台湾唯一のファッションフリマアプリ、maippleへ出資

株式会社ガイアックスは、連結子会社の株式会社GXインキュベートが運営するシェアリングエコノミー1号投資事業有限責任組合を通じ、台湾にて唯一のファッションフリマアプリ「maipple(マイプル )」の運営を中心に台湾での事業展開を行っている株式会社maippleへ出資を実施した。
●台湾初のC2Cファッション専用のフリマアプリ「maipple」を展開

 「maipple」とは、台湾にてファッションアイテムを簡単に出品でき、お得に買えるフリマアプリ。台湾で初めてのC2Cファッション専用のフリマアプリとして2015年12月のサービスリリース以降、出品数は右肩上がりで急速に成長している。日本、欧米でも成長著しいC2C市場だが、台湾でも盛り上がりをみせている。C2Cサービスで懸念される個人情報や決済は、ユーザー同士ではなくmaipple社を介して行われるので、ユーザ-は安心して取引することができる。なお、「maipple」は子会社である台湾法人、風尚精選股份有限公司が運営している。

●今後、東南アジア展開、日本との連携を視野に

 「maipple」は、台湾のみならず東南アジアに展開予定。国を超えて、相互に出品・購入ができるような仕組みや、アジアで日本のファッションアイテムが非常に人気があることから、日本との連携も視野に入れて、拡大を目指している。

●台湾・香港のインフルエンサーを強みに急成長

 株式会社maippleの台湾法人子会社、風尚精選股份有限公司は2012年に設立し、台湾・香港のインフルエンサーを約300名規模で独自にネットワーク化している。日系企業の台湾進出のコンサルティングや訪日外国人をターゲットにしたインバウンド施策など100件以上の実績がある。

●今後も多くの優良シェアリングエコノミー系スタートアップへの出資を目指す

 ガイアックスは、「人と人をつなげる」をミッションに掲げており、見知らぬ人同士がサービスを通じてモノや時間、空間、能力などを共有するシェアリングエコノミーの世界は、同社の目指すところだ。同社グループはこれまでも、地域ならではの観光体験を個人で掲載・予約できるマーケットプレイス「TABICA」や、国内最大の相乗りマッチング型長距離ライドシェアサービス「notteco」、外国人が教える家庭料理教室サービス「Tadaku」など、シェアリングエコノミー事業を展開している。

 そして、2016年1月4日からは、シェアリングエコノミーファンドによるシェアリングエコノミー系スタートアップへの投資育成事業を開始している。今後も、シェアリングエコノミーファンドによる優良なシェアリングエコノミー系スタートアップへの投資育成事業を幅広く展開し、日本全体のシェアリングエコノミー業界躍進に努めていく。