ASPなのにカスタム自在。ショップの想いに応える一元管理システム「TEMPOSTAR」
複数のサイトやモールに出店している事業者にとって、一元管理システムは必須のツールといえる。リソースを圧迫しがちなショップ運営業務を集約できるのは魅力的だが、数あるシステムの中からどれを選べば良いか迷うところ。
そこで今回ご紹介したいのが、SAVAWAYが提供する「TEMPOSTAR(テンポスター)」。ただ直近の業務効率を改善するだけではない、中長期を見据えたコンセプトで設計されたシステムは、多くの事業者に選ばれている。その魅力を知るべく、SAVAWAY株式会社 代表取締役社長の齋藤直氏、ECソリューション企画部 部長の市橋和彦氏に伺った。
ASPとスクラッチの“いいとこ取り”のTEMPOSTAR
――SAVAWAY社の事業内容について教えてください。
齋藤氏:事業としては大きく分けて2つあります。1つ目は受注・在庫・商品情報の一括管理システムTEMPOSTARの提供。2つ目はECコンサルティング事業です。2004年の創業以来、ECに関連するサービスを拡充し続け、2015年に現在のTEMPOSTARのサービス提供を始めました。
――TEMPOSTARのサービスの概要について教えてください。
齋藤氏:受発注の一元管理システムという基本内容に加え、カスタマイズして機能追加、さらに外部システム連携に至るまで幅広いニーズに対応できることが特徴です。
一元管理システムを導入する際、自社で開発すれば全てのニーズを満たすことはできますが、初期費用から保守・運用に至るまで超えるべきハードルも高いのが現実です。そこでASPが選択肢になってきますが、こちらは汎用性が低く自社のサービスにフィットしづらいという課題が出てきます。TEMPOSTARはASPでありながら多彩なカスタマイズが可能という、クラウドサービスとフルスクラッチの「いいとこ取り」ができます。
――カスタマイズ性が高い分、事業者にとってはこれまでの運用方法を変えずに導入できるので敷居も下がりそうですね。
市橋氏:はい。前述の通り当社はECコンサルティングの事業も展開していますので、ただ機能を提供するだけでなく、要件定義も含めサポートをさせていただきます。
自由度の高さは、費用面においても同様です。例えば、スタートアップのうちはイニシャルコストを抑えつつカスタムなしで始めて、事業がグロースして外部システム連携が必要になった際には拡張しながら使い続ける、ということも可能です。
――将来的なシステムのリプレイスが必要ないのは、リスク・コスト面においてもメリットが大きいですね。
市橋氏:カスタマイズした後でもASP提供の基本機能は自動でアップデートされます。モール側のメジャーバージョンアップがあった場合も開発費用はかかりません。
保守費用のみで運用が可能なので、モールの仕様変更で業務が止まることもありませんし、開発リソースを割かずに済むため、長期的に見てもランニングコストを低く抑えられます。
ショップの独自ルールに対応。多くの業務を自動化
――多機能なTEMPOSTARの中でも、特徴的な機能を教えてください。
市橋氏:TEMPOSTARの特徴的な機能の1つに「受注タグ」があります。注文処理時の出荷フローを自由に設定できて、店舗様独自の細かなルールにも対応できます。
これにより、例えば特定の商品や注文に対して送料を追加するといった柔軟な使い方ができるうえに、通常なら手作業で行うような注文処理も自動化することができます。
WMSとAPI連携することにより24時間、365日の自動出荷が可能になります。受発注の自動化はモールの選択肢を広げることにもつながりますし、受注タグのカスタマイズ次第では、複雑なプロモーションに対応したり、エンドユーザー様の細かな要望にお応えすることもできるので、CXを高めることも期待できます。
――柔軟な使い方ができるので、一元管理システムにありがちな「ツールの仕様に事業者が合わせないといけない」ということが少なくて済みそうです。
市橋氏:受注処理だけでなく、在庫管理と連動した細かな出荷指示や、複数モールの商品情報を一括で登録したり、フロントの更新予約がかけられたりと、幅広い範囲をトータルにサポートできます。
――一元管理システムとしてフロントエンドからバックエンドまで幅広くカバーしているのですね。
市橋氏:複数店舗の運営が当たり前になり、業務が複雑化・高度化しているEC市場において、拡張性の高さはシステム選定において重要な要素です。
TEMPOSTARならさまざまな場面に柔軟に対応できるので、小規模から大規模までのあらゆるEC事業者にお使いいただけます。長くお使いいただく中で、より事業者様にフィットした仕様に磨き上げていけると考えています。
――サポート体制についてはいかがですか?
