神戸デジタル・ラボ、ECサイト内検索機能「リッチサジェスト」ユーザの商品詳細ページPVが通常の4倍に

株式会社神戸デジタル・ラボ(以下 KDL)は12月6日、KDLが提供するECサイト向け商品画像付きキーワード検索サービス「リッチサジェスト」と、シルバーエッグ・テクノロジー株式会社(以下シルバーエッグ社)が提供するリアルタイム・レコメンドサービス『アイジェント・レコメンダー』を連携させた「レコメンド付きリッチサジェスト」サービスを導入しているWEGO公式通販サイト「GOCART ONLINE SHOP」において2016年8月1日~8月31日のリッチサジェスト利用者の傾向分析を行った結果を公開します。分析の結果リッチサジェストを頻繁に利用するユーザは、利用しないユーザに比べて商品詳細ページの平均PV数が4倍であることが明らかになりました。

■リッチサジェストとは
リッチサジェストとはKDLがサービス展開しているサイト内検索エンジン「sui-sei(すいせい)」の機能のひとつで、フリーワード検索の利用時に候補となるキーワードとともに商品画像や情報を表示し、視覚的な訴求によって商品詳細ページへの導線を生成するものです。特にスマートフォンユーザでは、入力の手間や通信速度の問題から、できるだけ少ない遷移で商品詳細ページに導くことが効果的と考えられており、その手段のひとつ開発しています。また、シルバーエッグ社のリアルタイム・レコメンドサービスと連携することにより、検索候補に加えて、商品の閲覧などのユーザの行動に応じたおすすめ商品を提示できます。

■分析結果
WEGO公式通販サイト「GOCART ONLINE SHOP」のリッチサジェスト利用状況を分析した結果、リッチサジェストの利用回数上位100ユーザとリッチサジェストを利用していない100ユーザの、商品詳細ページの表示回数を比較し、利用していないユーザに比べて利用回数上位100ユーザの商品詳細ページ平均表示回数が約4倍多いという結果が出ました。また、リッチサジェストの画面から商品詳細ページに遷移するユーザの割合がスマートフォンユーザでは最大45%にも上るという結果も出ており、リッチサジェストがキーワード検索から商品詳細ページへの導線を飛躍的に増大させ、PV向上に寄与することを裏付けました。本結果を受けて、KDLではフリーワード検索におけるリッチサジェストのUIを改善し、利用を促すための施策を引き続き提案してまいります。
・ 対象サイト:WEGO公式通販サイト「GOCART ONLINE SHOP」
 (運営会社:株式会社ウィゴー 東京都渋谷区 代表取締役社長 中澤征史)
・ 対象期間:2016年8月1日~2016年8月31日

■お客様の声
GOCART ONLINE SHOPは東京・原宿のストリートから発信されるスタイルをメインに幅広いテイストを提案するアパレルブランドWEGOの公式通販サイトです。お客様は10代~20代の若者が中心で、アーティストや他ブランドとのコラボ商品などが人気です。購入されるお客様の平均PVが非常に高く、お客様が欲しい商品に出会っていただくためにより多くの商品をご覧になっていただくための施策を検討していました。

リッチサジェストはキーワード検索時に個々の商品を画像とともに露出できるため、検索からの導線を強化することに加え、お客様がより直感的に欲しい商品に出会っていただけると考え採用しました。今回の結果では、リッチサジェストの利用者はより多くの商品を見ていただいているが判明したため、キーワード検索だけではなくお買い物の様々なシーンでリッチサジェストを利用いただき、多くの商品を見ていただくことにつなげられればと考えています。
(株式会社ウィゴー WEB事業部 柳井 昌晴様)

WEGO公式通販サイトのPC版リッチサジェスト(左)とスマホ版リッチサジェスト(右) ※赤枠部分
キーワードを入力する前には検索キーワードランキングが表示され、入力を始めると一致する候補のワードと商品が表示される。