【2016年まとめ】「ポケモンGO」ユーザー動向調査
ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズは、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、「ポケモンGO」アプリの利用動向について、調査を行いました。
【調査・分析概要】
ヴァリューズが保有する全国の行動ログモニター会員の協力により、2016年7月~11月において、スマートフォンアプリ別にデータを集計した。
※アプリユーザー数は、Androidスマートフォンでのインストールおよび起動を集計し、ヴァリューズ保有モニタでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測
※カテゴリはGoogle Playのアプリカテゴリより取得
【結果サマリー】
◆ インストールユーザー数はゲームカテゴリでトップ。中高年・シニア層がアクティブに利用。
2016年の流行語トップテンにも選ばれた「ポケモンGO」。配信から5ヶ月が経過しましたが、ユーザーはどのように変化してきているのでしょうか。
11月のインストールユーザー数を見てみると、1,140万人と、ゲームカテゴリトップのインストールユーザー数となっています。また、アクティブユーザー数も500万人を超えており、3位以下を大きく引き離しています。11月時点で、ディズニーツムツムとポケモンGOがスマホゲームアプリの中では最もプレイされている2大アプリだと言えそうです。
次に、属性の推移を見てみると、7月に比べ、20代の比率が6.9%減少し、40代以上の比率が6.6%増加しています。若年層が減り、40代以上の中高年・シニア層のユーザーが定着している様子が見てとれます。
◆ 利用頻度では、ライトユーザーとヘビーユーザーに二極化が起こる。
では、ユーザーは「ポケモンGO」をどのくらいの頻度で使っているのでしょうか。「ポケモンGO」の起動頻度を見てみました。すると、1ヵ月のうちで「ポケモンGO」を起動する日数が5日未満のユーザーが36%、25日以上起動するユーザーが27%となっており、「ポケモンGO」ユーザーはライト層とヘビー層に二分していることがわかります。
また、起動頻度別にユーザーの年代を見てみると、1ヵ月のうちの起動日数が5日未満のライト層は、50代以上のユーザーが約6割を占めることがわかります。「ポケモンGO」ユーザーの比率では、50代以上の割合は約2割であり、高年齢層のユーザーはライト層に集まっていることがわかります。20~30代の若年層はライト層にはあまり含まれておらず、月に5日以上は「ポケモンGO」で遊んでいる層が多いようです。
一方、ヘビー層を見てみると、こちらでも50代以上が4割強の割合を占め、高年齢層の占める割合が大きくなっています。20~40代はほどほどポケモンGOで遊ぶミドル層が多く、50代以上のユーザーは、ライト層とヘビー層の二極化が起こっているようです。
◆ ハロウィンイベントはサラリーマンを中心に盛り上がる。
10月末にはハロウィンイベント、11月には東北にラプラスが出現するイベントが実施されましたが、イベントはユーザーの中ではどのくらいの盛り上がりを見せたのでしょうか。「ポケモンGO」ユーザーが使っているメディアの中で見られているコンテンツを見てみました。まず、「ポケモンGO」ユーザーの接触しているサイトを見てみると、一般ユーザーと比べ、GameWith、AppMedia、GAMYなどのゲーム攻略サイトが上位にランクインしています。
「ポケモンGO」ユーザーがGameWithで見ているコンテンツを見てみると、ポケモンがよく出現するポケモンの巣を探していたり、ポケモンの強さやレア度を調べているようです。GameWithの中で見られているコンテンツでは、ハロウィンイベントは9位にランクイン。イベントにも関心を持たれていることがわかります。
更に、ハロウィンイベントのコンテンツを見ているユーザーの属性を調べてみると、ハロウィンイベントを見ているユーザーは、40代以下が約9割を占め、職業では会社員(一般社員・管理職)が約7割を占めていることがわかりました。ハロウィンイベントはサラリーマンを中心に盛り上がっていたようです。
◆ 3DSゲームソフト『ポケットモンスター サン・ムーン』にも影響あり。
ポケモンGOユーザーは一般層よりも早くから関心を持つ。
11月18日、『ポケットモンスター サン・ムーン』が発売されました。「ポケモンGO」人気は、『ポケットモンスター サン・ムーン』の販売動向に影響を与えているのでしょうか。『ポケットモンスター サン・ムーン』関連キーワードの検索ユーザー数の推移を見ると、発売開始の11月に向けて検索ユーザーが増加している様子が見られます。
『ポケットモンスター サン・ムーン』関連キーワードを検索しているユーザーが流入したサイトを見ると、ポケットモンスター公式サイトがトップに来ており、『ポケットモンスター サン・ムーン』のコンテンツがよく見られているようです。サン・ムーンの公式サイトのトップページよりも、特典ページの方が上位に来ており、特典に関心が持たれている様子が伺えます。
更に、『ポケットモンスター サン・ムーン』ページ接触者のうちの「ポケモンGO」利用ユーザーの割合を見てみると、7月~9月が高くなっています。「ポケモンGO」ユーザーは早い段階から『ポケットモンスター サン・ムーン』に関心を持っており、発売日が近づくにつれて「ポケモンGO」ユーザー以外の層も増えてきたと考えられます。
■訪問者数からアプリランキングまで、スマートフォンのデータがわかる!