齋藤氏:事業者様としては一元管理システムの導入によって業務効率化を計りたい動機があります。しかし、自由度の高さは機能を持て余す要因にもなりかねませんので、CSを強化し事業者様に寄り沿ったサポート体制をご用意しています。
導入後もリテラシーやリソースの大小を問わずご相談いただけますので、安心して長くご利用いただけると思います。
――これまでのお話から、TEMPOSTARは競合とは異なるコンセプトで作られたシステムだと感じます。どのような想いでサービスを提供されているのですか?
齋藤氏:受発注業務は、大きなリソースを割かざるを得ない重要な部分です。TEMPOSTARをご利用いただくことで、業務を効率化して、売上を高めるためのリソースを確保し、ビジネスの成長に貢献していきたいと考えています。
TEMPOSTARは単なる一元管理システムとしてのサービス提供だけに留まらず、基幹システムやフルフィルメント、マーケティングなどあらゆるツールと連動することができます。当社が目指している「ECサービスのハブ」となって、事業者様に持続的にバリューを提供したいと考えています。
Shopify連携に対応。TEMPOSTARで広がる世界
――最近Shopifyとの連携がスタートしたそうですね。
市橋氏:受注処理、在庫連携が基本機能で対応済となっています。商品登録についても、カスタマイズすることで対応可能です。
TEMPOSTARならではの特徴として、アプリ経由ではなくダイレクトにShopifyに連携していることが挙げられます。Shopifyは比較的短いスパンで仕様変更があるため、アプリを介さないAPI連携によって常に最新のアップデート環境で安心してご利用いただくことができます。
――Shopifyを利用するEC事業者にとってTEMPOSTARと連携することのメリットを教えてください。
齋藤氏:Shopifyはスタートアップから大手の事業者まで幅広く参入しています。両者とも「販路の拡充」という共通した目的はあるものの、リソースや要件などは千差万別です。
高い拡張性を持つTEMPOSTARは事業規模の大小を問いませんので、あらゆるご要望に対応できると考えています。
――ShopifyとTEMPOSTARに共通する拡張性の高さが、良いシナジーを生みそうですね。
齋藤氏:手間とコストを抑えつつ、システム連携の自由度は高い。そんなオープンソースにもASPにもないメリットを享受できると思います。国内のEC販売だけでなく、越境ECやO2Oといったビジネスの広がりにも合わせることができます。
すでにShopify連携に関するページやサポート用のマニュアルもご用意しております。
ぜひこの機会にお問い合わせいただければと思います。
“一元管理システム+α”の包括的ECソリューション
――SAVAWAY社としての今後の展望を教えてください。
齋藤氏:当社はプラットフォーム事業として「ECのハブ」となり、事業者様のECビジネスを持続的に成長できるような支援を行っていきたいと思っています。当社には、TEMPOSTARやECコンサルティングサービスで培った技術やノウハウ、蓄積されたデータがありますので多角的なサービスをご提供できます。
――事業者は「システムを利用する」以上のバリューを実感できるということですね。
齋藤氏:ただ一元管理システムを提供するだけではない、枠にとらわれないサービスをご提供できるのが当社の強みです。TEMPOSTARやECコンサルティングに加えて、グループ会社が持つITリソースを使えば、メディアや広告による集客をはじめ、さまざまなソリューションをご用意できます。事業者様のニーズや課題に寄り添い、トータルなサポートを行うパートナーとして共に成長していきたいと考えています。