今後も値上がりが予想される配送料
物流は相互協力。他社との縦・横の繋がりを考え、全体の生産性を守っていく視点が必要です。
ヤマトホールディングスの4−6月期決算で、法人向け配送料の交渉について触れられていました。全体的な平均単価についても段階的に上昇させていく見通しとしていますから、今後も値上がり傾向が予想されます。
我々EC物流企業も、ガソリン代や人件費の値上がりに、真摯に向き合わなければなりません。直近では、値上げをしなければならない企業と、そうでない企業で明暗がはっきり分かれることになりそうですね。
物流コストはトータルで決まります。それは宅配一本に絞ったとしても変わりません。
ドライバーが物流センターに来るまでのガソリン代、センターに到着してからスムーズに出入りできるかといった生産性、そもそもドライバーや、その前段階で支度をしてくれる倉庫スタッフを集められているかという所にまで及びます。
悪い例ですので匿名でお話しいたしますが、私が以前に勤務していた会社近くの港には、有名アパレル企業の物流センターがありました。
そのセンターでは、フォークリフト運転手の雇用に苦労しているという噂があり、トラックの出入りがスムーズに行われないという話を各所で耳にしました。
発送依頼を断った運送会社からは「この値段ではちょっと…」なんてコメントも伺いました。1日に必要な売上に見合わないと判断されてしまった訳です。これは宅配においても同じことです。ドライバーが運転に集中できる環境を整えてこそ、適切な人件費をはじきだせます。
物流は、一社単独ではなく、相互協力で成り立つ部分が多くあります。他社との縦・横の繋がりを考えて全体の生産性を守っていく視点が必要となるわけです。
当社も待ち時間の少ない物流センターを構築し、配送コストについては、パートナー企業との話し合いの場を常に設けています。
配送費用は、今後もしばらく物流ユーザーにとって課題となり続けるでしょう。当社は、これからも持続可能な物流をお客様に提供できるよう、最適化された物流体制を模索してまいります。
From LIV CREATION Public Relations.
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