BIZTEL コールセンター PCI DSS」を2016年後半に開始

国内最大級のレンタルサーバサービス「at+link」やクラウド型テレフォニーサービス「BIZTEL」を展開する株式会社リンク(以下「リンク」)は、クレジットカード情報を保有するカード会社/加盟店や通販事業者とコールセンター事業者向けに、PCI DSS準拠のクラウド型コールセンターサービス「BIZTEL コールセンター PCI DSS」を2016年後半に開始いたします。
国内最大級のレンタルサーバサービス「at+link(エーティーリンク)」やクラウド型テレフォニーサービス「BIZTEL(ビズテル)」を展開するリンクは、クレジットカード情報を保有するカード会社/加盟店や通販事業者と、コールセンター事業者向けに、PCI DSS準拠のクラウド型コールセンターサービス「BIZTEL コールセンター PCI DSS」を2016年後半に開始いたします。本サービスは国内サービス提供事業者としては 日本初(※当社調べ)の提供です。

近年、クレジットカード会社、加盟店、通販事業者のインハウスのコールセンターや、それらの事業者が外部委託するコールセンターでは、業務品質を担保するために通話を録音しています。また大半のクレジットカード会社は、消費者がIVR (※1) を通じて送信したクレジットカード情報を会員データベースと連係させています。

それらの事業者で取り扱うクレジットカード情報は、個人情報の中でも最もセンシティブな情報の一つといわれています。そのデータの取り扱いに関わるセキュリティについては、国際カードブランド(American Express/Discover/JCB/MasterCard/Visa)の 5 社が策定した PCIデータセキュリティ基準(PCI DSS・※2) とよばれる基準に準拠することが、国際カードブランドや国内の行政機関から求められています。

一方で、PCI DSS準拠のための要件は大変厳しく、コールセンターが保管する膨大なクレジットカード情報の保管や運用に多大な手間とコストがかかるため、容易には準拠できない現状があります。またPCI DSSに準拠したクラウド型のコールセンターサービスが存在しなかったため、クレジットカード情報を扱う事業者は、クラウド型のコールセンターシステムを採用することができない状況にありました。

クラウド型コールセンターサービス「BIZTEL コールセンター PCI DSS」は、そのような課題を持つ事業者に向けたものです。消費者との通話や電話で入力するクレジットカード情報は、PCI DSSに準拠する方法に基づいて、伝送・処理・保存します。

※1 IVR(Interactive Voice Response:自動音声応答)とは、電話の応答と音声による情報の入出力や対話を行うコンピュータシステム。
※2 国際カードブランド5社(VISA・MasterCard・AmericanExpress・Discover・JCB)が共同で定めたクレジットカード情報保護に関する国際基準です。Payment Card Industry Data Security Standardの頭文字をとったもの。


□ 料 金

価格は2015年現在未定ですが、コストパフォーマンスの高いBIZTELのオプションサービスとして導入しやすい低価格帯による提供を目指しています。
詳細はWebサイトをご覧ください。


BIZTEL(ビズテル)について

BIZTEL は、クラウドテレフォニーサービス (※3) のパイオニアとして、企業向け電話サービスを幅広く展開しています。最短5営業日でコールセンターが構築できる「 BIZTEL コールセンター 」や、iPhone をはじめとしたスマートフォンの内線化が手軽に行える「 BIZTEL モバイル 」など、クラウドの強みを最大限に活かしたサービスラインナップが特長です。今後も先進性と柔軟性を兼ね備えたサービスを順次提供予定です。

※3 クラウド型で提供する企業向け電話システム。IP テレフォニー(IP 電話サービス)にはオンプレミス(主装置)型とクラウド型の 2 種類があるため、オンプレミス型サービスと区別する目的で「クラウドテレフォニー」と記載しています。