山梨県と佐川急便が包括連携協定を締結

山梨県と佐川急便株式会社は、山梨県の地域活性化と県民サービスの向上を目的とした「地域活性化包括連携協定」を締結し、3月30日、山梨県庁において締結式を行った。
 山梨県は世界文化遺産富士山をはじめとした自然景観、温泉、清れつな湧水のほか、ブドウ、モモや、甲州ワインなど、魅力ある地域資源を有している。今後、中部横断自動車道やリニア中央新幹線の開通、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催などの社会情勢の変化を的確に捉え、県内市町村や企業団体などと連携し、地域資源をさらに磨き上げ、観光客のさらなる誘客や県産品の販路拡大などを図っていく必要がある。

 佐川急便では、観光客の利便性向上に向けた「手ぶら観光」を推進、ふるさと納税返礼品の物流支援を行うなど、地域の課題解決を物流面から積極的にサポートしています。2014年には、グループ横断の先進的ロジスティクス・プロジェクトチーム「GOAL®(GO Advanced Logistics)」を発足させ、海外調達から国内での流通加工、さらには最終消費者まで一貫して物流全体をコーディネートし、最適な物流ソリューションを提供している。

 山梨県と佐川急便との連携は、県としては、観光振興、地域の安全・安心の確保、県産品の販路拡大など県施策への協力が期待できること、また、佐川急便としても、県との連携を通じて社会貢献できるなど、相互にメリットがあり、協定締結に向け準備を進めてきた。このたび、双方で基本的な合意に達したことから協定を締結する運びとなった。

 本協定の締結を契機に、山梨県と佐川急便は、県民への多様なサービスの創出や地域活性化に取り組んでいく。