Sprocketが促進し追加購入率140%向上 ~店員のようなWeb接客で追加注文の向上施策も~

株式会社Sprocket(以下、Sprocket)は、日本ピザハット株式会社(以下、日本ピザハット)が展開する世界最大のピザチェーン「ピザハット」が運営する「ピザハット公式サイト」のPC版/スマートフォン版にウェブ接客ツールSprocket(スプロケット)が採用され、2016年3月9日よりサービスを公開したことを6月7日に発表します。日本ピザハットでは、オンラインからの注文が増える一方、注文の途中で離脱してしまうユーザがいることや追加注文の案内を効率的にしたいと考えていました。この課題を解決するためにSprocketを導入したところ、会員登録率が134%に向上、追加購入は140%改善されました。さらに、スプロケットが収集したデータをCRMと連携し、メール配信などに活用するマーケティングオートメーション機能も提供しています。

■「食べたい」のに注文しない。「会員登録」の壁を突破するためのSprocketガイド
「注文に進む」ボタンをクリックしている人がなぜ途中で離脱するのでしょうか。離脱ポイントの一つが「会員登録」でした。そこで会員登録のメリット(購入頻度・金額によるランクアップ、会員限定クーポンなど)をお知らせするSprocketガイド表示し、会員登録に誘導しました。結果、導入2週間でガイドを表示しない場合と比べて表示した場合は会員登録率が134%になりました。さらに会員登録に進んだユーザを登録完了まで導くため、進捗バーとしてピザの調理過程を表示しました。徐々にピザができていく様子を表示することで、登録完了のモチベーションをアップさせました。

■まるで店員のような「追加注文のご案内」をナビゲーションで
オンラインでの注文では、ピザのトッピングの注文が少ないことも課題でした。そこでピザの詳細説明ページで人気のトッピングベスト3を紹介し、その後にトッピングの注文方法を知らせるSprocketガイドを表示しました。また別のパターンでは、「トッピングをお忘れではありませんか」というSprocketガイドを表示します。電話で注文したときに、店員がおすすめをするように自然なお声がけを実現し、2週間目で140%改善されました。

■マーケティングオートメーションの一部をSprocketが実行
既存の顧客セグメントとメール配信リストの紐付けも今回提供しております。スプロケットの導入により、顧客の利用状況にあわせたメール配信やクーポンの配信などサイトの行動データとメールのセグメントを連携が可能となります。今後、さらにSprocketツアーの表示の出し分けに限定せず、マーケティングオートメーションとしての活用を推進していく予定です。