「【VALUES eMark+】Site Analyzer」について
アプリを毎月利用ユーザー数順にランキング。所持ユーザー数もわかるのでアクティブ率も把握できます。また、性別・年代・職業など、どんなユーザー層がそのサイトやアプリを利用しているのかがわかります。
■【登録無料】色々なサイトのユーザーがわかる!「【VALUES eMark+】Free」について
本リリースで用いたデータは、当社サービス「VALUES eMark+」を使用して集計・分析を行いました。本サービスには<無料トライアル版>である「【eMark+】Free」もございます。 「【eMark+】Free」では、業界別にサイトの訪問者数ランキングや、見たいサイトを指定して、過去からの訪問者数の推移、ユーザー属性(性別、年代など)を確認できます。ご登録・ご利用は無料です。
■株式会社ヴァリューズについて
株式会社ヴァリューズは、マーケティングノウハウとIT先端技術を活用して、新たな市場価値の創造をサポートする、事業成長支援企業です。行動ログとデモグラフィック(属性)情報を活用した次世代マーケティング手法「VALUES eMark+」サービス提供のほか、経営課題のコンサルティングから、課題解決、販売促進の支援まで、独自のノウハウとソリューションで多くの企業を支援しています。
【調査・分析概要】
ヴァリューズが保有する全国の行動ログモニター会員の協力により、2016年7月~11月において、スマートフォンアプリ別にデータを集計した。
※アプリユーザー数は、Androidスマートフォンでのインストールおよび起動を集計し、ヴァリューズ保有モニタでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測
※カテゴリはGoogle Playのアプリカテゴリより取得
【結果サマリー】
◆ インストールユーザー数はゲームカテゴリでトップ。中高年・シニア層がアクティブに利用。
2016年の流行語トップテンにも選ばれた「ポケモンGO」。配信から5ヶ月が経過しましたが、ユーザーはどのように変化してきているのでしょうか。
11月のインストールユーザー数を見てみると、1,140万人と、ゲームカテゴリトップのインストールユーザー数となっています。また、アクティブユーザー数も500万人を超えており、3位以下を大きく引き離しています。11月時点で、ディズニーツムツムとポケモンGOがスマホゲームアプリの中では最もプレイされている2大アプリだと言えそうです。
次に、属性の推移を見てみると、7月に比べ、20代の比率が6.9%減少し、40代以上の比率が6.6%増加しています。若年層が減り、40代以上の中高年・シニア層のユーザーが定着している様子が見てとれます。
◆ 利用頻度では、ライトユーザーとヘビーユーザーに二極化が起こる。
では、ユーザーは「ポケモンGO」をどのくらいの頻度で使っているのでしょうか。「ポケモンGO」の起動頻度を見てみました。すると、1ヵ月のうちで「ポケモンGO」を起動する日数が5日未満のユーザーが36%、25日以上起動するユーザーが27%となっており、「ポケモンGO」ユーザーはライト層とヘビー層に二分していることがわかります。
また、起動頻度別にユーザーの年代を見てみると、1ヵ月のうちの起動日数が5日未満のライト層は、50代以上のユーザーが約6割を占めることがわかります。「ポケモンGO」ユーザーの比率では、50代以上の割合は約2割であり、高年齢層のユーザーはライト層に集まっていることがわかります。20~30代の若年層はライト層にはあまり含まれておらず、月に5日以上は「ポケモンGO」で遊んでいる層が多いようです。
一方、ヘビー層を見てみると、こちらでも50代以上が4割強の割合を占め、高年齢層の占める割合が大きくなっています。20~40代はほどほどポケモンGOで遊ぶミドル層が多く、50代以上のユーザーは、ライト層とヘビー層の二極化が起こっているようです。
