ECシステムに必要な機能って何だろう?

トーテックアメニティ株式会社

新型コロナウィルスが流行から生活様式も変わり、ECサイトで買い物をすることが当たり前になった昨今では各企業で自社のECシステムを運営することがかなり増えたと思います。
またDX化の推進を行わなければならないことから販売管理システムの需要も高まっています。
弊社でもお問い合わせいただくことが増えましたが、ECシステムに必要な機能は運営する企業によって大きく変わると感じられます。
そこで今回は弊社のシステムであるEC-Connect+を例にECシステムに必要な機能について考えてみたいと思います。

必要機能の検討で弊害になるもの

既存システムを運用されている企業からのお問い合わせでよく聞くのですが、パッケージの仕様でやりたいことができないということです。
販売施策や運用の自動化などを検討される際に、システム会社へ要望を出すとパッケージの仕様であったり、長くシステムを利用し、カスタマイズが入っている影響で新たな機能や修正を行う上での影響範囲が広く、コストが肥大化してしまうという問題があります。
弊社でもそういったことは発生し、過去のカスタマイズを場当たり的に行った結果の積み重ねであったり、そもそも方針が大幅に変更され、要望する機能の実装を想定していなかったなどの理由があります。
ただこういったことはシステムだけでなく、既存の運用ルールのようなシステム外の仕組みが原因で発生することも多く見受けられます。
このようなことからEC-Connect+を構築する際にカート機能や決済機能のようなカートシステムの部分と新規会員登録機能のような会員管理機能の部分を中心に弊社で管理しているシステム全てで実装されている機能以外は全て顧客に併せて制作するという方針を取りました。

必要機能の検討

上記の流れからEC-Connect+ではパッケージングしている機能(コア機能と呼んでいます)以外は基本的にお客様の要望に合わせて初期開発を行います。
もちろん通常のパッケージシステムと比べると初期費用は高くなることがほとんどですが、数年先の運用コストを含めた全体費用を考えると圧縮できるうえにシステム改修も迅速に行うことが可能です。
またフロントのデザイン面とプログラム面は分離した形で実装をしているので、デザインや文言の変更は弊社への依頼なしで行うことも可能です。
少し話は脱線しましたが、こういったことから初期構築時に必要機能の検討を密に行うことが多くので今回はどのように検討が進められるのかを簡単ではありますが、紹介していきます。
そもそも機能を検討する上で必要なのが運用面の理解度と今後の販売戦略が準備することです。
もちろん100%準備することは難しいですが検討する段階でわかる限り洗い出しておく必要があると考えております。
洗い出しを行った運用の実態からシステム化をする際に必要な機能を列挙していきます。
販売戦略についても同様ですが、こちらについてはトレンド等外的要因で変更を余儀なくされることが多々あるため、できる限り列挙するようにします。
機能を列挙した上ですべて実装するのか、初期構築時には一部機能を除外するのか等の選定を行います。
このようにして運用に合わせた形で必要な機能を検討することが割と一般的だと思います。

まとめ

機能選定において今回紹介した部分以外の要因で苦戦されていることも多々あるかと思います。
弊社のEC-Connect+についても紹介したものを中心に構築思想を固めていき、コア機能以外はここに実装をするというようなパッケージシステムとフルスクラッチシステムの中間にあたるポジショニングを取っています。
一般的にはあまりない形でのシステムにはなりますので、これまでシステム構築が上手く進められなかった等があったり、これからECサイトのリプレースを検討されておりましたら、一度ご相談いただければと思います。


著者

トーテックアメニティ株式会社

EC構築の新世代アーキテクチャ「ヘッドレスコマース」を採用した「EC-Connect+(イーシーコネクトプラス)」
従来からネット通販に注力してきたBtoC、DtoC企業様の課題解決はもちろん、アクセス負荷や、セキュリティ対策、リプレイスに伴うデータコンバートなど、インターネットを介したビジネスへの様々な取り組みに活路を見出す企業様をサポートします。

【EC-Connect+】
https://ec-connect-plus.jp/