ShiftallのIoT・VR関連製品をDHLが安心輸送! D2Cで感動の顧客体験を実現

ECのミカタ編集部 [PR]

(左から)DHLジャパン株式会社 岡野真也氏、株式会社Shiftall 谷口香織氏、株式会社Shiftall 岩佐琢磨氏、DHLジャパン株式会社 清水信之氏

VRやメタバース領域に注目が集まっているなか、株式会社Shiftall(シフト―ル)ではHaritoraX、mutalk、MeganeXなどの人気機器を続々と開発。アメリカやヨーロッパにも販路を広げるShiftallは、輸送も大切な顧客体験のひとつだと言う。株式会社Shiftall 代表取締役CEO 岩佐琢磨氏と同社Procurement 谷口香織氏、そしてShiftallの輸送を支えるDHLジャパン株式会社 テクノロジーカスタマーソリューションズ&イノベーション 営業統括部長 岡野真也氏と同社セールス&マーケティング本部 法人営業第一部 部長 清水信之氏に話を伺った。

VRとメタバースで大企業にイノベーションを起こしたい

──岩佐様はもともと、パナソニックにいらっしゃったのですよね。創業のきっかけは何でしたでしょうか。

株式会社Shiftall 代表取締役CEO 岩佐琢磨氏(以下、岩佐) 私はもともとパナソニックに勤めていたのですが、ハードウェアスタートアップの「Cerevo(セレボ)」を立ち上げ、10年くらい働いた後、Cerevoの一部を子会社化。パナソニックに売却してShiftallが誕生しました。

Shiftallは大企業でもイノベーションを早く回せる組織を作りたいと感じて創業したんです。企業規模が大きくなるとどうしても改革を起こすことが難しくなります。そこでパナソニックにShiftallという「新しい血」を混ぜることにより、いろいろな気付きを与えたいと考えました。

──なぜ、VRやメタバースを事業の柱にしているのでしょう。

岩佐 Shiftallを立ち上げて5年くらい経ちますが、最初の3年はVRやメタバースではありませんでした。ミッションとして新しい商材やお客様を見つけることを掲げていて、あらゆる事業にトライしていましたね。そのなかで見つかったものがVRとメタバースでした。

この事業を柱にしようと考えた理由は2つあり、まずは熱狂しているユーザーがいたからです。当時はFacebook社がメタ社に社名を変更するなどのニュースがあり、多くの人がこの業界に興味を感じていました。当時の盛り上がりからは一旦は落ち着いているものの、認知や需要は徐々に伸びています。

また、何にどれだけ人々が時間を使うのかという観点もあります。可処分時間が多くなるほど、市場が広がる可能性も高くなります。例えば、1日5分くらいの歯磨きよりも、1日何時間も使うスマホの方が市場規模は大きいですよね。

DHLの手厚いサポートがあって、物流もD2Cのような形式をとることができると岩佐氏

D2Cの魅力はお客様とのつながり

──なぜ実店舗を持たずにD2Cの形を選んでいるのでしょうか。

岩佐 お客様と直接つながれることが一番の理由です。「どこに住んでいる人の購買が多いのか」「到着したときのパッケージの状態は問題ないか」など、販売店を挟んでいると分かりづらいこともすべて把握できます。販売店を挟む方が売れる量は多くなるかもしれませんが、D2Cの方が利益率は高いので、最終的な利益は変わらないケースもあります。

また、D2CはSNSとの相性が非常に良い。いつ、どのくらい売るのかなどをSNSで発信していると、潜在顧客層は自分たちのSNSアカウントを定期的にチェックしてくれるようになります。その結果、情報発信を効率的に行えるのです。

──抽選販売という方法を取っていることもありますね。

岩佐 コロナ禍による物流の乱れなどで需要に見合った量の製品が用意できないときに、抽選販売という方法を取るケースがあります。このように柔軟に対応できるのはD2Cだからこそです。

DHLジャパン株式会社 テクノロジーカスタマーソリューションズ&イノベーション 営業統括部長 岡野真也氏(以下、岡野) こういった革新的な取り組みはパナソニックさんにも波及していくといいですね。

岩佐 実際にパナソニックはShiftallのやり方をすごく見てくれています。以前にクラウドファンディングで商品を発売したことがあるのですが、パナソニックも同じようにクラウドファンディングを活用した事例があります。

「お互いに顧客体験を充実させられるサービスを作っていきたい」と岡野氏

海外への迅速な輸送は大切な顧客体験のひとつ

──海外展開はいつから始めたのですか。

岩佐 2022年1月からです。現在はアメリカがメインですが、今年の5月から開始したヨーロッパの売上も伸びています。

──海外進出にあたってDHLを選んだ理由を教えてください。

岩佐 世界中どこにでも配達できるのは大きな魅力です。Shiftallは国外に拠点を持っていません。完成製品はすべて日本に持ってきて、直接アメリカなどの個人宅に送っています。つまり、物流もD2Cのような形式をとっています。これが実現できるのはDHLさんの手厚いサポートがあるからです。

岡野 現地に拠点を持つと倉庫を借りたり、管理する人の人件費もかかったりします。Shiftallさんのビジネスモデルを考えると、直接配送することがベストだと感じますね。

DHLジャパン株式会社 セールス&マーケティング本部 法人営業第一部 部長 清水信之氏(以下、清水) 世界的に現地に拠点を持たないで輸送するケースは増えています。このモデルがフィットすると感じた事業者様には積極的におすすめしていますし、これから広めていきたいです。

岩佐 今は日本からアメリカだと中2日で届いてしまいます。これはアメリカ国内で配送するのとほとんど変わりません。アメリカのお客様にSNSで「○日に送るよ」と連絡を取って、数日後に手元に届くのは面白い体験ですよね。この顧客体験をDHLさんが担ってくれています。

株式会社Shiftall Procurement 谷口香織氏 完成品の前段階でも、私たちは中国とフィリピンで部品の輸送を繰り返しています。その手の届きにくいところを現地のDHLさん同士がやり取りして、当たり前のように部品や製品が届くことに本当に感謝しています。

「現地のDHLさん同士がやり取りして、当たり前のように部品や製品が届くことに感謝している」と谷口氏

これからも連携を深めて感動の顧客体験を

──Shiftallさんの製品を運ぶうえで大切にしていることはありますか。

岡野 Shiftallさんの製品にはバッテリーを搭載しているものが多く、輸送においては危険物の扱いになります。そのため規則が変わっても正しく輸送できるように、常に情報交換を大切にしています。以前、DHLがパナソニックさんも含めて「インフラのひとつになっている」という嬉しいお言葉をいただきました。引き続き物流面でサポートしていきたいです。

清水 Shiftallさんとは創業からサポートさせていただいているのですが、どんどん規模が大きくなっていきます。D2Cのモデルケースとして私たちも勉強させてもらっている側面もあるので、できるサービスを広めていきたいですね。

「世界的に現地に拠点を持たないで輸送するケースは増えている」と清水氏

──最後に今後の展望をお聞かせください。

岩佐 まだまだ鉱山を見つけた段階だと考えているので、まずはVRとメタバースを独り立ちできるくらい事業を大きくしたいです。その後に、さらに事業を深めるのか、新たな分野に挑戦するのかは判断していきます。

DHLさんとも、もっといいサービスを作っていきたいです。例えば、現地にサポートセンターを設置して多くの事業者の不良品や回収品をストックできるようなサービスとか、修理品の在庫を置いておけるサービスがあると面白いかもしれません。

岡野 規模やコストなどが課題になってきますが、お互いに顧客体験を充実させられるサービスを作っていきたいですね。

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