◆ ハロウィンイベントはサラリーマンを中心に盛り上がる。
10月末にはハロウィンイベント、11月には東北にラプラスが出現するイベントが実施されましたが、イベントはユーザーの中ではどのくらいの盛り上がりを見せたのでしょうか。「ポケモンGO」ユーザーが使っているメディアの中で見られているコンテンツを見てみました。まず、「ポケモンGO」ユーザーの接触しているサイトを見てみると、一般ユーザーと比べ、GameWith、AppMedia、GAMYなどのゲーム攻略サイトが上位にランクインしています。
「ポケモンGO」ユーザーがGameWithで見ているコンテンツを見てみると、ポケモンがよく出現するポケモンの巣を探していたり、ポケモンの強さやレア度を調べているようです。GameWithの中で見られているコンテンツでは、ハロウィンイベントは9位にランクイン。イベントにも関心を持たれていることがわかります。
更に、ハロウィンイベントのコンテンツを見ているユーザーの属性を調べてみると、ハロウィンイベントを見ているユーザーは、40代以下が約9割を占め、職業では会社員(一般社員・管理職)が約7割を占めていることがわかりました。ハロウィンイベントはサラリーマンを中心に盛り上がっていたようです。
◆ 3DSゲームソフト『ポケットモンスター サン・ムーン』にも影響あり。
ポケモンGOユーザーは一般層よりも早くから関心を持つ。
11月18日、『ポケットモンスター サン・ムーン』が発売されました。「ポケモンGO」人気は、『ポケットモンスター サン・ムーン』の販売動向に影響を与えているのでしょうか。『ポケットモンスター サン・ムーン』関連キーワードの検索ユーザー数の推移を見ると、発売開始の11月に向けて検索ユーザーが増加している様子が見られます。
『ポケットモンスター サン・ムーン』関連キーワードを検索しているユーザーが流入したサイトを見ると、ポケットモンスター公式サイトがトップに来ており、『ポケットモンスター サン・ムーン』のコンテンツがよく見られているようです。サン・ムーンの公式サイトのトップページよりも、特典ページの方が上位に来ており、特典に関心が持たれている様子が伺えます。
更に、『ポケットモンスター サン・ムーン』ページ接触者のうちの「ポケモンGO」利用ユーザーの割合を見てみると、7月~9月が高くなっています。「ポケモンGO」ユーザーは早い段階から『ポケットモンスター サン・ムーン』に関心を持っており、発売日が近づくにつれて「ポケモンGO」ユーザー以外の層も増えてきたと考えられます。
■訪問者数からアプリランキングまで、スマートフォンのデータがわかる!
「【VALUES eMark+】Site Analyzer」について
アプリを毎月利用ユーザー数順にランキング。所持ユーザー数もわかるのでアクティブ率も把握できます。また、性別・年代・職業など、どんなユーザー層がそのサイトやアプリを利用しているのかがわかります。
■【登録無料】色々なサイトのユーザーがわかる!「【VALUES eMark+】Free」について
本リリースで用いたデータは、当社サービス「VALUES eMark+」を使用して集計・分析を行いました。本サービスには<無料トライアル版>である「【eMark+】Free」もございます。 「【eMark+】Free」では、業界別にサイトの訪問者数ランキングや、見たいサイトを指定して、過去からの訪問者数の推移、ユーザー属性(性別、年代など)を確認できます。ご登録・ご利用は無料です。
■株式会社ヴァリューズについて
株式会社ヴァリューズは、マーケティングノウハウとIT先端技術を活用して、新たな市場価値の創造をサポートする、事業成長支援企業です。行動ログとデモグラフィック(属性)情報を活用した次世代マーケティング手法「VALUES eMark+」サービス提供のほか、経営課題のコンサルティングから、課題解決、販売促進の支援まで、独自のノウハウとソリューションで多くの企業を支援しています。