事業成長の突破口に ーー物流代行のプロが越境ECを薦めるわけ

ECのミカタ編集部 [PR]

越境ECの市場規模は拡大を続けている。経済産業省の調査によると、2021年の米中消費者による日本事業者からの越境EC購入額は、いずれも前年比約1割増となっており、2年連続で増加傾向にある。そんななか最近の円安基調により、ますます注目を集めている。しかしながら、海外への配送には、国内とは違ったルールや慣習も多く、戸惑う事業者が多いのが現状だ。そこでディーエムソリューションズ株式会社では、越境ECをサポートする物流代行サービス「ウルロジ」を展開する。越境ECへの課題とソリューションについて、同社の福田梨帆氏に話を聞いた。

拡大する市場規模や円安が後押しし注目が集まる越境EC

ーー越境ECに注目が集まっていますが、その背景について教えてください

福田氏:弊社への越境ECのご依頼も増えている状況で、越境ECをはじめる事業者さまが多くいらっしゃいます。越境ECの市場規模は年々拡大を続けており、昨年の越境ECによる購入額は、中国への販売額だけでも2兆円を超えており、これは前年比約9.7%増という状況です。加えて、新型コロナウイルスの感染拡大により、インバウンド需要がなくなったことも大きく影響していると思われます。最近では、越境EC専用のオンラインモールも増加しており、これまでより簡単に始めやすくなっています。さらに、最近の円安によって、越境ECへの注目度がより高まっている状態です。


ーー越境ECは難しいイメージもありますが、参入を目指す事業者の課題感はいかがですか

福田氏:やはり越境ECへの参入障壁は高いイメージがあるようです。事業者さまからは、やってみたいがどう取り組めばいいのかわからない、という声をよく聞きます。
例えば、海外への発送にあたっては、「インボイス」という通関に必要な書類を添付するなど、国内の発送とは異なる対応が求められます。また送る国や地域ごとにも、その内容が異なるため、それぞれの国ごとに確認が必要です。発送に必要なシールが多かったり、住所の確認方法がわからなかったりと、国内の配送よりも手間もかかります。

このように海外の発送には、前提として知っておくべきことが多く、やるべき作業も多いため、越境EC参入へのハードルとなっているのです。

手間のかかる物流領域を自動化とサポートで支援

手間のかかる物流領域を自動化とサポートで支援東日本ダイレクトメール事業部 物流企画部ウルロジセールスチーム 係長 福田梨帆氏

ーーそういった課題があるなかで、貴社ではどのようなサービスを提供しているのでしょうか

福田氏:弊社では、EC物流代行サービス「ウルロジ」を提供しています。ウルロジは、中小のEC事業者様向けに提供している、オンライン完結型の物流代行サービスです。受注対応から在庫の管理、梱包、発送に至るまで、物流業務のあらゆる作業を一貫して対応しています。

倉庫管理システム「WMS」を採用しており、事業者さまはオンラインから出荷の指示や在庫の確認が可能です。またAPIによるシステム連携をすることで、受注から出荷までの業務を自動化することもできます。

受注業務から在庫管理、配送伝票の作成など、手間のかかるバックヤード業務を丸投げしていただけるところが、物流代行のメリットです。余ったリソースを商品開発や販促施策など、売上を伸ばすための業務に集中いただくことで、事業の成長にも貢献しています。

また、自動化への投資に積極的に取り組んでいます。物流ではヒューマンエラーが起こりがちですが、弊社では自動仕分け機をはじめとする、マテハン(マテリアルハンドリング)機器を導入することで、自動化を促進しコスト削減を実現。さらに梱包の質を保ちながら、発送個数の増加にも対応できます。

商品の梱包は、直接お客様の目に触れる接点です。梱包や配送が疎かになってしまうと、わざわざご購入いただいたお客様のリピートにつながりません。そのため、梱包や配送などの物流の質を確保していくことが、ECの成長には欠かせないのです。物流はコストとして捉えられがちですが、ECの基盤を作る重要な要素だと、私たちは考えています。

さらに弊社では、スタートアップの事業者さまに多くご利用いただいており、その経験から培ったノウハウを活かしたフォロー体制を整えています。例えば、WMSの初期設定には、事業者さまごとに異なる調整が必要です。こうした部分も弊社で状況を確認し、具体的なアドバイスでフォローしています。


ーー他にウルロジの特徴はありますか

福田氏:海外発送については、海外発送の実績が豊富な企業と業務提携しており、その経験とノウハウを活用したサポートを行っています。また配送費では、独自のルートを使用しています。そのためEMSやクーリエを利用した場合でも、配送費を通常より安い価格で提供しているのです。

さらに費用の見積もりについても、わかりやすさを追求しています。一般的に物流費用の見積もりは、実際の請求と異なる場合や、イレギュラーな費用がかかる場合があり、わかりにくさからトラブルに発展することも珍しくありません。そういったトラブルを回避するために弊社では、導入後に追加でかかる対応費用を、これまでの実績を参考に、事前に概算をお伝えし、わかりやすい費用の提示に努めています。


越境ECで事業成長の突破口に

ーー越境ECをはじめたことで、事業成長につながった事例はありますか

福田氏:弊社では、サブカルチャー系のグッズ販売での事例があります。バンドやアニメなどのファングッズや絵画などが主な商材です。インターネットを通じて、海外ですでに認知があったことで、売上につながったのだと思われます。このほかにも、日本ならではのものづくりを生かした製品などは、越境ECと相性がいいと考えています。


ーー越境ECをはじめる目安はありますか

福田氏:国内で「月間出荷個数 3,000個」が一つの目安だと考えています。
この規模になると、国内である程度、売上の基盤ができている状態と予想されますが、同時に売上が頭打ちするタイミングでもあるのです。そのため、継続した事業成長のためには、新しい商品の開発や、マーケティング予算の拡充など、さまざまな対策が求められます。

弊社としては、こうしたタイミングで、ぜひ越境ECに取り組んでいただきたいのです。
先程もお伝えしたとおり、越境ECに取り組みやすい環境が整っているうえ、市場規模は拡大しており、事業成長の機会になります。手間のかかる部分はシステムに任せることで、より簡単に越境ECに取り組めると思います。


ーー越境ECに関心をもつ事業者に向けて、一言お願いします。

福田氏:興味を持っていただけた事業者さまには、まずはじめてみましょう、とお伝えしています。物流部門については、手間がないように万全のフォロー体制を整えていますので、ぜひお任せいただきたいです。越境ECを通して事業成長に向けて、一緒に取り組んでいけたら、と思います。

ウルロジ越境EC物流アウトソーシングサービスはこちら


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事