日本のマンガ作品の海外展開を目的とした台湾版「LINE Manga」の提供を開始

LINE株式会社(以下、LINE)は、同社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」上で展開する電子コミックサービス「LINEマンガ」において、講談社・小学館・メディアドゥ・LINEの4社による合弁事業会社LINE Book Distribution株式会社(以下、LINE Book)を通じ、グローバル版「LINE Manga」(iOS・Android対応/無料)の提供を台湾にて開始いたしました。

「LINEマンガ」は、特別な電子ブックリーダー端末不要で、気軽にマンガ・ライトノベル作品が楽しめるスマートフォン向け電子コミックサービスです。2013年4月のサービス開始以降、約100社以上の出版社・レーベルを通じ、現在までに約10万点以上のバリエーション豊富なタイトルを提供、累計ダウンロード数は1,100万件を突破するなど、同カテゴリーのサービスの中では国内最大規模のサービスに成長しています。

一方、アジア圏を中心とした海外では、日本の魅力あるマンガ文化へのニーズが多くあるにも関わらず、デジタルコンテンツをグローバル展開しているプラットフォームが少ないことから正規版コンテンツがなかなか手に入らず、海賊版の横行が未だ改善されていないのが現状です。そのような中、LINEでは講談社・小学館・メディアドゥの3社と資本業務提携を行い、コミックを中心とするデジタルコンテンツ配信のグローバル展開を推進するためLINEを含めた4社の合弁事業会社LINE Book Distribution株式会社*1を2014年10月に発足し、その取り組みの一環として「LINEマンガ」のグローバル版「LINE Manga」の提供を2015年11月5日から台湾にて開始することとなりました。

このたび提供を開始した「LINE Manga」は、日本のマンガ作品を「LINEマンガ」と同様、アプリ上で購入・閲覧できる電子コミックサービスです。講談社・小学館などから出版している人気タイトル約1,200冊の繁体字版を現地出版社の協力を得て提供し海賊版の撲滅を目指します。作品を日替わりの連載形式で無料閲覧できる「無料連載」では、台湾でも人気の高い「進撃の巨人」(諫山創/講談社)・「宇宙兄弟」(小山宙哉/講談社)・「名探偵コナン」(青山剛昌/小学館)や読者数が月間50万人を越える「LINEオリジナルマンガ」など60作品以上のマンガを読むことができ、今後さらに拡大していく予定です。また、対象コミックを購入すると当該マンガキャラクターのスタンプを無料でダウンロードすることができる「スタンプ付きマンガ」も展開いたします。

LINEは、「LINE Manga」を通し世界のユーザーとデジタルコンテンツの接点を創出することはもちろん、スマートフォン時代における新たなマンガの楽しみ方を世界のユーザーに提案することで、海賊版の撲滅を目指すとともにマンガ市場の更なる発展と活性化を目指します。

【LINE Book Distribution 株式会社 概要】
社名:LINE Book Distribution 株式会社
所在地:東京都渋谷区渋谷2-21-1 ヒカリエ27階
資本金:3億円(資本準備金含む)
主な事業内容:「LINEマンガ」グローバル版の運営、デジタルコンテンツ配信サービス等
株主:講談社、小学館、メディアドゥ、LINE(50音順)

【LINE Manga アプリ概要】
対応OS:iOS7.0以上/Android OS4.0以上
対応言語:中国語(繁体字)/ 英語 / 日本語
サービス地域:台湾
サービス開始日:2015年11月5日
価格:ダウンロード無料(アプリ内課金)
開発・運営:LINE Book Distribution株式会社
著作権表記:©LINE Book Distribution