楽天市場でのあらゆる転換率施策を完全自動化できる「楽天オートメーションパック」を月額2万円で提供しているTENKI-JAPANが、新たにコンサル業務までついた「完全おまかせプラン」を用意した。利益度外視にも見えるこのサービス、一体なぜ提供が可能なのか。また実際に導入すると何が起きるのか。同社の代表取締役社長のアレクサンダー・ファーフニック氏とCOOの鈴木崇仁氏に聞いた。

なぜこれが2万円でできる？　「楽天オートメーションパック」のすごい中身

──まず「楽天オートメーションパック」をまだご存じない方のために、簡単な紹介をお願いします。月2万円でこんなにできるということが、本当にすごいと思っているので……。

COO鈴木崇仁氏（以下、鈴木）　「楽天オートメーションパック」をひと言で表すと、楽天市場で売上を上げるために必要な様々なデザインや更新作業を、最適な形で完全自動して運用できる仕組みです。具体的には、楽天市場での転換率を上げるために必要な、以下の6つのサービスを提供しています。

・特集ページ制作・運用
・ランキング画像制作・更新自動化
・レビュー画像制作・更新自動化
・各種スマートフォンGOLDページ
・関連商品オートメーション
・特選セール会場施策

アレクサンダー・ファーフニック氏（以下、アレックス）　想像してみてください。みなさんがやっている転換率を上げるための仕事の90%以上を自動化できるということは、給料50万円の担当者が1人でアウトプットしている10倍が、たった2万円でできるということなんです。

鈴木　おかげさまで大好評をいただき、現在約1000社様に、月商に応じたプランを導入していただいています。相談を受けてデータ分析をさせていただいた出店者様の数はすでに1万件を超えていますので、分析データが日々進化している状況です。私たち自身、今世の中にあるEC事業者支援ツールの中で一番コストパフォーマンスがいいと思っています。

──なぜこの内容が2万円でできるのか、本当に不思議なんですが……。

アレックス　それは会社を設立してから7年間、1000社以上のお客様のイベント特集ページの作成やランキングやレビュー画像などあらゆる制作と更新をやってきた経験があるからです。技術開発をするために必要な作業を一つずつ手動で時間かけて対応していきながらノウハウを構築し、少しずつ自動化システムを開発してきました。時間をかけてコツコツ、細かいところまで作り上げたシステムだからこそ、今から他社が同じようなものを作ろうとしても、無理だろうと自信をもって言えます。他社でも“自動化”を謳っているところはありますが、私たちのものとは全く違います。例えば、自動で特集ページを作成できるところは他にはないでしょう。

鈴木　他の運営代行会社と決定的に違うのは、他社は作業の自動化をしているだけですが、私たちは楽天市場で売上アップをするための業務を自動で提供しているということなんです。それができるのは、自分たちで運営して、売上をアップするために必要なものを何なのかを考え続け、経験してわかっているから。例えば特集ページの充実が必要なのは、楽天市場のイベントでの売上が大きいからです。多くのジャンルにおいてイベントでの売上は、年間売上の8割を占めているほどです。これまで売れてる店舗が実施してきた施策こそが、イベント特集ページだったりするのです。

──2万円でこれだけのことがしてもらえるのに、それでも導入しない事業者さんがいる現状はかなりもったいないですよね。むしろ、導入しない理由が気になります。

鈴木　私たちからすると、「楽天オートメーションパック」に含まれている内容は、「楽天市場で売っていくために、最低限やらなければいけない」ことの基本中の基本。本当なら、楽天市場に出店されている全事業者様に使っていただきたいほどです。ただその最低限やらなければならないことをご存じない事業者さんが非常に多いのも、現実なのです。

──最低限、必要なこともしていないから「楽天オートメーションパック」の価値もわからないし、当然売り上げも少ないから2万円を捻出するのが苦しい、ということなんでしょうか。

