購入者の約18.9%が利用したい決済方法である「後払い」。㈱ネットプロテクションズは設立以来、このニーズに着目し、日本初の「後払い」サービスを開発。代金未回収リスクの負担を始め、数々のメリットで通販事業者の売上アップと業務効率化をサポートしている。その魅力と戦略をBtoCセールスグループ　リーダー　小川博之氏に伺った。

「NP後払い」が誕生した背景は

弊社の「NP後払い」はコンビニ支払い、郵便振替・銀行振込における「後払い」を、未回収リスクなしで代行する日本初のサービスです。2002年7月のサービス本格販売開始以来、EC事業者を中心に導入企業数を着実に伸ばし、現在は実稼働加盟店様10000店、累計2000万人の購入者様にご利用いただいています。このサービスは「商品を自分の目で確かめてから支払いたい」という安心感を求める購入者と「前払いは煩雑な入金確認や未入金キャンセルによる在庫留保等のリスクが大きい」という通販事業者が数多く存在することから生まれました。

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サービスのメリットと 効果を教えてください。

「NP後払い」の最大の強みは、他の決済に比べて格段に手間のかかる「後払い」という仕組みそのものを弊社が代行し、商品代金の未回収リスクも弊社が負担することにあります。これにより①購入者に信頼性と利便性を提供しながら、代金未回収による損失もなくなり、②入金を待たずに商品を即時発送できるので在庫を留保することも無くなります。

①の未回収リスクの負担については弊社が創業以来培ってきた独自の与信ノウハウがあり、また購入者の支払い状況に関わらず、先に商品代金を通販事業者に立て替えて支払うことも可能ですので、資金繰りを有利に運ぶこともできます。また、②においても入金確認や代金回収を弊社へアウトソーシングすることで、通販事業者は販促計画や経営戦略等の業務に集中することが可能となります。

さらに自社で後払いを提供している通販事業者にとって、未回収金は経理上も計上しづらいコストですが、「NP後払い」を導入すれば、100%の売上から所定の金額を固定してシンプルに計上することができます。通販事業者の中には「請求書発行・郵便料金」を自社負担し、購入者の負担を無くす販促策として活用されるケースも多いですね。これら数々のメリットにより「NP後払い」を導入された弊社加盟店様に対して調査したところ、CVRは平均0.86%向上し、売上も平均23%アップしています。

購入者の後払い決済ニーズへの対応でCVR向上と売上アップを着実に実現し、通販事業者の経営・業務効率の改善を約束する、それが「NP後払い」です。

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今後の新しい取り組みと ビジョンは？

弊社では「NP後払い」の仕組みを有効に活用した様々な企画提案活動を推進しています。健康食品や化粧品などの小さくて薄いサンプル商品をメール便で購入者へ発送し、支払いを「NP後払い」にして拡販を図る提案もそのひとつ。宅急便は料金も高額で購入者不在の場合は返送料金もかかりますが、メール便ならポスト投げ込み型で確実に届くうえ郵送料も安価です。しかも「NP後払い」で未回収リスクもヘッジされますのでコストパフォーマンスも抜群です。また、これまで未回収率が高かったガラケーや急成長するスマートフォンへの対応もスタートしました。「NP後払い」は加盟店様の販売促進を支援するサービスとしても注目されています。

現在、弊社の加盟店様は中小EC事業者はもとより、カタログ通販会社、EC事業に進出されたメーカー等、大手企業の加盟も目立って増加しています。それは「NP後払い」の魅力のみならず、弊社が先駆者として培ってきた、どこにも真似のできない独自のノウハウと高い信頼性が評価されてきた証です。弊社では、このノウハウと信頼性を企業と一般購入者（BtoC）のみならず、企業間取引（BtoB）における決済にも活かしています。企業間取引での掛売りの要望は高いです。そこで与信金額を引き上げ、締め支払いに対応した、債権保証型の掛売りサービス「NP企業間決済」を提供しています。

現在、印刷、オフィス用品を始め、様々な業界への導入が進んでいます。通販運営において集客・接客・追客の実行に加えて大切なのは「興味・関心を持っていただいたお客様の離脱を食い止め、実際に商品を手にしていただくこと」であり、弊社のサービスは「決済」というショッピングの出口で、購入者をしっかりつなぎ止めていきます。経営努力を重ねているが、いまひとつ売上が伸びないとお悩みの通販事業者様は、ぜひ弊社サービスの導入をご検討ください。