を2台導入することで省人化を進め、作業におけるCO2排出も抑制したりしました。

エスプールロジスティクスが創り出す
「ゼロ・エミッションロジスティクス」

また、細かいことですが、エアコンの設定温度を最適化したり、使用していないエリアの電気を消したりして省エネにも努めています。

最終的にインドネシアやカンボジアに環境投資を行う形でカーボンクレジットを購入し、CO2排出の実質ゼロを実現しました。

一連の事業活動によって生じる温室効果ガスの排出量を「サプライチェーン排出量」と言い、当社の業務は「輸送配送(上流部分)」にあたります。ここでのCO2排出量をゼロにすることで、サプライチェーン全体で5~15%のCO2削減が可能になります。

エスプールロジスティクス倉庫内にある自動梱包機

――ESGのE(Environment=環境)の部分を強化したのですね。

これまでS(Social=社会)とG(Governance=ガバナンス)の部分は一定の評価を得ていましたが、環境への取り組みがグループ全体の課題でした。企業の長期的な成長のためには、ESGを念頭においた経営が欠かせません。

CO2排出でネガティブなイメージをもたれがちなロジスティクスを生業にしているからこそ、環境を軸にした新しいカルチャーを構築したいと考え、こうした取り組みに力を注いでいます。

「ステークホルダーに愛される」環境経営とは

「ステークホルダーに愛される」環境経営とは

――ESG経営に舵を切るきっかけは何だったのでしょうか。

2008年のリーマンショックの影響が大きかったですね。当時のエスプールは派遣業一本。売上至上主義でした。

寝る間も惜しんで働いていましたが、社会問題化した「派遣切り」などで大きな打撃を受けました。積み上げてきたものが一気に崩れ去り、債務超過にも陥りました。

経営を安定させ、売上げを回復するためには、経営資源を効果的に分配するポートフォリオ経営が必要だと痛感しました。

――事業ポートフォリオの組み替えにESGの視点を盛り込んだのですね。

投資家や取引先、消費者などのステークホルダーに愛される企業になるためには、売上げ・利益の追求はもちろんですが、社会貢献や環境への配慮が欠かせません。

顧客の生産性を最大化するため通販物流事業を09年に開始し、ロジスティクス部門を13年に法人化(現エスプールロジスティクス)し、18年2月には物流の研究開発拠点として品川物流センターをオープンしましたが、こうした事業展開の根底にもESGの考え方がありました。

――ブルードットグリーン株式会社のグループ会社化も、ESG経営強化の一環でしょうか。

そうですね。環境経営支援の会社で、昨年6月にエスプールグループに加わりました。カーボンオフセット事業で多くの実績があり、当社におけるESG経営のコンサルティングもお願いしています。

企業に対してCO2排出量や環境に対する取り組みの情報公開を求めるCDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)の審査を務める同社がグループに参画したことで、当社のスコアも大幅に改善しました。

――御社と取引されるEC事業者のメリットも大きそうですね。

当社ではCO2の排出をオフセットするロジスティクスを通じて、顧客の環境経営をサポートしています。要は当社とお取引する事業者様は、倉庫から消費者への配送に係るCO2排出量を実質ゼロにできるということです。

特別な取り組みや複雑な計算は不要です。どれだけCO2がオフセットされたかという証書は取引先ごとに発行することも可能なので、EC事業者様の環境経営に係る取組実績としてPRにご活用ください。

多くの事業者様に使っていただくため、「ネコポス」出荷費用を1件300円で提供するキャンペーンも現在展開しています。

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ESGは体調管理と同じ

ESGは体調管理と同じ

――環境経営は経済性との両立が難しいですよね。端的に言えば「儲からない」イメージがありますが、今、企業がESGに取り組む意義はどこにあるのでしょうか。

企業の目的は利益を出し、永続的に成長し続けることにあります。ESGに取り組まない企業や、SDGsにコミットしない事業主は、今後企業活動を続けていくことが難しくなるでしょう。健康診断に例えるとわかりやすいですよね。

企業も人間も健康でなければ良い仕事ができません。

体調管理に取り組むのがサラリーマンの責任であるように、ESGに取り組むのは企業の責任ということもできると思います。目先の利益に左右されるのではなく、中長期的な視点で取り組む必要があるのではないでしょうか。

――従業員の意識もだいぶ変わりましたか。

今までオフィスの光熱費などはあまり気にすることがありませんでしたが、CO2排出削減のための施策を考える上で意識する社員が増えてきました。当初の狙いだった新しい企業文化というか、環境に対するカルチャーが少しずつ根付いてきたと感じます。

また、再生エネルギー100%利用を目指す「再エネ100宣言 RE Action」や、環境省が定める日本独自の環境マネジメントシステム「エコアクション21」に参画することで、環境に対する意識が全社的に向上しました。

――こうした取り組みや従業員の意識改革は経営にもポジティブに働きそうですね。

ESG経営については我々も勉強中です。社員全員がそうですし、僕自身も学びの過程にあります。

現場には細かいゴミの分別などで負担を強いていますが、全社員が一丸となって企業文化を創っている最中だと理解しています。今後はこうした環境への取り組みを加速させ、ブルードットグリーン社と協業しながら取引先の環境経営を支援して参ります。

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