鈴木　そうだと思います。TENKI-JAPANはそうした方たちをサポートすることこそが要と考え、セミナーなどを積極的に開催しています。でもその中で、「楽天オートメーションパックだけでは、月商100万円以下の店舗への支援が十分ではない」と気がついたのです。そこで今回新たに「完全おまかせプラン」をスタートさせることにしました。

新たに登場した、「完全おまかせプラン」とは

──「完全おまかせプラン」は、「楽天オートメーションパック」の中のプランのひとつですよね。どのようなものなのでしょうか。

鈴木　「完全おまかせプラン」は、月商100万円程度で、業績伸長の可能性が高い事業者向け特別支援プランです。月額2万円は据え置きのままで専任の担当者がつき、売上を拡大する集客施策であるRPP広告運用、ステージアップの羅針盤となる店舗分析レポートを作成して、その会社の伸びる可能性を確実に伸ばします。ただこれだけ盛りだくさんの内容ですので、申し訳ないのですが、審査をさせていただき、審査に通った事業者様限定のプランとさせていただきます。

──どのような審査が行われるのでしょうか。

鈴木　これが審査基準です。運営状況の審査では、店舗レビュー（4.0以上）、売れ筋商品の商品レビュー平均（4.0以上）、商品数100～2万商品（店舗様により異なる）、売れ筋商品のクリックバリュー（100円以上）、全商品のクリックバリュー（50円以上）であるかどうかを審査します。

実際の審査結果レポートの一例

アレックス　私たちは2000社以上へのサービス提供実績、10年以上のEC運用及び支援実績者が基幹メンバーですので、この項目をチェックするだけで、この事業者が月商100万円を超えることができるかどうかが、わかるんです。この審査そのものがすべて自動化されていますが、他のコンサルティング会社はこうした審査を手作業で行っていることが多いので、コストが何十万円にも膨らみます。月商100万円以下のような小さい店舗は、売り上げを伸ばしたくてもそこまでコストはかけられないですし、分析結果が専門的で複雑すぎて、自分では見てもよくわからず、改善点を実行に移せません。月商100万円以下の事業者は、EC支援業界では「ノイズ（雑音）」と呼ばれて、相手にされないという話もあるくらいですが、そういった店舗の方々を支援できるようになりたいと思ったのが創業時からの思いでもあります。

月商100万以下の事業者さんを、もっともっと支援したい！

──御社はなぜ月商100万円以下の事業者をそこまで手厚くサポートするのでしょうか。

鈴木　そもそもTENKI-JAPANのコンセプトが、「マーケティングテクノロジーを有効活用してEC事業者の成長に貢献すること」であり、そこに今、本気で取り組んでいるのです。また「RPP運用支援を含むマーケティング支援プラン」は月商100万円以下だと費用は2万円のみですが、月商100万円から500万円だとプラス５万円、500万円から1000万円だとプラス10万円、1000万円から2000万円だと20万円で専任担当者が付くマーケティングプランがプラスされる仕組みになっています。つまり大きな利益をあげているEC事業者が増えるほど私たちも売り上げを伸ばせますし、会社としてもより成長できます。「私たちも頑張るので皆さんも頑張りませんか」という気持ちでやらせてもらっています。

通らなくても、審査を受けるだけで改善点を教えてもらえる！

──審査基準をこんなにオープンに公表しても大丈夫なんですか？

鈴木　もちろんです。審査結果は、通った事業者さんにはもちろん、通らなかった事業者さんにも通らなかった理由をレポートにまとめてお送りしていますから。それを読めば、自分のところがなぜ伸び悩んでいるのか、どこが弱点でどう改善すればいいのか、一発でわかると思いますよ。

アレックス　この審査は何度でも申し込み可能ですから、このレポートを参考にして運営方法を改善すれば通る可能性が高くなります。また申し込みは無料ですので、月商100万円以下だが、どこから改善すればいいかわからないという事業者は、まずこの審査に申し込んでみれば、改善の方向性が見えてくるのではないでしょうか。