“見えるRFID”で高速出荷を実現!トラスコ中山の未来型物流を支える「スマートカード」

ECのミカタ編集部 [PR]

トラスコ中山株式会社は、モノづくりの現場の「必要な時」に「必要なモノ」を「必要なだけ」調達したいというニーズにお応えするため、全国に拡がる物流網で即納体制を構築している。昨年8月に稼働した「プラネット南関東」(神奈川県伊勢原市)にも最新鋭のマテハン機器が導入されたが、その機能をフルに発揮させるのに欠かせないツールが株式会社アイオイ・システムの「Smart Card(スマートカード)」だ。“見えるRFID”とも称される電子ペーパーを使用したID付カードは、トラスコの高速出荷をどのように支えているのか――。プラネット南関東センター長の森﨑由美子氏に、その利点や使い方、同社が目指す未来型物流の新しいカタチについて話を聞いた。

最新のマテハン機器で出荷機能を強化

トラスコ中山株式会社
プラネット南関東センター長
森﨑 由美子氏

――御社の事業概要について教えてください。

森﨑:当社は工場や建築現場で使われる工具・資材などを取り扱う卸売商社です。コーポレートメッセージは『がんばれ!!日本のモノづくり』。多種多様なプロツールを可能な限り取りそろえ、取引先のニーズに迅速に対応できる物流体制を整えています。2020年度の売上高は約2100億円。商品在庫は46万SKUを数え、ご注文の9割以上をその在庫から出荷しています。

――取引先も多いのでしょうか。

森﨑:仕入先様は2600社、得意先様は5500社以上あります。仕入先様から購入した商品は当社の物流センターで在庫し、ご注文に応じてホームセンターやネット通販企業など全国の販売店様に卸します。国内には27カ所の物流拠点があり、そこから毎日商品を発送していますが、スムーズで効率的な出荷業務を行うには課題も少なくありませんでした。

――どのような点が課題だったのでしょうか。

森﨑:ペーパーレス化への対応が遅れていました。これまでは倉庫内でピッキングした商品に、仕向け先ごとにシールを手貼りして出荷指示を出していました。小さい商品はコンテナに入れて管理していましたが、その際の指示書もやはり手書きでした。シールを貼ったり剥がしたりする作業やゴミが発生する点、誤配を招くヒューマンエラーが生じる点などがボトルネックになっていました。

――この課題を解決するために「スマートカード」を導入したのですか。

森﨑:そうですね。今回スマートカードを導入した「プラネット南関東」は、2020年8月に稼働した最新の物流センターです。ここには高速荷合わせシャトルラックや自動倉庫など最新鋭のマテハン機器が揃っています。これらの機能をフルに発揮するためには、どうしても現場のペーパーレス化が必要でした。スマートカードは当社が目指す高速出荷の実現には欠かせないシステムです。

■トラスコ中山の最新物流センター「プラネット南関東」

業務効率化・ペーパーレス化に貢献

――スマートカード導入の経緯を教えてください。

森﨑:検討を始めたのは2019年末で、翌年6月にはテストを実施しました。プラネット南関東の立ち上げに合わせ、約半年で導入できました。アイオイ・システム様の迅速な対応や協力がなければ、この短期間での導入は不可能でした。

――何にどのように使っているのでしょうか。

森﨑:センター内で使用するすべての折り畳みコンテナにスマートカードを取り付け、これまでシールで管理していた出荷情報をデジタル化しました。当初は4000枚のカードを使っていましたが、商品取扱量の増加に伴いこのたび1000枚を新たに購入しました。

具体的には、注文に合わせてピックアップした商品をシャトルラックで荷合わせし、リーダーライターでスマートカードに出荷先の情報を瞬時に印字します。シャトルラックから出てきたコンテナにはすでに情報が記載されているため、スムーズに出荷業務が行えます。

――実際に使って感じた魅力やメリットはありますか。

森﨑:作業面では出荷用のシールを貼って剥がすという手間がなくなりました。ゴミも減り、コンテナを綺麗に保てるようにもなりました。シールの未貼付や重複による現場の混乱がなくなり、これらに起因する配送ミスも減らせました。導入にあたりイニシャルコストはかかりましたが、スマートカードは繰り返し印字・消し込みができるので、中長期的にコストメリットが出てくるはずです。

また、表示情報の書き換えができるので、最近ではドライバーの利便性向上のためルート配送順を記載しました。近隣支店への在庫補充や出荷依頼に使用する際はQRコードを記載し、受け手がそれをスキャンすれば次の作業工程がわかるような仕組みで運用しています。

――導入の決め手は何だったのでしょうか。

森﨑:効率化・省人化を実現する最新マテハン機器の稼働にスマートカードは不可欠でした。それに加え、不測の事態でも事業を継続できるBCP対策にも有効だと考えました。書き換え時以外は電力を全く消費せずに情報を表示できるので、万が一の時でも出荷業務が滞らないという点で優位性があると思います。

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スピードと確実性で日本のモノづくりを支える

――アイオイ・システムのサポート体制はいかがでしょうか。

森﨑:ちょっとした不具合が出た場合でも速やかに代替品をご用意いただき、原因のレポーティングをしていただけるので非常に助かっています。実はスマートカード導入時、コンテナの自動組立機により与えられる衝撃が課題になっていましたが、これに関しても自社でテストを繰り返して対策を講じていただきました。

――今後の展開についてお聞かせください。

森﨑:当社はこれまでマテハン機器や先端技術に積極的に投資し、取り扱いアイテム数や在庫の拡充を強化してきました。今後はこれをさらに推し進め、AIやロボットを活用した新たな流通プラットフォーム『トラスコプラットフォーム』の構築を目指します。これは「ベストなものが、もうそこにある」をキーメッセージにした、新しいプロジェクトです。

また、2024年に新たな物流拠点「プラネット愛知」を新設するにあたり、名古屋大学と共同研究を進めます。物流ソリューションのGROUND株式会社様、AI技術の株式会社シナモン様と資本業務提携も結びました。業界「最速」「最短」「最良」の物流実現に向けて、今後も日本のモノづくりを支えるサプライチェーンの最適化を図って参ります。

――御社の目指す未来型物流の実現に、スマートカードは必須なツールなのでしょうか。

森﨑:そうですね。当社ではさまざまな物流機器や設備を導入し、効率化や省人化を進めています。プラネット南関東ではシャトルラックとスマートカードを初導入し、現在その効果を検証しています。スマートカードは高速出荷に非常に有効なツールなので、最新のマテハン機器を導入するセンターへの横展開は当然視野に入れています。

――小規模事業者でもスマートカードを有効に使える方法はありますか。

森﨑:書き込まれた情報を可視化できるので、ペーパーレス化を推進しながら業務の確実性を上げられるメリットがあります。物流倉庫では作業が属人化しがちですが、工程の順番や仕向け先がすべてカードに表示されるので、入社初日のアルバイト・パート従業員でも間違えることはないでしょう。この他にも作業履歴管理や入退出管理、入館証の代替などさまざまな使用方法があると思いますので、まずは自社の課題と紐付けて検討することをおすすめします。

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