「2015年日経優秀製品・サービス賞優秀賞」を受賞

アプリックスIPホールディングス株式会社(以下「アプリックス」)が提供している「IoTサービス お知らせビーコン®」が、日本経済新聞社が毎年1回、年間約2万点の中から特に優れた新製品や新サービスに対して表彰する「2015年日経優秀製品・サービス賞 優秀賞」を受賞したことを発表いたします。

昨今、Internet of Things(IoT)の市場は、国内外において急速に拡大し、2020年にはスマート家電の世界出荷台数は年間7億台に達すると見込まれています※。IoTは産業や社会全体に大きな影響をもたらすものとして、IoTを活用した新製品や新サービスが加速的な広がりを見せていますが、現状では、スマートフォンをリモコン代わりに家電を操作したり、家電がインターネットに繋がっても使えるのはメーカー独自のサービスに限られています。

アプリックスでは、2010年以来、様々な機器をインターネットに繋げるIoTの基礎となる技術の経験とノウハウを蓄積することで、いち早く家電や家庭用品のIoT化を実現しました。メーカーにとっては、アプリックスのIoTサービスを導入することで、あらゆる機器を手軽にIoT製品化することができます。また、情報サービスやネット通販事業者にとっても、家やオフィスの中にある家電等が格好の出店先となり、新たなデバイスとしてメディア化することで消費者に対して積極的に利用を促すことができるようになり、IoTビジネスへの参入を可能にします。

アプリックスのIoTサービスの最大の特徴は、汎用のセンサーからの信号を解析するのではなく、状態の変化を新たなセンサー等を追加することなく検出することにより、家電製品や家庭用品を安く簡単にインターネットやスマートフォンにつなげるようにできることです。ネットワーク対応機器の開発経験がない一般の電気製品のエンジニアでも、数時間程度で既存の家電機器や家庭用品をIoTに改造できる完成度の高さが設計開発コストの削減に大きく貢献し、今後のIoTの普及の原動力として期待されています。また、ユーザーインターフェースにHTML5を活用することにより、機器ごとにスマートフォン用のアプリを開発する必要がなく、ビッグデータに対応したクラウドサービスも合わせて提供しているため、すぐにでもIoTを活用した新しいサービスを展開することが可能です。低価格の家電製品や家庭用品を製造している中国のOEMメーカーでもアプリックスが提供する技術を活用し始めており、今後メーカーだけでなくインターネット上で製品の販売や各種サービスを提供している会社が、自社のオリジナル製品としてIoT製品を作りユーザーに配布して活用するビジネスモデルが広がり始めようとしています。

アプリックスでは、拡大し続けているIoTのマーケットに向けて、あらゆる機器を繋ぐための経験と知識とノウハウを活用したIoTサービスのグローバル展開を今後さらに加速することで、IoT家電を通じた広告やネット通販などからの収益を、当社のIoT事業における新たな成長ドライバーとして位置づけ事業の拡大と収益の向上、および、IoT家電市場のトップベンダーとしての地位の確立を目指してまいります。